おねしょ(夜尿症)の原因と対策方法

昔と違い、紙オムツの普及とその品質の向上によって現在の子供達はオムツ外れの年齢も上がり、

おねしょの卒業年齢も上がっていると言われていますが、それは事実なのでしょうか?つまり紙オムツだけが原因なのでしょうか?

1.おねしょを気にすべき年齢

そもそもおねしょを気にするべき年齢は何歳ぐらいからなのでしょうか?

家庭家庭で違うでしょうが、赤ちゃんは夜でもおしっこをするのは当たり前なので、それをおねしょとして気にする人はまずいないでしょう。


それが2、3歳ぐらいから2人に1人ぐらいの子がおねしょが無くなり、4、5歳ぐらいで7、8割のぐらいの子がおねしょが無くなると言われています。


そして小学校に入学する6、7歳ぐらいでほとんどの子がおねしょ卒業となるのです。


ですから、6、7歳ぐらいになってもほぼ毎晩のようにおねしょをするようであれば、

気にして積極的な治療を行う事も視野に入れた方が良いのかもしれません。

2.おねしょの原因

人間は夜寝ている間、おしっこの量そのものが減り、膀胱そのものも、お昼間よりよりたくさんのおしっこを溜められるように出来ているのです。


このような作用は成長と共に発達してくるので、赤ちゃんの頃はどの子もおねしょをしていたのに、

小学校入学までにはほとんどの子がおねしょから卒業できるのですが、その発達が上手くいかない子供が大きくなってきてもおねしょが続くのです。

一般的におねしょが続く主な原因は、この夜間のおしっこの量、おしっこを溜めておける膀胱の機能の2つなのですが、

それ以外には、睡眠の質やストレスも考えられると言われています。

3.おねしょは治すべき?

「大人になってまでおねしょをする人はそうそういないので、おねしょをそこまで気にして治療する必要があるのか?」という意見もあります。

ですが、小学生になっても1週間のほとんどを、あるいは毎晩おねしょをするといった状態が続いているようですと、

何らかの治療に取り組んだ方が良いかもしれません。

それは、毎晩のようにおねしょをされると母親もその後片付けの負担から精神的にイライラしてしまうと思うのです。

そのイライラが子供に伝わり子供にストレスを与えてしまう結果になってしまいます。

万が一母親が大きく構えていたとしても、子供にしても、「この年までそうそう毎晩おねしょをする子はいない」という現実を

知っているでしょうから、「自分だけどうしておねしょが治らないのだろう…」と自尊心を傷つける結果になるのです。

それと成長と共に、泊りがけの行事なども入ってきます。

その時になっておねしょを心配するのは非常にかわいそうな事です。

おねしょそのものが悪いと言うより、おねしょをしてしまうという現実が親子のストレスになってしまう場合が多いので、

そのストレス源を取り除いてあげる意味でも治療に取り組む意味があると言えるでしょう。

4.おねしょを治す為に出来る事

まず一番にする事は生活を見直すという事です。

これは「治療」といった堅苦しい言葉とは無縁のとても簡単な事です。

夜ご飯以降に水分を取り過ぎていないか、寝る前にトイレを済ませてから就寝しているか、

身体を冷やしていないか、お昼間にトイレに行き過ぎていないか、などです。

夜ご飯以降に水分を控え、寝る前にトイレを済ませるだけでおねしょが治ったという話しもよく聞くぐらいです。

最近の子は咀嚼力が弱く、食べ物を水分で流し込む傾向にあるので、夜ご飯の時にも必要以上の水分を摂ってしまっていたりするのです。

又お昼間にそこまで水分を摂れていないが為に、夜にまとめて喉が渇いてしまい大量の水分を摂ってしまうといった場合もあります。

お昼間にこまめに水分を摂るようにして、ご飯は咀嚼して食べるようにアドバイスしていく事で随分改善される可能性があるのです。

他には、お昼間に、母親が頻繁に「トイレに行ったら」と声かけをする事で膀胱に充分な量のおしっこを溜める機能が育たないという場合もあります。

ですから、本人が「もう限界だ。おしっこをトイレで出そう」という流れに持っていく事で、

充分な量のおしっこを膀胱に溜められるようになっていくのです。

子供でも冷えるとトイレが近くなるのは大人と同じなので、夏場でも腹巻をしてあげたりして膀胱の辺りを冷やさないようにしてあげましょう。

5.最後は医療機関への受診を

上で述べたように生活を見直しても全く改善が見られないようなら、最終的には医療機関を受診する事も視野に入れた方が良いと思います。

医療機関では、夜間におしっこを減らすお薬や膀胱にたくさんのおしっこを溜められるようにしてくれるお薬などを処方してくれます。

他には夜尿アラームによる治療を勧めてくれる場合もあるでしょう。

この夜尿アラームとは、睡眠中の尿を感知してアラーム音を鳴らします。

こうする事で、睡眠中に膀胱に溜めるおしっこの量を増やすのと同時に、尿意でトイレに起きることができるようになるためのトレーニングになるのです。

おねしょはいつかは卒業できるものかもしれませんが、そのおねしょが今現在親子にとって何らかのストレスになっているのなら、

治療を始めてみてはいかがでしょうか?治療と言っても直ぐに病院を受診するとかでなくてもいいのです。

まず生活を見直してみる事から始めてみるだけでもいいのです。

おねしょから卒業できた事で生活がよりよいものになったという意見はとてもよく聞きます。