母乳育児の知っておきたいメリット・デメリット

赤ちゃんが生まれると、完全に母乳で育ててあげたいと思うママも多いことでしょう。

母乳で育てることで、赤ちゃんにとって良いことが多いのも事実であり、大切な栄養源になります。

しかし、逆に母乳だけの育児の場合、デメリットとなる部分も出てくるため、

母乳で育てる上でもメリット・デメリットを知っておく必要があるでしょう。

1.母乳は赤ちゃんにとって最高の食事

赤ちゃん、乳児時期にとって母乳はとても大きな栄養を得られ、

またそれが赤ちゃんにとっての食事になります。

特に初乳には、赤ちゃんの免疫を強めてあげる作用が強く、

健康でいるために必要な成分が多く含まれていることも知られています。

赤ちゃんにとって大切なカルシウムやリン、鉄分がママの母乳を通して体内に取り込めるため、

赤ちゃんの体内でも吸収しやすい良質な栄養源です。

またまだ研究段階ではありますが、母乳の中にはウイルスや菌の増殖を予防する成分が含まれているために、

免疫がつきやすいとも言われています。

ママの摂った食事を、同じように液体にして赤ちゃんが摂取することによって、

アレルギーにも強くなると言われているのです。

母乳で育てる上で一番のメリットは、こうした栄養面がとても充実していること、

また赤ちゃんの免疫を強め、健康的な体作りをサポートしてくれる点でしょう。

歯が生え始めると、母乳だけに頼らず離乳食なども始まってくるため、

出来ればその期間は母乳が出やすいように、ママも良質な食事をとることを心掛けることによって、

赤ちゃんに十分な食事を与えることが出来るでしょう。

2.密着することの大切さ

母乳を与えることによって、必然的に赤ちゃんとママが密着する体制になります。

赤ちゃんが生まれてからすぐにママの胸の上に置かれ、抱く状態にして密着するカンガルーケアと

呼ばれるものを推進する病院が多くなり、実践されている所が増えてきています。

これもまた赤ちゃんと密着することで、赤ちゃんに安心感を与え、

またママもお母さんになったという認識を持つうえでとても大切な行動です。

赤ちゃんは母乳を飲む時に、ママの体温や鼓動を近くで感じ取ることが出来るため、

それによってこの人がママであるというのを意識していきます。

そして同時に安心感を抱けるようになり、成長と共に、ママの抱っこでないと落ち着かないという現象が出るです。

母乳をあげることの大切さというよりも、この密着した体制が重要であること分かります。

母乳をあげることによって、自然とこうした体制をとれることから、

母乳での育児が大切だという一つの理由になっているのでしょう。

3.どこでも気軽に与えられる

粉ミルクの場合は、赤ちゃんが欲した時に作り出したり、

外出先では粉ミルクやお湯などを毎回持ち歩いて出かけなければならない苦労が起きます。

母乳の場合は、ママさえそこにいれば与えられるため、添い寝しながらでも、

外出先の急な要求にも応じてあげられるメリットがあります。

また人に見られないようケープが市販されているため、公の場でも活用することで

気にせずに母乳を与えることが出来る時代になりました。

いつでも欲しい時に、欲しいくらいだけ与えることが出来るので、外出時の心配もなく、

また常に新鮮な状態で与えることが出来るのが何と言っても良い点でしょう。

また、場所によって赤ちゃんが泣いてほしくない状況になった時にも、

赤ちゃんに母乳を与えながら泣くことを避けられますし、安心を与えることが出来ます。

赤ちゃんはお腹が空くと必死でアピールするために泣くようになります。

その時間をなるべく短縮できるのも、母乳ならではのメリットです。

4.預ける時に不便を感じる

ここからは母乳によるデメリットです。

普段から毎日母乳に慣れている赤ちゃんは、急に粉ミルクに変えようと思っても、

なかなか受け付けてくれないケースが多いのです。

ママが美容室に行ったり、急用で一人で出かけなければならない時に、

預けなければならない状況になると困難になることが多く見受けられます。

母乳はママがいることが前提です。

そのため、母乳を凍結して保存しておくなどしておかないと、母乳を与えることが出来なくなってしまいます。

また解凍にも時間がかかってしまうため、そうなると粉ミルクの方が預かる側としては楽です。

急に預けることになった場合に、母乳だとこうした問題が生じることを頭に入れておき、

普段から母乳10に対して1くらいは粉ミルクである程度慣れさせてあげると、

赤ちゃんにとってもストレスが少なくて済むでしょう。

5.薬やアルコールは控えなければならない

母乳を通じて、赤ちゃんには栄養素と共に、害となるものも一緒に

摂取してしまうことがデメリットになることもあります。

例えばママが感染症や病気になった場合、薬を飲まなくてはいけない状況でも、

薬の種類によっては母乳を控えるように通告されます。

それは薬の影響が赤ちゃんに伝わってしまうためです。

しかし母乳に慣れて育った赤ちゃんは、ママの健康状態まで察知することは出来ず、

いつでもママの母乳を欲しがります。

そうなると、薬を控えたり我慢したりと、ママにとって大変な日が続いてしまいます。

また、お酒が好きだったママが妊娠中に禁酒していた場合、産後久しぶりに飲みたいと思っても、

母乳を与えている以上飲むことは出来ません。

妊娠中に限らず、母乳を与えている期間は赤ちゃんにアルコール成分が流れてしまうため、

続けて禁酒せざるを得ないでしょう。

このように、母乳で育てることでメリット・デメリットがいくつかあり、

完全母乳がメリットだらけという訳ではないのです。

こうしたデメリットがあることを知っておき、ママの急な体調不良や預ける都合を考えると、

後に粉ミルクに対応できるように少しでも慣らせておくなどの対処を考えることが大切です。