胎嚢の確認時期はいつ?平均的な大きさとは

妊娠を希望している女性で、生理が遅れる、検査薬で陽性が出るなどの反応があれば次にすることは産婦人科での受診です。

ここで確認されることと言えば胎嚢の確認です。

この胎嚢、平均的な大きさや確認時期等、意外と知らないことも多いと思います。

今日は赤ちゃんを育てる大切な胎嚢についてご紹介します。

1.胎嚢とは?

胎嚢は赤ちゃんの入っている袋の事で妊娠するとまずこの袋が出来ます。

この中には赤ちゃんへの栄養が入っており、最初のうち赤ちゃんは母体から栄養をもらわなくてもこの袋の中の栄養を摂って成長してきます。

胎嚢は産婦人科での超音波検査を通して確認することが出来ます。

ただし、超音波検査の装置の性能や角度によってその見え方の精度は変わってきます。

2.胎嚢の見える時期とは?

胎嚢は妊娠4週後半~5週目にかけてから確認することが出来るようになります。

この時期は生理予定日を1週間過ぎた頃になります。

まずはこの胎嚢が子宮内に確認されることで子宮外妊娠の可能性が否定されます。

ただし、この胎嚢の出来る時期には個人差があり、大きさにも差があります。

角度によっても見え方が異なるので最初のうちは確実な大きさがわからないこともあります。

また、妊娠初期は排卵日のずれなどから妊娠週がずれている可能性もあります。

そのため、胎嚢がまだ見えなかったり、平均値と大きさが異なる場合もあります。

胎嚢がわかるようになってから更に1週ほどすると胎芽が確認されるようになります。

これが赤ちゃんの元型であり、この胎芽が子宮内で育ち赤ちゃんになるのです。

胎嚢が確認されて妊娠が成立となるだけでなく、心拍が確認されて初めて妊娠成立と言われます。

心拍の確認が出来るのは妊娠6~7週後位から。

こちらも個人差がありますが遅くとも8週目頃には確認されるでしょう。

胎嚢が確認された後、1~2週間後に再度病院に来るように指示され、その際に心拍が確認されれば妊娠成立と言われます。

心拍が確認されれば正常妊娠が確定されて、流産の可能性も一気に減ると報告されています。

3.胎嚢の平均値とは?

先に述べたように、胎嚢の大きさは測る時の角度によって誤差が出たり装置の精度によったり、また個人によって大きさの差があるのものです。

また、一日一日成長し大きくなっていきます。

以下は平均値の目安です。

5週目10㎜~25㎜程度
6週目15㎜~30㎜程度
7週目20㎜~37㎜程度
8週目22㎜~47㎜程度
9週目30㎜~55㎜程度
10週目35㎜~70㎜程度
11週目40㎜~80㎜程度

大きさにはかなりの個人差があるので、平均値よりも小さい、または大きいからといってその妊娠に問題があるとは限りません。

4.胎嚢が確認出来ない時は?

胎嚢の大きさに個人差があること、また装置の精度や角度によっても差が出ること、妊娠初期には妊娠週の誤差が出ることは先述した通りです。

なので、胎嚢がまだ確認できないこともあります。

また、水分の過剰摂取によってエコーが見えづらくなったり、腸が邪魔して見えにくくなることもあるそうです。

胎嚢も大切ですが、それよりも心臓が動いていることが確認できる心拍の確認が出来れば赤ちゃんは元気に育っています。

また、心拍が確認されるまでには胎嚢確認後も少し時間がかかりますがその間も胎嚢が少しずつでも大きくなっていれば成長している証拠です。

5.胎嚢が確認される頃の体調

胎嚢が確認される頃、早い人ではもうつわりが始まる人もいます。

また、異常な眠気や貧血、胸が張る、下腹部に痛みを感じるなどのマイナートラブルを感じる人も。

そのような体調の変化がある場合は決して無理をしないようにしましょう。

また、出血があるなどの異常を感じた場合には遠慮なく産婦人科を受診するようにしましょう。

また、胎嚢が確認されたからと言ってまだ妊娠が確定したとは言い切れません。

悲しいことですが、心拍が確認されなかったなどの場合もあります。

心拍確認後にも流産の可能性はまだあります。

このような初期の妊娠不成立や流産は先天的な胎児側の要因によるものがほとんど。

初期流産の6~7割は自然淘汰による胎児側の要因であり、母体のせいではないことがわかっています。

お母さんが無理をしないこと、ストレスをためないようにすることが一番ですが、もし万が一のことがあった時、

自分のせいだと思いすぎないようにしてくださいね。

赤ちゃんは、ベストなタイミングでお母さんのお腹に宿ってくれることでしょう。

胎嚢は赤ちゃんがお腹で育つための大切なものであると同時にお腹に命が宿ったことを知らせてくれるものであることがお分かりいただけたかと思います。

お腹の赤ちゃんとお母さんとのつながりを知らせてくれる証でもありますね。

赤ちゃんが元気に育つためにも心を穏やかにし、ご自身の身体を大切にして過ごしてくださいね。

お母さんの心と身体の健やかさが赤ちゃんにもきっと伝わっているはずです。