余ったご飯をおいしく保存する方法は冷凍が1番!

余ったご飯をおいしく保存する方法ご存じですか?

育児中などは一気にご飯を炊いて、離乳食を作るときに少しだけ利用できたら便利ですよね。

もう食べきれないし、一回炊いたご飯は時間が経つとどんどん不味くなっちゃうし保存するのが面倒だから捨てようかな・・・。

なんて捨ててしまうなんてものすごくもったいないですよ。

上手に保存すれば次に食べるときも炊きたてのようにおいしくご飯をいただくことが出来ます。

今回は余ったご飯をおいしく保存する方法をご紹介します

1.余ったご飯を一番おいしく保存する方法とは

保温保存、常温保存、冷蔵保存、冷凍保存など保存方法にはたくさん種類がありますが、一番おいしく保存できる方法は「冷凍保存」です。

ご飯がまずくなってしまう一番の原因は、米が「老化」してしまうことです。

「老化」とは米の主成分の「でんぷん」の中の水分が失われてパサパサになってしまうことです。

パサパサになったご飯ほど不味いものはありません。

つまり、その米の「老化」を冷凍保存をすることによって老化の進行をすごく遅くしてあげたり、防いであげればいいのです。

ちなみに余ったご飯を冷蔵保存すると水分が飛んでしまうので、2日が限度の保存方法になります。

また、そのまま炊いた炊飯器の中で保温保存しておくと、米の老化はどんどん進み、

一般的に5時間を越えるとご飯の見た目の色も黄色くなり米の表面に膜が張り、味も著しく劣化してしまいますので要注意です。

さらには炊飯器で6時間以上保温すると、もう一度ご飯を炊くのを同じくらいの電気量を使ってしまうので注意が必要です。

2.余ったご飯を冷凍するときのコツとは

炊きたてのご飯を冷凍するのが一番良い方法になりますので、茶碗一杯を目安に米同士がくっつかないように軽くラップに包んで、

余計な熱を逃がしてから冷凍庫に入れましょう。

いくら炊きたてを冷凍するのが美味しいからといって、ご飯が熱いまま冷凍庫に入れてしまうと、冷凍庫内の温度が上がって

他のものに悪影響を及ぼす可能性がありますので注意が必要になってきます。その際、完全にパックできる容器にいれるとさらにいいでしょう。

そのまま電子レンジにかけられる耐熱容器にいれるのも、このあとの工程がすごく便利になります。

冷凍するとご飯は3週間くらいは持ちますが、その際の季節や暮らしている地域や冷凍庫の性能によっても差がありますので、

なるべく早く消費出来る様にしたほうが良いですね。

3.冷凍保存した余ったご飯を解凍するときのコツとは

自然解凍は不味くなってしまうので、凍ったままの状態で電子レンジで一気に加熱しましょう。

冷凍と解凍が上手に行われた場合、ほとんど味が落ちない状態でご飯を食べることが出来ます。

冷凍するときに小分けにしておいたので、必要な分だけ利用できて便利ですよね。

ご飯をおじやや雑炊などに再利用する時は凍ったままお鍋にいれて、だし汁や調味液を入れて火で加熱しましょう。

水分も出てきますので火をかけながら味を調節するのも忘れずに。

解凍したご飯をチャーハンやオムライスなどに利用するのも美味しいですよ。

その際はご飯をきちんと解凍してから使用しましょう。

4.余ったご飯をその日のうちに消費したい場合の保存方法とは

余ったご飯をその日の内に数時間以内に食べられる場合は、おひつにいれて保存する方法もオススメです。

日本では火でお米を炊いていた昔の時代などは、朝に一日分のご飯を炊いて、おひつにいれて保存して夜まで食べていましたよね。

炊飯器などなかった時代です。

特に木でできたおひつはご飯の余計な水分を吸い取ってくれるし、ご飯のにおいの劣化もなく、おいしくご飯をいただくことができます。

木のいいにおいがついたご飯は、炊き立てとはまた一味違って美味しいものです。

もちろん最近は木以外で出来たプラスチックなどのおひつも色々売っています。

さらに酢飯にしてお寿司用などでおひつに保存しておくと、ご飯がちょうどいい堅さになって余計は酸っぱさが飛んで

酸味がまろやかになって時間がたっても美味しいですよね。

おひつの一番の利点は水分が飛びにくいところです。

しかしそのままの保存になるので、そのままにしておくと劣化も少々早いのが難点になります。

炊いたご飯をおいしく保存できる方法は色々ありますが、保存したご飯はやはり早めに食べることが大事になってきます。

お米は炊いたときから老化や劣化が始まっていますし、食中毒などの危険性もありますので長期の保存には要注意です。

炊きたては一番美味しいですが、ご飯が余ってしまった場合は上手に保存して、家事の時短などにも役に立ちますし、

いつもご飯を美味しくいただきたいものですね。