節分の時期と由来。2018年はいつ!?

節分は身近な行事でありながら、時期や由来について詳しく考えたことはないかと思います。

鬼は外福は内と言いながら豆まきをしますが、せっかくなら行事の意味合いを知って行いたいところです。

ここでは、節分の時期や由来について紹介します。

1.そもそも節分とは何か

日本には春夏秋冬の四季があり立春や立夏、立秋、立冬など季節の変わり目を表しています。

そして、これらの変わり目を節分と呼び、年間4回の節分が本来の回数でした。

節分の節は季節を表していて、分は季節を分けるという意味があります。

しかし、現在節分を年4回行うことはなく、今でも行事として残っているのは、立春の前に行う節分のみです。

何故、立春の前に行う節分のみが残っているかですが、四季を一年で考えると季節の始まりは立春で現在でいうところのお正月です。

お正月の前は大晦日となるので、立春の前の節分は同様の重要性があり現在でも行事として残っています。

2.節分の由来とは

節分と言えば鬼に豆をまきますが、なんで鬼なのかと疑問を感じる方も多いと思います。

由来は平安時代の「ついな」といわれる宮中行事で、季節の変わり目に溜まっている悪い気を払うというものでした。

新たな季節を迎える時に、悪い気を持ち越すことは良くないと考え、邪鬼を払うという意味で行事を行っていました。

節分イコール鬼になった理由は、昔から悪い気は鬼が原因と考えられていたので、悪い気を払うイコール鬼払いになっていました。

平安時代の「ついな」は、豆をまくという習慣はなく室町時代から豆をまき始めて、現代の節分に近付いたのは江戸時代以降からです。

3.節分の時期について

節分の時期は2月3日と思いがちですが、実は毎年同じとは限りません。

詳しく調べると、立春は太陽の位置によって決まるため、毎年国立天文台が暦要項で発表しています。

節分は2月3日が多いですが、その理由は立春にあたる日が2月4日になることが多いからです。

その為、2月2日が節分の年や2月4日が節分の年などもあります。

ちなみに2018年の節分は2月3日の土曜日です。

節分の日は大寒の最終日のため、一年の中でも寒いことが多く体調を崩しやすい時期でもあります。

節分で歳の分だけ豆を食べますが、この意味合いは健康を祈願するもので、邪鬼を払う以外に体調を崩しやすい時期ならではの行事とも言えます。

4.節分は恵方巻を食べる

節分には豆まき以外に、恵方巻を食べるという習慣があります。

恵方巻の食べ方は、その年の恵方を向きながら黙って一気に食べるというルールがありますが、食べ方については自分のペースに合わせて食べるのがオススメです。

恵方巻を一気に食べて詰まらせては、邪鬼を払う行事の意味がなくなってしまいます。

また、節分で恵方巻を食べるようになったのは歴史が浅く、定番になったのは数十年前からです。

昔は、節分に食べる物はそばが一般的で、現在でいうところの年越しそばに該当します。

時代の変化と共に風習も変わっていき、節分に食べていたそばを現在は大晦日に食べるようになっています。

ちなみに、江戸時代のそば汁は醤油が高価で貴重だったため、現在の汁と違い味噌の浮き汁をベースにしていました。

節分に食べる物は地域によって違いがあり、こんにゃくや豆腐、クジラなどを食べるところもあります。

節分の由来は諸説があり色々な説があるものの、無病息災を祈願する行事という点ではどの説でも同じです。

節分に食べる物は縁起が良い物とされていて、地域によってそれぞれ食べる物に違いがあります。

節分についての由来や時期を知っていると、行事の大切さを認識できるため、毎年意味を感じながら節分の行事を行えます。

また、子供にしっかりとした節分の意味を教えてあげることもできます。