ファーストシューズをご存知でしょうか。
この世に誕生してから数ヶ月、ずっと寝ていたばかりだった赤ちゃんがやがて寝返りを打ち、
そしてハイハイをはじめ、つかまり立ちを覚え、歩き出す・・・生後1年の間、赤ちゃんの成長は本当にすさまじく、驚かされてばかりの日々です。
そして、最初の一歩を歩き始めた頃から、温かなお家の中だけを見ていた赤ちゃんの世界も徐々に外の世界と繋がります。
赤ちゃんにとって“靴”とは、世界へ羽ばたく自由の象徴とも言えるのではないでしょうか。
よちよち赤ちゃんの可愛らしい足を包む靴。
そして、その最初の1歩を守るのがファーストシューズです。
大切な赤ちゃんの足だからこそ、ファーストシューズはきちんとした物を選び履かせてあげたいものですね。
赤ちゃんのファーストシューズをはかせる時期、そして選び方についてご紹介します。
1.ファーストシューズをはかせる時期
赤ちゃんの歩き始めの時期には個人差があります。
8ヶ月頃から歩き出す子もいるでしょう。
また1歳を過ぎてから歩き出す子もいます。
ファーストシューズはいつから履かせたら良いのだろうと悩まれるお母様もいらっしゃるかと思いますが、最適な時期は決まってはいません。
一番大切なのは、どの時期に履かせるかではなく、その時期の赤ちゃんの状態によって選ぶ靴を考えてあげることです。
2.つかまり立ちをはじめた赤ちゃんのファーストシューズ
小さな可愛らしい靴を見て、「子供が生まれたらあんな靴を買ってあげたい」と夢を膨らませてきたお母様方も多いのではないでしょうか?
しかし赤ちゃんの成長は早く、あっという間に大きくなってしまうため、ファーストシューズが履ける時期はほんのわずかな時間です。
憧れた靴を履かせたいため、つかまり立ちの時点で靴を購入したいと言う方は、まず“靴ならし”の時期として、
室内のみの使用として考えたほうが良いでしょう。
また、室内は滑りやすく転びやすいため、カーペットの上のみ使用させるなど、使用場所についても考慮が必要です。
3.ファーストシューズの選び方
一番多いのが、よちよち歩きをはじめ、お外に出られるようになってからファーストシューズを購入するケースです。
お外を歩くとき、足の裏が痛いから、ガラスなどを踏んだら大変だから、と言うのが主な理由となりますが、
靴には“衝撃を和らげる”と言う役割もあります。
そのため、外歩きを始めた赤ちゃんの靴は、デザインにこだわらず子供の足にあった靴を選ぶと言うことが大切です。
①かかとがしっかりと固いこと赤ちゃんのかかとは未発達です。
そのため靴でしっかりとかかとを支えてあげる必要があります。
ファーストシューズを選ぶ際には、かかとが固いくつを選ぶことが重要です。
お店で選ぶ際には、かかと部分を押し、つぶれないことを確認すると良いでしょう。
②つま先が少し上がっていること赤ちゃんの足にはまだ「土踏まず」がありません。
そのため“べたべた”とした歩き方をしています。
歩くときの足の蹴だしをサポートするには、つま先が上がった靴がベストです。
つまずきにくくしてくれます。
③ハイカットのデザインであること赤ちゃんの足首をサポートするためには、ローカットのデザインよりハイカットがオススメです。
④足に固定できることマジックテープや紐などでしっかりと足に固定できるデザインの靴を選ぶことが大切です。
足と靴を一体化させることで歩きやすく、赤ちゃんも長い間お散歩を楽しむことが出来るでしょう。
4.ファーストシューズのサイズは?
一番良いのは、測定器を使って赤ちゃんの足を調べることです。
そして試し履きを行いましょう。
赤ちゃんが立っている状態でつま先とかかとの状態を調べ、きつすぎたりゆるすぎたりしないか確かめることが大切です。
特につま先は、靴に指がぶつかっていないか何箇所も調べてあげて欲しいところです。
まとめ
よちよち歩きを始めた赤ちゃんは、本当に可愛らしく、見ているだけで顔がほころんでしまうものです。
見る世界の一つ一つが新鮮で、すべてのことに興味を示します。
1歩1歩と歩くことにその世界が広がっていくことに、頼もしさを覚えることでしょう。
そんな赤ちゃんとの大切なお散歩の時間を楽しむために、しかりとしたファーストシューズ選びをしたいですね。
そして、赤ちゃんと同じような気持ちで世界を眺め、子育ての喜びを感じて行きたいものです。