お見舞い金の相場金額とのしの書き方ご存じですか?
親戚や親しい友人が入院したらすぐにお見舞いに行きたいですよね。
行けない場合でもお見舞金を家族に渡したりすることがあります。
その時に一体いくら程、お包みしたらいいのか、とっても悩みますよね。
病院に直接お見舞いに行けるほど仲の良い友人でしたら何か欲しいものや好きなものを持って行ってあげるだけでいいかもしれませんが、
親戚や会社関係の人だとお金を包むことが多いでしょう。
また、入院だけでなく災害などのお見舞金をお渡しする場合もあります。
今回はお見舞金の相場金額やのしの書き方についてご紹介します。
1.入院したときのお見舞金の相場はいくらくらい?
入院は意外にお金がかかるものです。
治療費だけでなく、お部屋代や退院してからも検査やリハビリ通院などがある場合もよくあります。
ですので入院されている方からすると、お見舞金をもらえるということは実はとってもありがたいことです。
お見舞いのときに何か品物を渡すことが多いですが、一緒にお金を包んで渡してあげると相手はとっても助かります。
その時の相場ですが、お見舞金の金額は10,000円以内が基本です。
また、相手との関係でも金額は変わってきます。
家族や親戚など近くて親しい間柄ならば10,000円、友人なら5,000円、会社関係の同僚なら3,000円が金額の相場です。
2.災害にあった時の見舞金の相場はいくらくらい?
地震や水害などの災害にあった時のお見舞金の相場は入院した時の相場とは少し違います。
今後の生活の事などを考えて、入院されたときの見舞金よりも多めなのが相場です。
そしてこれも相手との関係で金額が変わってきます。
兄弟や祖父母など家族の場合は30,000円~100,000円とかなり幅が広いですし金額も多めです。
親戚は10,000円から30,000円、友人の場合は5,000円~20,000円、会社関係の同僚は5,000円~20,000円、一般の知人は5,000円~10,000円です。
また、お金を包まなくても、知らない人であっても、災害があった場合にはテレビや企業などを通じて募金をすることが出来ます。
電話や銀行振り込みなどで、その金額は数十円から数万円と幅広いです。
この時には振り込み手数料はかからない場合がほとんどなので遠くの知らない土地、
知らない人のところで起こった災害には公共の募金活動をしているところを利用して手助けをすることが出来ます。
3.お見舞金のお金の包み方や、のしの書き方
病気や災害は二度とあってはならない、あいたくないものですから、のしは病気を伸ばす意味があると嫌う人がいるのでつけないほうが無難でしょう。
水引はかけないか、白赤の結びきりか、あわじ結びにします。
一般的には左側に赤い線の入ったお見舞い用の封筒や無地の封筒を使います。
表書きには「御見舞」「祈御回復」などと書きましょう。
筆で書くのが一般的ですがスタンプなどでも大丈夫です。
名前はフルネームで書きます。
筆で書くのが一般的です。
中包みの袋には表中央に金額を書きます。
例えば金壱萬円(1万円)というように頭に金をつけます。
おしりに也は必要ありません。
中包みの裏側には住所を書きます。
左端に寄るように書きます。
最近の中袋には金額や住所を書く欄が印刷されていることが多いのでその場合はその書き方に従いましょう。
筆で書くのが一般的ですがボールペンやサインペンでも大丈夫です。
表面の折り方や重ね方は、上側を内側にします。
下から上にという折り方をすることで、病気や災害が回復するように快方に向かいますようにという願いを込めての折り方です。
ここは一般慶事の折り方と一緒ですね。
4.お見舞金として包むお金は旧札?新札??
入院や災害などのお見舞金には旧札を使います。
新札を入れるという事は、あらかじめお見舞いのお金を用意している、
つまり、病気になることや災害が起こることを予想していたように思われるのでやめましょう。
お葬式の時のお香典と一緒の考え方です。
仮に新札しかない場合は、軽く全てのお札を折ってから入れましょう。
旧札をいれるということは、新札を用意する時間がないくらい早く駆け付けたという意味になりますので旧札を用います。
御見舞金のお札の入れ方ですが、お顔を裏返して入れると不幸事という意味で気分を害してしまうこともありますので、普通に表向きに入れて大丈夫です。
突然の親しい方の入院や災害は何かお役に立ちたい気持ちでいっぱいなはずです。
その気持ちが伝わることが一番なので、少しくらいの間違ったお見舞金の渡し方で怒る人は少ないと思います。
しかしながら、あまりに非常識な渡し方をすると、この人は常識知らず?
またはこの人は私の不幸を面白がっている??なんてことを思ってしまうかもしれません。
そうならない為にもしっかりと最低限のマナーを知ってスマートに渡したいものです。
また、お見舞金は受け取りたくないという人も最近は多いですし、お返しをしなければいけないので面倒と思っている人もいます。
相手の気持ちを良く伺ってからお渡しすると良いでしょう。