子供の兄弟ケンカを止める方法3個

子供は賑やかで良いものですが、一旦兄弟ケンカが始まってしまうと手が着けられませんよね。

始まってしまった兄弟ケンカってどうやって止めればいいのでしょうか。

ここでは兄弟ケンカを止める方法についてご紹介します。

1.お互いの競争心をあおる

兄弟ケンカの原因に関わらず、ケンカを始めている時点でどちらか一方を注意するという事は余計に怒りを増大させてしまう可能性がありますのでなるべく控えたいものですね。

それではどうしたら良いのかというと、お互いの競争心をあおってどちらが早く「良い子」になれるかを比べさせるのです。

例えばケンカしている兄弟の前で「どっちが先におりこうさんになれるかしら」「どっちが早くごめんなさい言えるかしら」と母親が口を挟む事で、今兄弟間で行われているケンカよりも、「親」対「子供」の関係の方を優先させるように誘導して行くわけです。

親に気にいられたいという気持ちが強い子供は、母親の言う事にいち早く反応します。

ケンカしている最中ですから兄弟間で「自分の方が早くお母さんの言う事を聞ける」と反発しあうことでひとまずその場のケンカは治まるというわけです。

ただ「母親の言う事をどっちが早く聞く事が出来たか」という新たなケンカが始まる可能性が有りますので、母親は次の話題を用意してすぐに話をそらすと言う事が肝心です。

2.大きな声や大きな音で黙らせる

知らない人に対して大声で吠える犬や、ぎゃんぎゃんと泣いてどうしようもない状態の赤ん坊でも、突然に大きな音が聞こえると一瞬「何事が起こったのか」というように真顔になって動きが止まってしまうものです。

兄弟ケンカをしているそばで「バンッ」と大声を立てたり、一般的に不快な音、例えば黒板を爪で引っかくような嫌な音をたてることで一時的にケンカを止まらせる事が出来ます。

1度止まったケンカは再開するのにもきっかけが要りますから、そのタイミングで親が子供の話を聞いてやれば良いでしょう。

ケンカの最中はお互いにヒートアップしていても、一度クールダウンしてしまうとそれまでの熱はなかなか再燃しませんから、その後は何もしなくても冷静になる可能性があります。

またケンカよりも「さっきの音はなんだったの?」と音の方が気になって音の出どころを必死で探すかも知れません。

そんな風になるとそれまでケンカしていたのが嘘のように兄弟揃って「あっちから聞こえたかもよ」とか「外の車の音かもよ」などというように自然に会話が出来ていたりしますから、周りの迷惑にならない程度のボリュームで試してみるのもオススメです。

3.楽しいイベントやお菓子で興味を移す

子供というのは自分の1番興味のあることに対してはかなりの執着心を持っています。

ですから、例え兄弟ケンカの最中であっても自分の好きなお菓子を母親が「沢山買ってきたよ」と用意してくれたなら一瞬でそちらのお菓子に興味が移ってしまう事は多々有ります。

また、ケンカ中に「そんなにケンカしていたら今度のお休みには動物園連れて行かないよ」などというように約束事やイベントごとを持ち出して興味を移すというのも良いですね。

ただ、どちらかと言うと「ケンカをやめたら今度のお休みに動物園に連れて行ってあげるね」というように「連れて行かない」という否定の言葉よりも「連れて行ってあげるね」という皇帝の言葉の方がケンカをやめるのには効果的と言えます。

ここで重要な事は、子供のケンカを止めたいからといって親が嘘をつく事があっては絶対にいけないと言う事です。

「ケンカを止めたら動物園に連れて行ってあげる」と約束したのならばそれは絶対に実行するべきと言えますよ。

基本的には子供がメイン

子供同士のケンカを無理に止めようとすると、原因も結果も曖昧なままで子供心に納得いかない感情だけが溜まってしまうことになります。

子供のケンカを大人が止めてしまった場合には出来る限り、その後のケアをしっかりとして子供の心に不満を残さないように注意する事が大切です。