働いているお母さんの職場復帰などに伴い、仕事を開始するタイミングに合わせて
保育園の入園を視野に入れ始めることでしょう。
実際に入園するにあたって、どのくらいの費用がかかるのか、
また入園時には何が必要なのか、準備物などをご紹介します。
1.保育料は家庭によって様々
幼稚園のように、保育料は定まっていません。
その家庭における収入から保育料を割り出し、各家庭によって月の金額が変わります。
収入が高くなればなるほど、保育料が高くなり、また保育時間が長ければその分高くなります。
しかし、母子家庭の世帯は免除になることが多く、毎月の費用がかからないように援助されます。
各自治体によって金額が定められており、保育園に入園が決まると、保育料の金額も決定し通知がご家庭に届きます。
お子さんの年齢が低ければ低いほど、保育に手がかかることもあり、必然的に保育料が高くなります。
どのくらいの保育料がかかるのか、事前に自治体に確認する必要があるでしょう。
2.保育園の入園説明会を聞いてから準備開始
保育園の入園が決まると、準備物が売り切れてしまったり、欲しい商品を見つけるのに時間がかかるからと、
すぐに準備に取り掛かるご家庭もあることでしょう。
しかし、その保育園によって準備物は様々で、サイズや材質など、特定の物を指定している保育園もあります。
布団のサイズは70×130㎝で、敷きも掛けも同柄ものでという細かな指示が出ることもあるため、
注文した後に買い直さなければならないといったこともあり得ます。
保育園の入園説明会は大抵2月ごろに行われることが多いため、準備までに1ヶ月以上の猶予があります。
準備物の細かい点を聞いてから、買いそろえた方が、後々失敗することも少ないので、確認してからが良いでしょう。
また、ネームの取り付け位置や大きさも指定がある場合があります。
資料として渡されることが多いので、一つ一つチェックしながら購入し、保育園側から指摘を受けないようにしましょう。
3.入園後に必要となるものもある
入園のタイミングでは必要なかったものが、入園後にお知らせとして準備するよう案内されることがあります。
例えば、プール時期の水着や夏祭りで使用する浴衣や甚平といったように、その時期にならないと必要にならないことから、
入園時の準備物には含まれていないのです。
季節の変化のタイミングで用意するよう求められることもあるため、常に準備物用にお金を取っておいた方が無難です。
また、保育園での生活において、子供はすぐに成長し、服や靴のサイズがすぐに変わり、その都度買い替えなければならなくなります。
サイズの融通がきくサンダルなどは、保育園にて禁止されていることが多く、一般的にはスニーカーでの登園です。
夏でも同様、スニーカーが中心ですので、お子さんにぴったりとあったサイズを履かせるようにしなくてはなりません。
また、布団のおねしょカバーや衣類についてはその日に汚すこともあるため、予備を常時家に置いておく必要があるでしょう。
4.保護者会などの費用が集金のケースもある
保育料はあくまで保育にかかる料金です。
それとは別に、保育園内で集金として保護者会費やオムツカートリッジ代、写真代などを集められることが多いです。
その保育園によっても料金は異なりますが、およそ1,000円~2,000円程度は月々別途で支払うことがあります。
保育料にすべて含まれている訳ではないため、こちらも説明会などで確認しておく必要があるでしょう。
また、集金とは別に行事によっても費用が発生することがあります。
遠足の場合ではお菓子や飲み物、またレジャーシートを用意したりリュックを用意したり。
また夏祭りでは、出店で遊ぶためのチケットを購入したり、
園児以外の兄弟がいて参加する場合は、参加料を取られる場合もあります。
行事毎に費用が必要になる保育園もあるため、保育園を選ぶ際に見学がてら確認しておくべき項目でしょう。
5.細かいものまでに名前をつける
保育園では多くの園児たちが生活しています。
私物にはすべて名前が必要で、どんなに細かいものにでも記載が必要です。
予備の衣類や歯ブラシ、タオルや靴下などにも一つ一つ分かるように記載します。
そのため、持っていると便利なのが「ネームスタンプ」です。
ハンコのように準備物にポンと押すだけで名前をつけることができ、また物によってはマジックがにじんでしまうものや
消えてしまうものがあるため、便利に長い間使用することが出来ます。
新しく買い替えたものにもすぐに対処することができ、字に自信がないお母さんでも安心して使用出来ます。
プラスチックなどにはネームシールを貼りその上からネームスタンプを押すことが出来るので、どのタイプにも対応出来るでしょう。
保育園に入園の際には何かと費用がかかる上、入園後も保育料の他にかかることが多いです。
入園前までに多めに貯蓄したりして急な出費に備えておくことで、入園後も安心することが出来るでしょう。