カーテンにカビが生える原因と綺麗に除去する掃除方法

最近寒くなり、じめじめし始めてきましたね。

昼間明るい中でふとカーテンを見てみたら、なんだか下の方に黒いポツポツが…何の汚れ?

いえいえ、その黒いポツポツ、実はカビなんです。

冬の室内外の気温差だけでなく、梅雨や秋の長雨の時期も湿度が高く、意外と要注意です。

カーテンは高いカーテンレールからはずすのも手間、取りつけるのも手間、ついでに外している間外から丸見えになってしまうことも考えると

面倒くさくなってしまい、ついつい見なかったふりをして放置しがちです。

でもカビは空気中に胞子が出るのでどんどん増えますし、なにより家族の健康が心配です。

特にカビやすいのがレースのカーテン。

カビたカーテンをつけて換気をすると、外からの風にカーテンのカビ胞子がのって、カビの胞子が部屋中に広がってしまっているかもしれません。

1.なぜカーテンがカビてしまうのか?

カーテンのカビの原因はいくつかありますが、多いのは結露と湿気です。

結露とは室内と外気の気温の違いでガラスに水滴がつくことで、その水滴がカーテンにつくことで濡れ、空気中のカビがついて増えていってしまうのです。

カビは物に取り付き、適度な温度と適度な湿度で成長します。

成長しきるとそこからさらにカビ胞子を空気中へ撒き、どんどん増えていきます。

空気中のカビ胞子を完全に取り除くのは難しいので、カーテンについたカビを殺し、増やさないことを重点におきます。

2.小さなカビに。簡単なお掃除方法

カビてしまったカーテンにも、段階があります。

まず一番手軽で薬剤を使わない方法としてあげられるのは、熱湯での揉み洗いです。

熱いお湯を使うので火傷の注意が必要ですし、時間の経ってしまった頑固なカビは落とせませんが、

カーテンの裾の方が少しだけポツっと黒い…という初期の段階にはとても簡単で思い立った時にパッとできるのがメリットです。

ちなみに水でカビは殺せませんので必ず熱湯でしましょう。

ぬるいとカビの繁殖に適した温度になってしまい、落としたはずのカビがまたすぐ復活してしまいます。

カビの怖いところは、一見落ちているように見えて残っていることです。

普通の洗濯をしてカーテンの見える黒いポツポツが消えても、カビは殺せていません。

それどころか、見えないほど小さくなったカビの胞子がこすったところについて広がってしまうのです。

カビたカーテンを洗濯機でそのままお洗濯…なんてことをすると、カーテン全体、

もしかしたら洗濯機にまでカビの胞子が広がってしまっているかもしれません。

その洗濯機で服を洗濯してしまったら…想像するとゾッとしてしまいますね。

3.頑固なカビに。薬剤を使ってするお掃除方法

時間が経ってしまった、または広範囲に広がってしまったカビには、漂白剤を使って掃除します。

漂白剤につけても、すぐごしごしこすってしまうとなかなか落ちない上にカーテンの生地が痛んでしまうので、付け置き洗いで洗いましょう。

漂白剤につける前にカーテンの洗濯表示を良く見て、洗濯機洗いできるものなのか手洗いのみのものなのかを確認してくださいね。

また、付け置き時間も漂白剤によって違います。

きちんと漂白剤の表示、注意事項を守りましょう。

漂白剤を使う際には、ビニール手袋、マスクなどを用意して、換気を忘れずに行ってください。

4.カーテンをカビさせない予防方法その1

まずはカーテンが濡れるのを防ぐことです。

結露取り用の掃除用具もありますが、そうはいっても毎日何度も結露をふき取るのはとても大変です。

結露を吸収してくれる結露取りシートは窓の下の方に貼っておくだけなのでとっても簡単。

今はキレイにカッティングされたおしゃれなものも多いので、結露取りシートってダサいから嫌。

と思っていた方にもオススメです。

ガラスに凹凸があり結露取りシートが貼れない窓には、結露防止スプレーもあります。

5.カーテンをカビさせない予防法その2

カーテンのカビは、埃や汚れの中にいるカビ胞子が原因の場合もあります。

窓をキレイに拭き掃除をして、カーテンレールの上の埃や汚れもふき取りましょう。

意外とカーテンレールの上のお掃除は大掃除からも漏れがち。

でもカーテンレールの上にある埃は、風で落ちてきて、カーテンにつくカビの原因になるのです。

6.カーテンをカビさせない予防法その3

意外と知られていない予防法として、布の除菌スプレーがあります。

基本的には布についたいやなにおいを取るスプレーですが、最近は洗えない布用に除菌効果のあるものがあります。

殺菌はできないようなのでカビの除去には使えませんが、カビの予防には使えます。

カーテンを洗ってカビをしっかり落としたら、シュッシュッと予防しておくとより効果的かもしれません。

思っているよりたっぷりかけないといけないようなので、どのくらいスプレーするといいのか、これも表示を確認してくださいね。

いかがでしたか?意外と掃除自体は一つ一つ簡単なものが多いですよね。

雨の合間の晴れた日にカーテンを洗って、せっかくお掃除をしたのならこれからのカビの予防もして、大切な家族の健康を守りましょう。

それに買ったときのような真っ白になったレースのカーテンを見て、気分が明るくすっきりするかもしれません。