育児が原因で子供を嫌いになってしまう悲しい理由とは

今までは子供が大好きだったはずなのに、育児を始めると、子供嫌いになってしまうという悩みを抱えている人は少なくありません。

場合によっては、かわいいはずの我が子のことすらも嫌ってしまうケースもあります。

なぜこのようなことが起きるのでしょうか。

そこで、育児中に子供が嫌いになってしまう理由についてご紹介します。

1.「子供はただかわいいだけの存在ではない」という現実を知るから

子供好きな人は、自分が育児をする前は、「どんな子供でも無条件にかわいい」「子供はいつでも天使のような存在だ」と思って疑いません。

それは、育児の厳しい現実を自分のものとして実感していないからです。

確かに子供は愛らしい存在です。

しかしそれと同時に、子供には社会性がまだないため、良いことと悪いことの区別がつきません。

「感情をコントロールする」「我慢をする」ということができないため、本能の赴くままに行動します。

そのため、大人の都合に関係なく、迷惑をかけます。

それにも関わらず、「身近な大人は無条件に自分を愛してくれる」と信じて疑いません。

子供は、そのような身勝手さを持っている存在でもあります。

このように、子供は「ただかわいいだけの存在ではない」ということが、育児に奮闘する毎日を通して、嫌でもわかるようになってきます。

これにストレスを感じて、子供嫌いになる人が多くなります。

2.何度注意しても言うことを聞かないので、ストレスを感じているから

子供は、「やってはいけません」と注意しても、何度も同じことをしてしまうものです。

しかし、言うことを聞かないからと言ってそのまま放置しては、しつけになりません。

多くの人は、そのことを理解しているからこそ、子供に対して何度も同じ注意をしてしまいます。

それでも子供が言うことを聞いてくれないと、それがストレスになり、子供そのものに対する嫌悪感に繋がるのです。

いくら注意しても、子供が同じことを繰り返すという場面を見せられると、「いつまでこの状態が続くのだろうか」とイライラしてしまいます。

同じことを何度も言葉にして注意する行為自体も、大きなストレスになります。

子供が自分の思う通りに育ってくれないというストレスは、子供に対する嫌悪感の大きな原因の1つです。

3.育児で心身共に疲れて余裕をなくしているから

「育児で子供が嫌いになった」という人は、本当は心の底では、子供に対する愛情を十分に持っています。

それにも関わらず、子供が嫌いになっている人は、育児中のストレスや疲れで心身が悲鳴を上げ、余裕をなくしているからです。

心身共に健康で順調な時は、人は誰でも余裕を持つことができます。

その状態であれば、いくらでも子供に愛情を注ぐことができます。

しかし、心身の余裕をなくすと、どんなに愛情深い人であっても、自分のことで精一杯になり、自分以外の存在に気を回すことができなくなります。

そのような状態の時に、子供に振り回されてしまうと、心身の状態が限界になってしまい、最後は子供そのものを嫌ってしまうという結果になってしまいます。

4.自分の時間を容赦なく奪う子どもに対して、ストレスを感じているから

育児が始まると、生活の大半が子供中心になってしまいます。

それに加えて、子供の場合は、突発的な体調不良や夜泣きも多く、育児中の母親は睡眠時間すら満足に取れなくなってしまいます。

ましてや、自分の好きなことをする時間を取ることなど、夢のまた夢だという人がほとんどです。

このように、とことんまで自分を振り回し、自分の時間を容赦なく奪っていく子供に対するストレスが限界に達すると、最初は子供好きだった人も、徐々に子供嫌いになってしまうことが多くなります。

いかがでしたか。

育児中に子供が嫌いになってしまうのは、「1日中子供に振り回されるストレス」「子供が自分の思い通りにならないストレス」「自分の時間を子供に全て奪われてしまうストレス」が原因です。

言い換えれば、「ストレスで余裕をなくしていること」が大きく関係しているということです。

このような状態になる前に、上手に気分転換をするなどして、工夫しながら育児を乗り切ることが必要です。

悩みを1人で抱え込まず、人に相談してみるということもオススメです。

どんなに強い人でも、1人ですべてを抱え込むと、必ず限界が訪れます。

子供を嫌いになってしまう前に、上手に工夫をして、自分の心身を守りましょう。

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