子供がいったんぐずり始めると、どうなだめても泣き止まずに困ってしまうことがありますよね。
子供は、自分の思い通りにいかないことがあると、かんしゃくを起して泣いたり大声を上げてぐずります。
そんな時どのようにして、子供の気持ちを落ち着かせれば良いのでしょうか。
子供がぐずる時の対処法についてご紹介します。
1.子供の気持ちを理解する
子供がぐずっているのには、なんらかの理由があります。
まずは、子供の気持ちを聞いてあげてぐずっている理由を理解してあげましょう。
例えば、買い物に行って、好きなお菓子が買ってもらえずにぐずり出したとします。
頭ごなしに子供に向って、「お菓子はダメ」と否定してしまうと、子供のぐずりはエスカレートするばかりです。
自分のお菓子を欲しいという気持ちを否定されて不満が爆発し、感情をコントロールできなくなってしまいます。
まずは、「このお菓子が欲しかったんだね。
美味しいもんね」と一度気持に寄り添ってあげましょう。
その後に、「今日はお菓子をもう食べたよね。
今度買おうね」などと言って買えない理由を子供に理解させましょう。
子供がお店の中でぐずって恥ずかしいからといって、子供の要求通りにお菓子を買ってしまっては、子供はぐずれば言う通りになると勘違いしてしまいますので、気を付けましょう。
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2.抱きしめる
子供がイライラしてぐずり出した時には、子供を抱きしめてあげましょう。
手を握ってあげたり、頭を撫でてあげたり、背中をトントンとさすってあげるのも良いでしょう。
子供のイライラした感情を静めるには、ママとのスキンシップが一番です。
といっても、子供のぐずりがひどい時は、抱きしめようとしても、のけぞったり暴れたりすることもあります。
抱きしめようとしても拒否する時は、しばらくだまってその様子を見守りましょう。
さんざん、泣き叫んで暴れて感情を爆発させた後には、必ずママの方にスキンシップを求めにやってくるはずです。
その時に、優しく抱きしめてあげてください。
3.他のことに興味をそらす
子供がぐずり始めた時に、他のことに興味をそらすことで子供の気持ちが切り替わることがあります。
自分の要求が通らずに泣いている場合には、歌を歌ってみたり、手遊び歌をしてみたりします。
外でぐずった時には、動物が好きな子供には、猫や犬がいればそっちに気をそらせると効果的でしょう。
車が好きな子、飛行機が好きな子、虫が好きな子、植物が好きな子など、その子の興味を引くものに気持ちをそらせてみると良いです。
どうしても困った時には、子供が泣き止む動画も配信されているので利用してみるのも良いでしょう。
面白い音楽やダンスに見入ってしまい、ぐずっていたことを忘れてくれるかもしれません。
4.見守る
子供がぐずり出して手が付けられない時は、泣いても叫んでも暴れてもしばらくそっと見守っておきましょう。
しばらくすると、どんなに大声で要求を押し通そうとしても無理だと諦めるはずです。
要求が通らずにイライラしてコントロールできなくなった感情もやがて落ち着いてきます。
子供がぐずっている時に見守る際に、周囲に迷惑が掛からないように気をつけましょう。
図書館や病院などの静かにしないといけない場所や公共施設では、ぐずっている子供はいったん外に連れ出してあげましょう。
見守るのと、ほったらかしにするのは違います。
ぐずっている子が怒ってどこかに行ってしまう場合もありますので、しっかりと見守っていることが大切です。
気持ちが落ち着くまで、子供の手を握っていてあげると、子供も安心することができて良いでしょう。
いかがでしたか。
子供を抱きしめたり、頭を撫でたり、背中をさすったりしてスキンシップを取ってあげて気持ちを落ち着かせてあげることも大切です。
歌を歌ったり、手遊び歌をしたり、犬や猫など子供の好きな物を見せたり、子供の泣き止む動画を見せたりして、他のことに興味をそらすのも効果的です。
それでもぐずりが収まらない時は、しばらくは見守ってあげてください。
ぐずって怒りを発散できたら、しだいに気持ちが落ち着いてくるでしょう。
周囲に迷惑を掛けない場所へ移動して、子供がぐずるのをそっと見守ってあげましょう。