親が兄弟差別してしまう悲しい3つの理由

兄弟がいる家庭によくある出来事が、親が兄弟差別をしてしまうことです。

自分の子供を差別するなどあまり良いことだとはいえませんが、多くの家庭で兄弟差別は行われているといえます。

では、このような兄弟差別は、どのような事が原因で起こってしまうのでしょうか。

今回は、親が兄弟差別をしてしまう理由をご紹介していきます。

1.片方に期待している

親が兄弟差別をしてしまう理由としては、片方に期待していると考えられます。

兄弟では能力などに差が付く場合も多く、兄ができることを弟ができなかったり、またその逆の状況もよくある話です。

この差が大きくなりすぎてしまうと、親は片方の子供に期待を寄せてしまい、もう一人の子供を蔑ろにしてしまう傾向にあります。

このように兄弟差別をしてしまう親は、期待している子供にだけ愛情を注いでしまいます。

優れている子供にはわがままを聞いてあげ、やりたいことを自由にやらせてあげる一方で、もう一人の子供にはわがままを言うことなどは許しません。

それどころか望まないことばかりをやらせる場合も多く、明らかな兄弟差別を行ってしまいます。

このように、兄弟差別をする親は、片方の子供に期待をしているといえます。

両方を大切にしようなどと考えるのではなく、優れている子供だけに対して、親の全てを注ぎ込もうとしています。

2.言うことを聞く方をひいきする

親が兄弟差別をしてしまう理由としては、言うことを聞く方をひいきしてしまうからだといえます。

子育ては非常に大変であり、思い通りにいかないこともよくあります。

中でも子供の反抗などは腹が立つものであり、言うことを聞かない子供、怒っても反省しない子供などには、強く当たってしまう親は多いでしょう。

一方で、素直で言うことを聞く子供は非常に扱いやすく、親にとっては手のかからない子供だといえます。

反抗的で扱いにくい子供と比べるとどちらが良いかは一目瞭然であり、手のかからない子供をひいきしてしまうことにつながっていくのです。

このように、親が兄弟差別をする原因には、子供が言うことを聞くかどうかが関係しています。

素直な子供がひいきされてしまうことは当然といえば当然であり、より親にとって都合の良い子供にするために、兄弟差別を行ってしまいます。

3.下の子を可愛いと思ってしまう

親が兄弟差別をする際にありがちなのが、下の子をひいきしてしまうことです。

生まれたばかりの赤ちゃんは非常に可愛いと感じ、また、世話をする必要もあります。

そのため、下の子を可愛いと感じることが多くなり、上の子が疎かになってしまいます。

下の子が可愛いという理由に加えて、上の子が反抗的になる時期であることも影響しています。

年の差にもよりますが、二人目の子供が生まれる頃には、上の子は自由に話すことができるようになっている場合もあるでしょう。

すると、言うことを聞かなかったり、手がかかったりするなどによって、上の子のことを鬱陶しく感じてしまいます。

下の子が可愛く、上の子が鬱陶しいのであれば、迷いなく下の子を可愛がってしまう事態が起きやすくなっているのです。

このように、親が兄弟差別をする理由には、下の子の方が可愛いと感じてしまうことがあげられます。

親は自分の都合のいい子供を好きになってしまうので、このような事態はよくあることです。

親が兄弟差別をしてしまうのは、はっきり言ってしまえば当然だといえます。

好き嫌いは誰にでもあり、合う合わないの相性面もあるでしょう。

しかし、兄弟差別が良い影響をもたらすかといえばそうではありません。

合う合わないはあっても自分の子供のなのですから、どちらも同じように接することを意識したほうが良いでしょう。