セーターが縮まない洗い方と注意点

冬に大活躍したセーター達。



キレイに洗濯をして翌年も使いたいですよね。



でもこれ全部クリーニングに出すと結構なお値段になってしまいますよね。



では自宅で洗おうと思うと、うまく洗えるか心配になってしまいます。



間違った洗い方をすると無残に小さくなって着られなくなってしまったり、毛羽立ちがひどくなったりします。



でも実は自宅で簡単にセーターは洗えてしまうんですよ。



ちょっとした注意点を守りながら洗えばOKです。



セーターが縮むことなくキレイになる洗い方と注意点などをご紹介します。


1.ウール表示でも自宅で洗えるのです

ウール表示がついていたり、ドライマークがついていると、家では洗えないというイメージが大きいですよね。



しかし、いくつかの点に注意して洗えば一般的なセーターの素材であるウールでもしっかりキレイに縮まなく洗えてしまうのですよ。



手洗いマークなどでも大丈夫。



わざわざクリーニングに出さなくてもお家で、手洗いは勿論ですが、洗濯機を使っても簡単に洗えてしまうのです。

2.中性洗剤を使った縮まない洗い方

洗濯したいセーターをネットに入れます。



普通モードで洗濯してしまうのですが、使う洗剤は洗濯用洗剤ではなくて台所用など中性洗剤を使って洗います。



脱水も普通の速度で脱水をしてしまって大丈夫です。



あまり長くは禁物ですが2分くらいまでなら大丈夫です。



洗濯し終わると、縮んでいると思いますが心配いりません。



セーターの縮みは水に濡れているときなら戻ります。



引っ張って伸ばすと元の大きさにしっかりと戻ります。



引っ張る時はやみくもに伸ばさずに、まずはハンガーにかけます。



肩のところはツンと出ないように厚みや丸みのあるハンガーを使いましょう。



そしてハンガーにかけてからわりと強めの力で引っ張ります。



元の大きさに戻ったら終わりです。



あとは陰干しをしましょう。



アルカリ洗剤は繊維がガチガチに固まってしまうので引っ張って大きさを戻すのにはかなり力が要りますから使わないようにしましょう。

3.セーター専用の洗剤を使った縮まない洗い方

各メーカーで出しているオシャレ着洗い用の洗剤をつかうなら、使用上の注意を守って洗濯機または手洗いでキレイに縮まずに洗えます。



オススメの方法は出来れば手洗いです。



30度ほどの温度の水を桶に入れて手洗いします。



熱すぎるお湯は縮の原因になるのでNGです。



まずは洗濯物を専用洗剤の入った桶に畳んだまま入れて5分ほど置きます。



その後に押しながら汚れを出していきます。



すすぎは軽く押しながらすすぎます。



脱水は洗濯機で30秒ほどならOKです。



手で雑巾のように絞るのはNGです。



あとは陰干ししますが、平たく置ける物干しネットなどがいいですが、なければ肩に厚みや丸みのあるハンガーに干しましょう。



干す前に適宜柔軟剤を使うとふんわりします。

4.もみ洗いは絶対にしないこと

もみ洗いは絶対にしないで下さい。



ウールやカシミヤなどの繊維には、髪の毛のキューティクルのようにうろこがあります。



このうろこは水に塗れると開き、こすったりもんだりすると、からみあって縮んでしまうのです。



やさしく手早く洗うのが縮まないようにするコツです。



もみあらいすると汚れがしっかり落ちていくような気がして、ついついやってしまいがちですが、


とくにウールやカシミヤなどセーターに使われるようなデリケートな素材にはもむのはやめましょう。

5.洗う時の水の温度に注意しましょう

ウールもですが、特にカシミヤのような繊維の細いセーターを洗う時は水の温度に注意をしましょう。



摩擦にとっても弱いですし、毛玉もできやすいデリケートなものなので、温度を熱くしてしまうと繊維が弱って縮みやすくなってしまうので



水温は30度を超えないようにしてください。



洗濯にお風呂上がりの残り湯を使うこともあるかと思いますが、セーターを洗う時は縮や痛みの原因となってしまうので、やめましょう。

6.乾燥機を使うのは絶対にやめましょう

間違っても乾燥機にはいれてはいけません。



温風も良くないですし、ビックリするくらい縮んでしまいます。



洗濯乾燥機は回転させてかなり短時間で高温を出して温風乾燥しますから、無理やり早く乾かすので繊維が縮みやすいのです。



20%近くも縮んでしまうことも良くある話ですので絶対に洗濯乾燥機の使用はいけません。



ただし、素材が水分をほとんど吸収しない吸湿性がないポリエステルのような素材であれば縮むことはほぼありませんので大丈夫です。



やり方を守って丁寧に洗えば、ほとんどのセーターは縮まずにキレイに洗えてしまうのです。



大切なセーターは、お手入れが良ければ長ければ何十年も使えてしまいます。



そのお手入れが面倒くさいものだとやる気になりませんが、お家で簡単にお安く出来てしまうとなれば誰でも気軽にセーターを洗えますよね。



革製品のようにお家ではどうしても洗えないものもありますが、セーターだけでも洗えてしまえば節約にもつながりますし、



お気に入りで毎日着たいセーターも洗って翌日にはまた着られちゃいますよ。

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