引っ越しをした際の近隣などへの挨拶回りは義務ではありませんが、長くそこに住もうと考えるなら、
挨拶回りをした方が居心地良く生活する事ができます。
今回はそんな引っ越しの挨拶時に注意すべき点と最適な贈り物をご紹介します。
1.挨拶回りをする時期
引っ越ししたけど、いつ挨拶回りをしたら良いのか結構迷うところです。
絶対この期間というのは明確には決まっていませんが、できれば入居してから早めの日に挨拶回りをした方が良いでしょう。
その理由は、近隣に住んでいる人は常に町内の色々な情報を知っています。
ですので誰かが引っ越してくる事も知っています。
特にお隣りさんは見ていたりする事もあるので、いつ入居したなどもわかります。
それなのに、数日経過しても挨拶にも来ないとなると、お互い隣同士として仲良くしていこうという気持ちも薄れていく場合もあるので、
引っ越したその日が1番ベストです。
2.引っ越した地域によって異なる
挨拶回りは、引っ越した地域によって異なります。
簡単にいうと、地域によってどこまで挨拶回りに回らなければいけないとか決められているところがあるという事です。
この場合は、町内をまとめている会長や班長、区長などといった人達がどこまでが同じ町内の人の家かなどを教えてくれたり、
一緒に回ってくれたりする地域もあります。
また、マンションなどの集合住宅はそういった事はあまりないので、一戸建てに引っ越しされる人は
その点をまず町内を取りまとめている人に確認した方が良いでしょう。
3.挨拶回りの優先順位
挨拶回りはどこからでも良いとは思いますが、町内のしくみを知った上で挨拶回りをした方がスムーズなので、
町内を取りまとめている人から先に挨拶回りへ行くようにしましょう。
そしてその次にまとめ役がいる場合は2番目、そして次は隣りといった感じで回ると良いでしょう。
万が一、留守だった場合は仕方ないと思いますので、忙しい夕方は避けて夜8時くらいまでなら常識の範囲内です。
それが過ぎるようでしたら、後日あらためましょう。
4.最適な贈り物
贈り物はタオルが1番最適です。
タオルを使わない人はいませんし、箱詰めすれば1枚であってもそこそこの見栄えもして、ブランド物のタオルであっても比較的安価で済みます。
挨拶回り先全て同じものでも構いませんが、町内を取りまとめている人などへは少し大きめのタオルにするなどしても良いかもしれません。
但し、それ以外の近隣宅へは同じものにした方が良いです。
ご近所は違う物だと不平不満を言う人も中にはいますので、一律の方がうまくまとまります。
5.贈らない方が良い物
食べ物はあまりオススメできません。
賞味期限などの点もありますが、食べ物には好みがあります。
そして、あまりに豪華過ぎる品物も挨拶回りの贈り物としては避けていただきたいですね。
相手側に気を遣わせる事になりますので、1、000円までにおさまる物が丁度良いです。
挨拶回りの贈り物は、これからよろしくお願いしますという気持ちを伝えるものでもありますが、顔合わせをしてお互い知り合う機会でもあります。
渡す時にも一言「わからない事が多いので色々お世話になると思います」という事も添えると快く受け入れてもらえますよ。
6.贈り物は多めに用意
挨拶回りは回れば回った分だけ、お互いを知り得ますし相手側も自分のところにも来てくれたと快く思ってくれます。
引っ越す前にある程度、挨拶回りをする軒数を偵察しておいて、それより3~5個ほど多めに用意しておくと、
引っ越した後に何等か町内でまだ挨拶回りする先があったりした時などに役立ちます。
また、タオルなどであれば多めに用意しておいて余ったとしても自宅で使用できます。
7.贈り物ののし
のしは、自分や家族の事を早く覚えて貰えるよう、名字を入れると良いです。
町内が広ければ相手側もなかなか名字が覚えられないと思いますので、名字を入れれば印象に残って覚えてくれます。
のしやラッピングなどは購入したお店で全てやってもらえますし、挨拶回り用などで既にタオル1枚が箱詰めされているものや、
スポーツタオル、フェイスタオル2枚セットなどがありますので、そういう物を選ぶと箱代が余分にかかる事もないのでお得です。
いかがでしたか?引っ越しの挨拶回りは今後、生活していく上で大事な行事の1つでもあります。
失敗しない為には、挨拶回り先を把握して、豪華過ぎない万人受けする贈り物を用意して、入居したその日もしくは次の日には伺いましょう。
お世話になります・よろしくお願いしますという謙虚な気持ちを込めて挨拶回りをすれば、快適に暮らせると思います。
服装などに決まりはありませんが、シンプルでラフ過ぎない服装で行った方が印象が良いと思いますので、笑顔で明るく挨拶回りをしましょう。