過呼吸症候群という名前を耳にしたことがある人は、最近では増えているのではないでしょうか。
過呼吸という症状が起こると、めまいがしたり、息苦しくなったり、
息ができなくなるのではないかと感じたり、死の恐怖を感じたりする人もいます。
手足がつることもあります。
またパニック障害とも関係があるとも言われます。
動悸がして、このままでは、自分は死んでしまうのではないかと感じたり、過呼吸症状の恐怖が、
また起きるのではないかと思ってしまって、それだけで、苦しくなり、日常生活に支障をきたすという人もいます。
精神的なものですが、はじめは分からずに、夜中に過呼吸が起きて、
救急車を呼んだという人もありがちなことです。
しかし、病院についた頃にはなんとも無かったり、
色々と検査をしても身体的にどこも異常が見つからなかったということもあります。
この場合には、心療内科や精神科などへ、内科のドクターから紹介状を専門医に
書いてもらったほうがいろいろな意味で良いでしょう。
1.過呼吸が起きる前に自分でしていることは
普段から、日常生活で浅い呼吸をしてしまう癖のある人がいます。
働き者でよく動くという人は、過呼吸が起こっていたりもします。
吐く息と吸う息で、酸素と二酸化炭素のバランスが体の中で崩れて、
過呼吸が余計に進み、手足がつったり、めまいがしたりということが起きることもあります。
何気なく浅い呼吸をしてしまっていたという人もいます。
自分の呼吸について普段から意識をしてみることも大切です。
また、熱中症でも手足がつったりすることもあります。
大泣きをして呼吸が荒くなり、暑い日に大汗をかいて、脱水状態になって、過呼吸のような症状が出ることもあります。
この場合には、普段から水分を摂ることが大切です。
牛乳など、カルシウムを多く摂ることも大切であるとも言われます。
2.過呼吸が起きたら
過呼吸が起きたら、以前は、口に紙袋などをかぶせて、覆って、
自分の呼気を吸うということをすすめられていたこともあります。
しかし、この頃は、この紙袋やナイロン袋で口を覆って、呼気を吸うという行為は、
死をもたらすこともあり、しては行けないということになっています。
まずは、深呼吸をゆっくりとして、落ち着こうというのが、現在進められている過呼吸が起きた時の対処法です。
この方法を知っている人と知らない人では、その後の状態に、違いが出てしまいます。
また、めまいがする時には、転んで怪我をしても行けないので、しゃがむとか横になるということを実践しましょう。
3.過呼吸の原因とは
もともと過呼吸症候群であるという人は、あまりいないのではないでしょうか。
多いのは、その人に、元々の素因はあるものの、その上に何らかのストレスが掛かる状態になったことがある人は、
その後より過呼吸が起きたと感じることもあります。
過呼吸の症状は、パニック障害とも関係があり、同じように素因がある人で、
何らかのストレスがかかる状況が起こり、そこから、同じような場面になりそうになると、
パニック障害が起きたり、過呼吸が起きたりという事になります。
4.原因を克服する
過呼吸やパニック症候群で、病院に行くということは大切なことです。
行くなら、心療内科や精神科ということになります。
脱水によるものでは、内科にかかるほうがよいでしょう。
心当たりの原因があるという人は、ちょっとづつ、その原因に近づいたり、
慣れるように訓練したりして、トラウマをなくすことも大切です。
原因の場所に行くなら、少しずつ近づいて、自分を慣らしていって、
気分が悪くなったり、やめるということで、自分を原因に近づけていきます。
また、考え方や認知の仕方によって、案外気分も変わるものです。
認知行動療法を使って、気分を変えるということも大切なことです。
もちろん病院で抗不安薬や安定剤の処方をもらうということも有効です。
5.ストレスを発散する生活を
ストレスは日常生活をしていると、避けるということが難しいものです。
予防として避けるということは、なかなか難しいことです。
ストレスが溜まったと思う頃に、なるべく、友人に悩みや胸の内を聞いてもらったりすることは、
メンタルヘルスの大切な予防法です。
また、何かスポーツをして、体を動かす運動でストレスを発散するということも有効なストレス解消法になります。
色々と、悩みを自分の中に溜め込んで、日常生活を送っていると、疲れた時などに、
過呼吸も悪化したり、パニック症候群がひどくなったり、更には、別の精神疾患に発展したりということもありがちなことです。
いかがでしたか。
過呼吸の対策として、過呼吸になる前にとなってからの実際の対処法や、その元となるストレスの発散法についてお知らせしました。
過呼吸を起こす原因についても、自分に余裕があるときに、少し掘り下げて考えてみて、
考え方を修正したり、見方を変えるという行為は、治療法としても有効なことです。