新しいカーペットや絨毯、気持ちいいですよね。
色も鮮やかですし、手触りもいい、この状態を長く維持できたら。
また、ちょっと古くなって、なんだか色あせてしまったカーペットも、
お手入れで少しは奇麗になれば・・・家庭でできるいくつかのお手入れの方法をご紹介します。
普段の掃除で活用できるものですので、是非試してみて下さい。
1.まずは毎日のホコリ、汚れ、ゴミをとりましょう
基本中の基本、まずは掃除機でのお手入れです。
絨毯、カーペットを清潔な状態で保つために掃除機でのお手入れは絶対に必要です。
特に毛足の長いラグ等は、掃除機をかけないと、奥の方のゴミまでなかなかとれません。
また、粘着テープの掃除用具、いわゆる「コロコロ」は、便利な反面、
せっかくの毛並みをいためてしまうこともあります。
短い毛のカーペットなどに、お掃除の補助として使用するのが良いと思います。
また、掃除機のかけ方にもコツがあります。
広い範囲を「ガーッ」と一気に、また「ゴシゴシ」と強く押し付けるようにかけてしまいがちですが、
このやり方では、一見表面上のゴミを吸い込んでいるようで、絨毯の毛足の奥、また間に入り込んでいるゴミまではなかなかとれません。
また、強くせっかくの毛もいためてしまうことがあります。
まずは、端の方から、小さい正方形に目線で区切りをつけます。
その正方形の中を、こまめに、やさしく2、3度往復させて掃除機をかけていきます。
この時、絨毯の毛並みに逆らうように、毛の流れとは逆方向に、逆立てるようにしてかけていくと、
奥の方までゴミを吸い出す事ができます。
2.こぼしちゃった。シミや汚れは時間を置かずに素早く処置
飲み物、食べ物をこぼしてしまったら、後回しにせず、すぐ処置するのが一番大事です。
時間が経てば経つほど、シミになって残ってしまいます。
1分1秒、時間との戦いですよ。
まずは、固形物の場合なら、ティッシュなどでやさしく取り除きます。
ソースやケチャップ、マヨネーズなど、ドロっとしているものも、
まずはできるだけ、周りに広げないように取り除きましょう。
油分を含んでいるものには、着物のお手入れにも使われるベンジンが効果的です。
もしなかった場合は、除光液でも代用はできますが、必ず色落ちしないか、絨毯の隅や、
普段は家具で隠れているところなどで試してからにして下さい。
コーヒーや紅茶、ジュースなどの飲み物をこぼしてしまった場合は、まずは布などで、出来る限り吸い取るようにします。
この時、必ず乾いているものを使うことです。
オススメは、給水性に優れているキッチンペーパーを使う事です。
ティッシュだと、中には溶けてしまったり、繊維が残ってしまうものもあるので、気をつけましょう。
できるだけ水分を拭き取ったら、中性洗剤をぬるま湯に溶かして、
布にしみ込ませて「ポンポン」と、軽く、こまめにたたきながら拭いていきます。
洗濯用の中性洗剤でも構いませんが、カーペット用の洗剤が販売されているので、こちらを用意しておくといいかもしれません。
汚れが落ちた後は、よく乾燥させましょう。
ぬれた状態を放っておくと、衛生上にもよくありませんね。
ドライヤーの温風で一気に乾かしてしまうのが簡単でオススメです。
3.普段のお掃除にプラス。しっかりお掃除
普段の掃除機の手入れ、また、うっかりこぼしてしまった時の緊急時の処置に加えて、
月に1回は、しっかりとお掃除をする日を決めると、より清潔に、また、いい状態で絨毯を保つことができます。
オススメなのは、天気の良い日、湿気が少なく、風通しの良い日に、全体をしっかり水拭きすることです。
しっかり絞った清潔な雑巾で、拭き掃除をしましょう。
最初は、毛並みの流れにそって、一度水拭き、その後、毛並みとは岳方向に、逆立てるようにして、一拭きします。
これで表面と裏面、両方を拭く事で汚れがとれます。
一段階明るくなったと感じるくらい効果がある事も。
後は、よく乾燥させます。
風通しをよくするのをこころがけましょう。
小さいラグなら天日干しするのがベストです。
また、ドライヤーの温風を絨毯全体にかけて、乾燥を早めてしまうのもオススメです。
月に1回、もしくはちょっと絨毯の色が暗く感じた時に、しっかり水拭きのお手入れをするのがオススメです。
4.毛並みが、手触りがよみがえるかも?もう一手間かけてみて
こまめにお掃除、お手入れしていても、どうしても時間が経つと毛並みがペタンとしてしまう、
ボリュームがおちてしまう、手触りがかたくなってしまってくるものです。
専門のハウスクリーニングに頼むのも一つの方法ですが、ご家庭でもできるお手入れを試してからでも遅くはないですよ。
それは、洗濯用の柔軟剤を使ってみることです。
カーペットや絨毯の素材に合わせて、柔軟剤、ウール専用、おしゃれ着洗い用などの柔軟剤を選びましょう。
こちらの洗剤を20倍程度に薄めて、容器に入れてスプレーします。
その後、手でやさしく、毛並みを立てるようにしながらドライヤーをあててみると、ボリュームも、手触りも戻ってきます。
また、家具やテーブルの足などで、へこみができてしまった場合には、柔軟剤をスプレーした後、
アイロンのスチームをあてるようにすると、へこんでいた部分が戻ってきます。
ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
また、このドライヤーを使う方法、殺菌にも効果があります。
ドライヤーの温風でダニを撃退、また、赤ちゃんのいるご家庭では、例えば赤ちゃんが吐いてしまった後など、
汚れをとり、アルコールなどで消毒して、仕上げにドライヤーの風をあてるといいですよ。
まとめ〜清潔に、気持ちよく保つために
普段からコツを掴んで、こまめにお掃除をしておけば、絨毯やカーペットは奇麗に、
清潔に維持する事ができますし、年に1度の大掃除の時にも、それほど困りません。
また、こぼしてしまったりといった、いざという時の対処法を頭に入れておけば、
それほど神経質にならずに、生活できると思います。
ポイントをおさえて、効率よくお掃除して、快適に過ごせるといいですね。