梅雨時期や暑い夏の季節には欠かせないエアコン。
一年中稼働させる訳ではないので、いざ使おうという時にホコリが溜まっていたり、風と一緒に菌が舞うのではと心配になりますよね。
エアコンを上手に掃除する方法、そして使用しない時の事前の対策についてご紹介したいと思います。
1.取扱説明書通りに自分で掃除する
家電のために、濡らしてはいけない箇所があるため、掃除をするにも故障してしまうのではと心配するかもしれません。
購入時に同封されている取扱説明書には、必ずエアコンの掃除の手順がのっています。
もし手元にまだ持っているのであれば、その手順通りに行うのが一番良い方法で、ほとんどお金もかからずに対処できる事でしょう。
だいたいはエアコンのカバーを外して、中のフィルター部分を洗浄することが多いので、水を使用する機会もあります。
その場合は、エアコンの下の濡れそうな範囲をブルーシートなどで保護しておくと、後始末も楽に対応できることでしょう。
まずは、説明書があって手順通りに出来るのであれば、コスト面でもこの方法がおススメです。
また一度覚えてしまえば、毎年掃除するときに困ることがなくなるでしょう。
2.気になるカビやホコリを除去
小さいお子さんのいるご家庭では、このカビやホコリが部屋中舞うことが一番気になる点でしょう。
でも上記ように凝った掃除まで自分では出来ないという場合には、
まず見える範囲のルーバーとファンの拭き掃除だけでも十分なほど掃除できます。
ルーバー・ファンとは、空気の出る吹き出し口のことで、稼働するとルーバーが開くのが分かると思います。
こちらは稼働していない状態でも開けることが可能ですので、濡れた雑巾などで拭いたり、
ハタキでホコリを叩き落とすという方法もあります。
この部分に付着しているものが、エアコン稼働と同時に空気と混ざって吹き出されてしまいます。
この箇所を掃除するだけでも、体に入る空気を綺麗な状態にすることは可能です。
また余裕があれば歯ブラシなどを使用してこすると、さらに効果的でしょう。
3.フィルター部分の掃除は節約にも
エアコン本体のカバーをあけると、だいたいはそこに何枚かで出来ているフィルターが存在します。
そのフィルターを通して冷たい空気を洗浄し、余計なホコリなどは除かれるようになっています。
しかし、このフィルターがすべてホコリで埋まってしまっている場合、取り除かれるホコリがきちんと排除できなかったり、
またエアコンの稼働時には余計な電力を消費する原因になることから、綺麗な状態より電気代が高くなってしまうのです。
フィルターは一旦外して掃除するのが理想的ですが、もし難しい場合は掃除機をかけてあげるだけでも結構吸い取れます。
また、エアコン洗浄用のスプレーが市販されていますので、それを使用すると簡単にフィルターを洗浄することが出来ます。
パソコンなどに使用するエアダスターを使用して吹き飛ばすという方法もありますが、
飛ばした際に空気中に舞う恐れもあるので、換気を十分に行いながらすることをおススメします。
4.自動洗浄付きのエアコンに買い替える
現在は、こうしたエアコンの洗浄が簡単に出来るように、技術が進歩し、
自動でエアコン内を掃除してくれる機能が備わっているエアコンも数多いです。
定期的にボタン一つで、中のフィルター部分をきちんとお手入れしてくれるため、
自分で何かするも必要なく、女性にとってはとても便利な機能がついています。
また最近のエアコンは、人のいるところを感知して涼しくしてくれたり、
マイナスイオンを同時に出してくれるものもあり、機能はかなり充実しています。
この際に、古いエアコンを使用している人で掃除が苦手な人は、
こうした最新タイプのエアコンに買い替えることも検討してみると良いでしょう。
エコにも重点をおいているため、節約も期待できます。
一度量販店に足を運んでみると、最近の機能を確認することが出来るでしょう。
5.業者に依頼する
上記の方法も難しくて買い替えるのも難しい場合は、業者に頼むことも一つの方法です。
価格は業者によって異なりますが、およそ一台1万円~2万円程度で、エアコン内すべてを綺麗に洗浄してくれます。
もちろんプロのお仕事ですので、エアコンを故障させる心配もありませんし、丁寧に隅々まで綺麗な状態にしてくれます。
エアコンを使用する7月頃から業者でも混雑する時期になり、予約までに時間を要することがあるので、
あらかじめ5月くらいから予約をとっておくとスムーズにエアコンが使用できる準備が出来ます。
また自分で毎年掃除をしながらでも、3~5年に一度こうしたサービスを受けることで、エアコンの寿命も延びる事でしょう。
一度利用してみるとその良さや便利に気付くかもしれません。
エアコンが使用していない状態の時にホコリが上部にたまりやすく、
稼働時にそのホコリを一緒に吸い込んでしまうことが多いです。
使用していない時は、エアコンにカバーをかけて出来るだけホコリから保護してあげることで、
いざ使用するときに掃除が楽になって一石二鳥です。
暑い時期は毎日使用することも多いエアコン。
その排出される空気を吸い込む訳ですので、掃除はきちんと行いたいものですね。