子供を叩くことによる悪影響がやばい!

子育てには様々な苦労がありますが、なかでも子供に言うことを聞いてもらうのは至難の業です。

ダメなことを注意しても聞いてくれず、ついつい怒ってしまうこともあるでしょう。

しかし、そんな時に絶対にしてはいけないのが、子供を叩いてしまうことです。

今回は、子供を叩くことによる悪影響をご紹介していきます。

1.子供を怖がらせてしまう

子供を叩く悪影響としては、子供を怖がらせてしまうことがあげられます。

叩くことを絶対にしてはいけない、とはいいませんが、ちょっとしたことで叩いてばかりいると、当然ながら子供は怖がってしまいます。

失敗してはいけない、親の気に入らない行動を取ってはいけない、などとばかり考えてしまい、親のことを怖い存在であると認識してしまいます。

また、子供が親を怖がってしまうと、親子関係にも影響が出てしまいます。

親の優しさや愛といった部分に目を向けることができず、ただただ恐ろしい存在であると思ってしまうことでしょう。

そうすると、親子の絆、家族関係のような精神的な部分に溝ができ、子供が親を親として認めなくなる恐れがあります。

2.叩くことをしつけと勘違いしてしまう

子供を叩く悪影響は、何も子供だけにあるわけではありません。

悪影響は親の方にも起こる可能性があり、それは叩くことがしつけであると勘違いしてしまうことです。

悪いことをした子供に言うことを聞かせるためには、叩くことは友好な手段であると言えます。

とりあえず叩いてしまえば、大抵の子供はおとなしくなるでしょう。

しかし、ここで勘違いしてはいけないのが、子供は反省したわけではないということです。

自分が悪いことをしたという気持ちではなく、親に叩かれたという結果だけが残ります。

そのため、子供としては反省の気持ちはなく、ただただ怖いといった感情を持つだけです。

一方で、親の方を考えると、叩くことでおとなしくなったことをしつけだと思いこんでしまいます。

おとなしくなったことを言うことを聞いている、反省していると勘違いしているためです。

このように、子供を叩くことの悪影響としては、叩くことでしつけができていると勘違いしてしまうことです。

実際はしつけではなく、子供が怯えているだけにすぎないのです。

3.子供が萎縮してしまう

子供を叩くことの悪影響としては、子供が萎縮してしまうことです。

子供は怒られることや叩かれることは嫌であり、そのことを避けようとします。

一見、しつけができていると考えがちですが、実はそうではなく、子供はただ単に親を怖がっているだけです。

叩かれることがしつけだと思って育った子どもたちは、叩かれること、怒られることを避けて生活しようと考えます。

すると、本来自分がしたいことを押し殺したり、親の顔色を伺うことでしか行動できなくなります。

この状況が続くと、自分では何もできなくなってしまったり、親の指示がなければ生活できない人間になってしまいます。

このように、子供を叩くことの悪影響としては、子供が萎縮することがあげられます。

叩くことで静かになるのは反省したわけではなく、親を恐れて自分の意見や思いを伝えることができなくなってしまっているのです。

いかがでしたか。

子供を叩くことの悪影響は様々であり、子供の成長を妨げる場合が多くあります。

また、最も問題なのが、叩くことでしつけができていると勘違いしてしまう親の存在です。

叩くことでおとなしくなるのは当たり前であり、それをしつけだと思うことは間違いだといえます。

子供を叩く以上に大切なのが、しっかりと話しをしてあげることです。

子供だから理解できないだろう、というのではなく、子供だからこそ会話をしてあげましょう。

叩くことで反省させるのではなく、話すことで反省させることが、子育てには必要です。

関連情報(外部サイト)