結婚して子供のいる家庭が一般的だと考えられている時代もありましたが、今では一生独身でいる人や結婚をしても子供は欲しくない人、同性結婚など様々な生活スタイルが増えてきました。
子供が欲しいけどなかなか授からない人がいる反面、子供はいらないと考える人にはどのような理由があるのでしょうか。
1.自分のやりたいことがある
女性が子供はいらないと考える理由の多くは、子供ができると自分のやりたいことが自由にできなくなってしまうからというのがあります。
特に仕事にやりがいを感じている働く女性は、出産や子育てで仕事を今までのようにできなくなることを心配します。
今の世の中でもまだ、育児休暇を思うように取れない会社は多くあります。
長い産休や育休を取ることにより、仕事での重要なポジションから外される可能性もあるでしょう。
これまで頑張って築き上げてきた会社でのポジションから抜けたくない気持ちがあります。
まだ見ぬ子供のことを考えるよりも、今夢中になっている仕事を優先したい思いがあります。
子供ができて子供中心の生活スタイルになり、今までのように自分のやりたいことを優先させることができなくなってしまうので、子供はいらないと考えているのです。
2.経済的に負担が掛かる
子供を育てるには経済的な負担が大きいことが、子供はいらないと考える理由の場合もあります。
子供を一人育てるには約二千万円程のお金が掛かると言われています。
自分の生活をするだけでも精一杯の人にとっては、子供を育てる経済的な余裕を感じられないのでしょう。
子供ができると、子供の教育費や習いごとにお金が掛かるので、自分で自由に使えるお金が無くなってしまうことも考えられます。
子供が生まれると確かにお金が掛かることがたくさん出てくるでしょう。
不安になる気持ちもわかりますが、私学へ行かせずに公立の学校へ通わせたり、国からの補助金を利用したりすれば、子供を育てるお金は案外なんとかなるものです。
3.責任を持ちたくない
子供はいらないと考える理由の一つに、親になって責任を持ちたくないということもあります。
今の自由な状態が幸せなので、子供ができたことで責任を負って育児をしなければならないことに抵抗を感じます。
子供ができると子供を育てていくという責任が生じますが、その責任をやり遂げる自信が無いのです。
それまでは、パートナーと二人で海外旅行をしたり、趣味を楽しんだり、人生を謳歌してきて、これからもそうやって人生を過ごしたいと考えている場合には、子供はいらないと感じるのかもしれません。
ですが、子供を育てるのは責任ばかりで大変なものだということはありません。
子育てにも新たな発見や楽しみがあります。
4.子供が苦手
子供はいらないという理由に、子供が苦手だという場合もあるでしょう。
子供と接する機会が今までなくて、子供とどう接すればいいのか接し方が分からない人もいてます。
子供の自己中心的な振る舞いや、すぐに泣いたり怒ったりぐずるのが嫌いな人もいます。
子供は元気いっぱいなので、一緒にいると疲れると感じる人もいるかもしれません。
なんらかの理由があって子供が苦手だと感じているので、自分が子供を好きになれると思えないのでしょう。
ですが、子供が苦手だと感じていたとしても、子供ができてしまうと、我が子だけは無償に可愛いと感じる人も多いです。
子供の嫌な部分だけしか見えなかったのが、ずっと一緒にいることで良い部分もたくさん知ることができるかもしれません。
いかがでしたか。
子供はいらないと考える理由には、自分にやりたいことがあって出産や子育てに時間を取られたくない場合や、経済的に子供を養っていくことができない場合、子供に対して責任を持ちたくない場合、子供が苦手な場合などが考えられます。
子供を育てることは、確かにそれらのようなデメリットも存在します。
ですが、我が子への愛しい気持ちや、子供を育てるいきがい、新しい発見や喜びなどメリットもたくさんあります。
本当に自分の人生に子供が必要ではないかどうか、しっかりと自分の幸せについて考えてみてください。