イタリアン系の料理によく使われているバジル。
香りも良く、パスタやピザ・トマトとモッツァレラチーズとの相性もバッチリなのでクセになります。
そんなバジルはスーパーなどでも購入できますが、自宅でも簡単に育てる事ができます。
今回はそんな自宅でバジルを栽培する育て方をご紹介します。
1.バジルの種
バジルの種はものすごく小さくて、ゴマ粒より小さいと言っても過言ではありません。
ホームセンターなどで苗で販売されているものと、種のものと両方ありますが、種から育てると芽が出るまでには少し日数がかかる場合があります。
基本、オールシーズン植える事は可能ではありますが、気温や湿度によって芽が出てくるまでの日数は左右されます。
これはバジルに限らず、種から育てるもの全てに言える事ですので、芽が出てくるまで少し心配にはなりますが、
丁寧に水やりをして種が土から流れ出てしまわないように気を付けながら育てましょう。
2.バジルは小さいプランタンで栽培出来る
バジルの良いところは、小さいプランタンでも栽培する事ができるという点です。
成長すると30㎝~丈はのびますが、ツルがのびたりするものではないので、100円均一で売られているシンプルなプランタンで充分です。
土は野菜栽培用の土を使いましょう。
たくさん育てたいという場合は横長のプランタンで育てると良いかと思います。
また、芽引きする必要もありません。
手軽にスペースを取らず栽培できますよ。
3.バジルはベランダでも栽培可能
庭がなくてもベランダの隅っこくらいのスペースがあれば充分。
日当たりの良いところで栽培します。
また庭などに植える際もですが、植え合わせというものがあり、一緒に植えてはいけない・育ちにくくなるものもありますので、
できればバジル単品でスペースを確保すると良いかと思います。
バジルはハーブ系ですので基本、植えていると他の植物などにも虫が寄り付かなくなると言われています。
ですのでベランダの虫除けとしても効果的です。
4.バジルは育つのも早い
バジルは芽が出てくると、そこからの成長はすごく早いです。
やがては食べるのが追い付かなくなるほど大量になります。
そういった場合、せっかく育てたバジルをミスミス枯らしてしまうのは勿体ないですよね?
食べるのが追い付かない時はソースにして保存すると良いです。
バジルソース作りは意外と簡単。
フードプロセッサーなどがあればなお良いですが、ない場合はすり鉢でもできます。
クルミやニンニク、オリーブオイル・塩コショウなどを入れて擦り合わせる。
パスタにも使えますし、ソテーなどのソースとしても使えるので、お洒落な料理を楽しむ事ができます。
バジルの葉を大量に使ってもソースはほんの僅かしかできないので、バジルが出来すぎてどうしようもない時には最適な方法です。
5.バジルは収穫したらすぐ食べる
バジルの葉は茎から摘み取ったら軽く水洗いしてあまり時間が経ってしまわないうちに食べましょう。
時間が経過するにつれて葉の色が濃い紫から黒っぽく変色してしまいます。
冷蔵庫で半日くらいは大丈夫ですが、香りも損なわれる可能性があるので、できれば食べる前に収穫するのが理想。
バジルソースにする場合はこの限りではありません。
但し、冷蔵庫だからといって2日も放置するなどは避けましょう。
収穫は爪で簡単に茎からちぎれます。
土に近い方から葉は枯れていくので、早めに下の方から収穫しましょう。
6.バジルを栽培する際の注意点
前記でもご紹介したように、バジルの成長力はすごいので、種を植える時に大量にプランタンに植えてしまうと、
ジャングルのようにモサモサと広がり生えてきてしまいます。
種を植える時はあまり植えすぎないようにするのがポイント。
そして、どの植物にも言えますが水のやり過ぎは土などを腐らせますし、
芽が出てくる前の段階では水やりに勢いがあると土から流れたり種が偏る原因にもなりますので気を付けてください。
プランタンの大きさにもよりますが、芽が3~5つくらい出てくるくらいが適度です。
また、成長していく過程ですでに土に近い方から葉は大きくなっていってますので、大きくなりすぎる前に収穫する。
大きくなりすぎると葉が硬くなり香りも落ちます。
いかがでしたか?バジルは種から簡単に育てる事ができますし、一旦芽が出てくるとその成長はものすごく早いので、
食べる事が追い付かなくなる時もあります。
成長する過程で土に近い下の方から早めに収穫して、食べるのも良し・調味料としてソースにして保存するのも良し。
但し、収穫したらすぐ食べるか加工する事。
そして、1番大事なのは、種の植えすぎと水やりの仕方。
想像以上の成長です。
また種も小さいのでちゃんと土に植えて丁寧に水やりをしないと流れ出てしまいます。
以上の点を気を付けながらベランダなどの日当たり・風通しが良いスペースで是非、バジル栽培と収穫と食べる事を楽しんでみてください。