せっかく家族旅行をしようと思っていたのに、いざ子供に提案するとあっさり拒否されて悲しい思いをしてしまったという方いませんか。
楽しいはずの家族旅行なのになぜ拒否されてしまうのでしょうか。
今回は子供が家族旅行に行きたくないと言う理由についてご紹介します。
1.家族一緒に行動するのが恥ずかしい
ある程度子供が大きくなってくると、例えば学校の参観日や運動会の行事に親が来る事を拒んだりしますよね。
本当は親の事が大好きなのに、友達の前ではなんとなく恥ずかしくて、皆に見られたくないといった気持ちがどこかに生じてしまうからです。
学校で友達に見せている顔と、家庭で親の前に見せている顔とでは全然違うでしょうから、そういった自分の二面性をどのように調整したら良いのかわからなくなってしまうと言うのもその理由の1つでしょう。
家族旅行となると、普段のように買い物や遊びに行く時とは違って知らない場所を歩くわけですから家族みんなで同じ目的地に向かってぞろぞろと歩いて行動する事になりますよね。
いつもなら自分ひとりで颯爽と歩けているのに、旅行中は親の足取りに気を遣ったりのろのろと観光地を見たりして、自分が興味のないことに対しても楽しいふりをしなければいけないといったプレッシャーも感じてしまう事でしょう。
そういった子供なりの気遣いが精神的な重荷となって「家族旅行には行きたくないな」と思ってしまうのですね。
2.行き先がいつも一緒で飽きてしまった
家族旅行は毎年違ったところに出かける、という家庭であれば子供も楽しみにして出かけるかもしれませんが、毎年同じ行き先で慣れ親しんだ土地に遊びに行くというのであれば楽しみは半減しますよね。
子供からしたらもはや家族旅行は単なる恒例行事であって、出かけることに若干の義務感を感じてしまう旅行というのは「楽しみ」というのには程遠いものになっているかもしれません。
大人であれば、たまの休みの日にいつも行く旅先でのんびり体の疲れを癒す、という時間の使い方は最高のリフレッシュになるかと思います。
しかしながら子供にとっては「またここか」とがっかり感の方が強く、旅行をしたからといって何か新しい発見や喜びがあるわけではありませんので、新鮮味のない時間を華族と過ごす家族旅行と言うのは退屈以外の何ものでもないでしょう。
たまには海外旅行に出かけたり、普段は絶対に選ばないような旅先に出かけてみるといった具合に変化を加えてみると、子供からも高評価を得られるかも知れませんね。
3.自分の思うように行動できない
仲の良い友達と一緒に旅行に出かけるというのならば、自分たちの好きな行き先を選んで好きなお店や好きな場所に足を運ぶ事が出来ますが、家族と一緒となると子供の立場では自由に行動する事がなかなか出来ませんよね。
どうしても財布の紐を握っているのは両親であり、交通手段に関しても両親が車を運転したり、家族みんなで電車に乗って移動するといった不自由があるわけですから、そういった制限の中で行動する事は子供にとっては窮屈に感じられてしまうでしょう。
よほど友達同士での旅行の方が自由に行動できますし、自分の思うように観光地をめぐったり買い物をしたり、美味しいものを食べたりする事が出来ますからどうしてもそれと比較をすると家族旅行は「あまり行きたくないな」と感じてしまいます。
けれども、子供なりに両親が自分の事を思って旅行の提案をしてくれていると言う事は理解出来ていますから、いざ家族旅行をしようと言われたら「行きたくない」とは言うものの結局は気を遣って付き合ってくれるというのが、大半の家族の形といっても良いでしょう。
後何回行けるかを考えています
子供が小さな時から、毎年家族揃って旅行に出かけているという家庭は多いと思います。
けれども、子供が思春期を迎え、どんどん自立して行くと両親と一緒に家族旅行に出かけるということを嫌がるようになってきます。
自分の好きなように行動できない家族旅行は子供にとっては「親孝行」くらいの感覚で付き合っているといっても良いでしょう。
親からすれば、毎年家族旅行に行くたびに「後何回子供はこの旅行に付き合ってくれるだろうか」と感じているでしょうが、現実的に子供から「行きたくない」と言われたところでそうすんなりと受け入れる事は出来ないというのが本音でしょう。