最近はキレイなタレントさんが実は汚部屋住人だったり、「片づけられない女」をカミングアウトする人が多いようです。
また主婦の方は「片づけても片づけても家族が散らかすから嫌になる」というケースも結構あるのではないでしょうか。
でもやっぱりキレイな部屋で過ごしたいし、頑張って掃除したからにはキレイな部屋を維持したいものです。
そこで「汚部屋を脱出してキレイな部屋を保っている」人たちの日常のちょっとした「ちょこっと片づけ」方法をご紹介します。
まず、なぜ部屋が散らかるのかを考える一度部屋の中を見渡してみてください。
散らかる=物が散乱しているという状態である訳ですが、物が散乱しているということは物が所定の位置に収まっていないからですよね。
ではなぜ物が所定の位置に収まっていなくて散乱しているのか?その理由を考えてみると
1.所定の位置はあるけれど、そこまで持って行くのが面倒でつい放置してしまう。
2.所定の位置を決めてみたものの取り出しにくい、などの難点からつい放置。
3.所定の位置がパンパンで収めきれないから、あふれ出ている。
4.家族が所定の位置に戻してくれない、非協力的。
などが挙げられます。
これらのケースごとに対策を考えてみましょう。
1.所定の位置はあるけれど、そこまで持って行くのが面倒でつい放置してしまう
これ、よくありますよね。
特に仕事などで疲れて帰ってくると「郵便物は一日くらいテーブルの上に出しっぱなしでもいいか」とか
テレビやエアコンなどのリモコンケースを買っても、そこにしまうのが億劫で、ついリビングのテーブルに放置。
気がつくとテーブルの上は物であふれ、テーブルの上に収まりきらない物があちこちに散らばり始め、気がつけば汚部屋状態。
そんな方には「25個ルール」をオススメします。
所定の位置以外に散らばっている物を25個だけ片付けたら一休みするルール。
1個の中に「いらないDM1枚」でも「落ちているハンカチ1枚」でもいいんです。
とにかく25個の物を捨てるか所定の位置に収める。
25個だけならそれほど時間もかからないし、逆に散らかすときに1日で25個も散らかすのは結構大変です。
何よりもゲーム感覚で「これが終わればご褒美(お茶、お菓子、煙草など)が待っている」と思うと続けやすいです。
2.所定の位置を決めてみたものの取り出しにくい、などの難点からつい放置
見た目重視で生活感を排除したインテリアに憧れて、うっかり真似してしまうとこのような事態に陥りがちです。
とりあえず、見た目よりも実用性を重視する事が大切です。
「箱にしまうだけ」などのシンプルな収納方法にして、ひとつひとつカテゴリーを決めてファイリングするなどの手間のかかる方法は、
片づけ上級者になってから挑戦しましょう。
3.所定の位置がパンパンで収めきれないから、あふれ出ている
これはもう、答えはわかっていますよね。
物が多すぎるからなんです。
わかっているけれど片づけられない方は上でご紹介した25個ルールここでもオススメします。
25個ルールに従って物を所定の位置に収めているうちに飽和状態になっている場所が出てきます。
そうしたらそこでざっくり仕分け作業です。
あまり深く考えながらやると、また「片づけられない」ループに陥るので、明らかにいらないものだけを選別して空間をつくってあげましょう。
ただ、これが期限のある書類などはすぐに処分できるけれど、衣類や本など思い入れのあるものの場合は難しいです。
近藤麻里恵さんの著書「人生がときめく片づけの魔法」シリーズでは「ときめく」か「ときめかない」かを取捨選択の基準にしていますが、
そもそも「ときめく」って何?という片づけ下手の方、多いはずです。
そんな方に一つの方法としてご紹介するのがちょっと怪しげなネーミングですが「Oリング選択法」です。
よくスピリチュアル系の話に出てくるOリングを使って残す物を選びます。
やり方は簡単。
左手で親指と人差し指で輪を作り、捨てようか残そうか迷っている物の近くに寄せます。
その輪の中に右手の親指と人差し指を入れて、左手の輪を広げてみます。
簡単に広がって指が離れたら捨てる物へ。
力を入れてなくても指が離れないようなら残しておく物へ。
とくにスピリチュアル系にこだわっているわけではないので、輪の作り方などは適当でかまいません。
とりあえず選別するための方便ですから、あまりそういった方面に抵抗の無い方は一度試してみてください。
結構さくさくと物が捨てられるやり方ではあります。
4.家族が所定の位置に戻してくれない、非協力的
これが一番問題です。
いくらこちらが片づけても肝心の家族が出しっぱなしやりっぱなしではやる気もそがれるというもの。
そうかといって片づけてあげるとそれが「当たり前」になりそうだし、放置してあるものを部屋の隅にひとまとめにする。
これくらいしか考え付かないでしょう。
子供の場合はとりあえず子供の部屋に放置してあるものをすべて持っていく、子供部屋の掃除は本人に任せる。
というあたりが基本でしょうか。
あまりにも子供部屋がひどくなった時には、つきっきりで「いるもの」「いらないもの」「とりあえずとっておくもの」の3つに分類させましょう。
片づけ下手の子供にこれ以上の分類をさせるのは無理です。
ただきっと「とりあえずとっておくもの」が膨大な量になっているでしょうから、1カ月おきなど期間を決めて分類の手伝いをしてあげましょう。
片づけ下手の子供は分類の仕方がわかっていないことがほとんどです。
つきっきりで手伝い、アドバイスしているうちにコツをつかめば自分で片づけが出来るようになります。
ただこれが夫の場合は、ちょっときついですね。
まず住宅事情から夫の個室(書斎)がある家の方が少ないでしょうし、夫婦の寝室に置くのも妻のストレスがたまります。
大きな箱に夫の物をとりあえず入れておき、あとは子供にするのと同じように定期的に仕分けするしか方法がないようです。
何冊かの片づけ本を読む限り、自分が片づけをするようになり、キレイな部屋を保っていると家族も片づけるようになる、
という意見が多いので、その日を夢見てせっせと片づけ続けるのが一番ストレスがたまらないかもしれませんね。
以上、片づけられない女性が少しでも片づけられるようになる方法、いくつかあげてみましたが、参考になるものはありましたか?
一気にやろうと思うと腰が重くなる片付けですが、ちょこっと片づけを続けて今度こそ汚部屋住人の汚名を返上しましょう。