子宮筋腫で妊娠した時の対処法!流産、早産に要注意!

子宮筋腫は30歳以上の女性の4人に1人が持っているといわれているほど身近な病気です。

ほとんど自覚がないことも多く、子宮筋腫があることに気付いていないなんてこともめずらしくありません。

この子宮筋腫が妊娠、出産にどのような影響があるのでしょうか。

1.子宮筋腫とはどんな病気?

子宮筋腫は子宮にできる良性の腫瘍で、女性ホルモンの影響で大きくなるといわれています。

大きいものが一つだけできる場合や、小さいものがたくさんできる場合もあり、人によって様々です。

良性の腫瘍ですので身体に悪さをすることはありませんが、少しずつ大きくなっていきます。

代表的な症状は、生理痛と月経量が多いことが挙げられます。

一般的に大きさが5cm以下または、5cm以上あっても症状がひどくない場合は手術などせず、

半年に1回程度の定期検診で様子をみることが多いです。

しかし、子宮筋腫のできる場所によっては大きさに関係なく、不妊や流産、早産につながることがあるため、

必ずしも様子をみていればいいというわけではありません。

2.不妊、流産、早産につながる子宮筋腫とは

子宮筋腫ができる場所は大まかに3か所に分けられます。

粘膜下筋腫、子宮の内側にできた子宮筋腫筋層内筋腫、子宮の筋肉の中にできた子宮筋腫漿膜下筋腫

子宮の外側にできた子宮筋腫このうち、不妊、流産、早産に影響があるのが粘膜下筋腫と筋層内筋腫です。

子宮の内側を子宮筋腫が塞いでしまっているわけですから、当然精子が卵子までたどり着けないなんてことが起こります。

また、うまく受精できても、胎児が大きくなっていく上で子宮内部に硬いでっぱりがあることで、

胎児が育たずに流産になってしまったり、居心地が悪くて早産になってしまうことがあります。

必ずしも不妊、流産、早産につながるわけではありませんが、そういった可能性はあります。

3.手術を勧められるタイミングと手術をするタイミング

子宮筋腫の検査はエコーを使いますが、子宮の外側にできているのか内側にできているのかまでは判断しずらいようです。

前々項でも触れたとおり、一般的には5cmを超えているかどうかが手術を勧められるときの判断材料になります。

しかし、5cm以上あっても子宮の外側にできている場合は、出産まで何も問題ないこともありますし、

5cm以下でも子宮の内側で邪魔をしていれば不妊の可能性が高くなります。

ですので、5cmあるからといって必ずしも手術をするべきだと一概には言えません。

では、いつ手術を受ける決断をすればいいのか…。

自身の年齢やそのときの状況を考えてから計画を立ててみましょう。

・病院で大きい子宮筋腫があると言われた・基礎体温を計ってタイミングを合わせているのになかなか妊娠しない・

年齢を考えると早目に手術をしておいたほうがいいこのようなことが当てはまる場合は医師とよく話し合い、

今後の流れを決めてみてください。

4.子宮筋腫を持ったままの妊娠

手術をしなくても、子宮筋腫の場所によって妊娠することが可能です。

しかし、流産、早産のリスクが子宮筋腫がない人と比べると高いため、絶対に無理はしないようにしましょう。

お腹が張ると、子宮筋腫もいつも以上に硬くなります。

お腹が張ったら休むことを心掛けてください。

また、子宮筋腫が子宮の外側にできている場合は、

お腹が大きくなってきた頃にお腹を触ると硬くて丸いものの存在がわかることがあります。

妊娠中しか触ることができない貴重な体験ですので、優しくなでるように触ってみてください。

5.子宮筋腫を持ったままの出産

先に説明した流産、早産以外にも、このようなことが考えられます。

それは、帝王切開での出産です。

どのような時に帝王切開になるかというと、出産時に赤ちゃんの頭よりも子宮筋腫のほうが下にある場合です。

子宮筋腫が産道を塞いでしまうと赤ちゃんが出てこられないためです。

この決定は、出産予定日の数週間前になるようで、結構ギリギリまで様子をみて医師が判断します。

子宮筋腫は妊娠中に大きくなることがあり、位置もちょっとずつずれていくので、妊娠初期、

中期あたりでは帝王切開になるかどうかの判断はしてもらえません。

もし帝王切開になった場合、病院にもよりますが子宮筋腫を取ってもらえることもあるようです。

また、普通分娩の場合でも、産後は子宮筋腫が小さくなることが多いため、

どちらにしろ出産を機に症状が軽くなるかもしれません。

子宮筋腫があっても普通に出産する人はたくさんいます。

しかし流産や早産が起こる可能性があることもちゃんと考えておいてください。

逆に、手術が必要な人がいるのも事実です。

妊娠のタイミングは月に一度しかありません。

その上、手術や治療をすると何ヶ月も、ひょっとしたら何年も妊娠が先延ばしになる可能性が出てきます。

まずは自分の体を知るために、今まで子宮筋腫がなかった人は1年に1回、

すでに子宮筋腫がある人は半年に1回の定期検診を受けることをオススメします。