プラノバールに避妊効果?生理と副作用の関係とは

モーニングアフターピル(緊急避妊薬)。

聞いた事のある方もいらっしゃるのではないでしょうか?これに当たるのがプラノバールです。

妊娠を望まない性交渉で避妊に失敗した場合に、交渉後72時間以内に服用する事で高い確率で避妊の効果があるといわれています。

早朝に対応してくださる婦人科も増えてきました。

このプラノバールでなぜ避妊できるのか?どのようなお薬かご説明していきます。

1.プラノバールの成分とは

合成黄体ホルモン(ノルゲストレル)と合成卵胞ホルモン(エチニルエストラジオール)が配合されたお薬になります。

……成分なんてわかりにくいですよね。

これは、天然の女性ホルモンに非常に近い働きをします。

なので服用すると黄体ホルモン(プリゲステロン)・卵胞ホルモン(エストロゲン)そのバランスを整える働きをしてくれます。

昨今、メジャーとなっているピルは「低容量ピル」になります。

プラノバールは「中容量ピル」です。

成分は、ほぼ同じと考えていいと思いますが、有効成分の量が多いのです。

2.プラノバールはどんな症状の人が服用するのか

月経困難症、子宮内膜症、不妊症、更年期障害等、他にもありますが、避妊とは真逆のような病名ばかりですね。

緊急避妊薬にもなるのに、不思議ですね。

それは生理と深く関わりがあります。

3.生理周期とプラノバール

まず通常に生理が来る状態を考えて見ましょう。

排卵が起きると、個人差はありますが12~16日程で生理がやってくるといわれています。

この周期を毎月繰り返しているのです。

つまり、28日周期ですと、14日に生理開始、21日(7日間)で終了したとして、28日(生理終了から7日後)が排卵日になる計算です。

ちなみに、14日に来た生理の排卵日は遡って1日ということになります。

プラノバールは、この生理周期をコントロールする際に使われることが非常に多いのです。

毎回きちんと来るから予定通り。そんなに苦痛はない。

そんな場合は気にしないでもいいのですが、この生理周期が整わないが為に先程の症状が現れて治療に使われます。

4.プラノバールを飲むとどうなるか

排卵後、子宮内膜は厚くなります。

妊娠しないと、生理が起きる。

上の表を参考にして頂けるとわかりやすいと思います。

先ほどお話した、黄体ホルモン(プリゲステロン)・卵胞ホルモン(エストロゲン)この2種類のバランスを整えることで、

子宮の内膜を発育させ、排卵後の状態を意図的に作り出します。

プラノバールによって排卵後を作っていくのです。

そうすることで、狙ったところで生理を来させる。

繰り返す事で、乱れた周期を整えたり、内膜が厚くなっているのに生理が来ないそんな状態から生理を来る様に作用したり。

生理の周期や、子宮の状態をキレイにすることで様々な症状の治療に使われます。

また、更年期で不足したホルモンを調整することで、更年期障害の治療にも使われます。

5.ブラノバールでなぜ避妊できるのか

プラノバールを妊娠したいタイミングに飲むのではなく、妊娠したくないタイミングに飲むのです。

人はずっと妊娠しやすいわけではありません。

排卵日がポイントになります。

プラノバールは飲むと「排卵後」の状態になるのです。

だから、排卵前に飲む事で、もうすでに排卵があったと体が認識します。

実際に排卵は起こらないので避妊する事ができるというわけです。

6.ブラノバールの副作用について

身近になったとはいえ、薬は薬です。

副作用も気になるところです。

吐き気や嘔吐、不正出血、血栓症、乳房の張り(感)等ホルモン剤ですので月経前症候群に似たような症状があります。

不正出血は飲み忘れによるものが多いようです。

基本的に、ほとんどの副作用は数日でおさまってきますので、ご安心ください。

しかし、ここで気にしていただきたいのが、血栓症です。

喫煙者の方は特に注意です。

喫煙により血栓のできる率が上がります。

血栓の出来やすい持病の方も気をつけなければなりません。

長期的な服用の場合とは言われていますが、四肢の麻痺(感覚)を発症する場合があるので安易に考えるのはリスキーです。

プラノバールに避妊効果はあるといえるでしょう。

しかし、長期的に避妊の為に継続して飲むのはオススメできません。

みだりに飲み続ける事でホルモンの乱れ、血栓症で四肢の麻痺など避妊のためにはハイリスクではないでしょうか。

また、安易に自己判断で用法・容量を守らないと、危険な落とし穴もあるということです。

まったく逆の効果にもなりかねません。

出来る事なら、医師と相談し必要な用途で服用していくか、緊急時のみで控えたほうが良いかと思います。

もし、ピルで避妊効果をとお考えならば、低容量のピルの選択と薬剤師や医師とも相談したほうが後々安心かもしれません。