家族が増えるということは、とてもめでたいことですよね。
特に今現在お子さんがいらっしゃる方だと、兄弟が出来るので楽しみなことが2倍になりますが、ここで問題になるのが子どもの「赤ちゃん返り」です。
なぜするのでしょうか?また、赤ちゃん返りをした子に「お兄(姉)ちゃんでしょ?」と言ってもいいのか?ご紹介します。
1.赤ちゃん返りってなに?
そもそも赤ちゃん返りとはなんでしょうか?これはそのお子さんによって様々ですが共通して言えるのが、
「一定年齢に達していた子は急に行動が言葉が幼くなること」です。
例えば自分でごはんを食べられていた子が「食べられない。あ~んってして」と言ったり、今まで出来ていたことをやって。
と要求することが多くみられるようです。
他にはわがままになったり、泣き虫になったり…なぜこれからお兄(姉)ちゃんになる子がこうなるのでしょうか?
それは子どもからのサインなんです。
2.兄弟が出来ることは嬉しい
子どもは自分に兄弟が出来ることが嬉しいのです。
もちろんそのこと理解できる年齢か?にもやりますが、嫌がる子は少ないと言われています。
それは、遊び相手が出来る。
という子どもならではの純粋な気持ちと、お兄(姉)ちゃんになれる。
ということで、大人に近づける気はして嬉しいものです。
なのでよく「赤ちゃん生まれたら一緒に○○する~」と前向き発言を耳にしませんか?それはこういった子どもの心理から出てくる言葉です。
しかしいざ目の前にしても、一緒に○○するまでには何年も時間が必要なので、「あれ?どうすればいいのだろ?」という思いに直面します。
3.ママをとられてしまう不安
今まではママが100%向き合ってくれていたけど、ママをとられちゃうんじゃないか…「ママ~…」「ちょっと待ってて」なんてやり取りないですか?
もちろん泣いている赤ちゃんと、緊急性のないお子さんが目の前にいれば泣いている赤ちゃんを優先することは間違えではありません。
しかし子どもにとって「待ってて」がどれだけの意味合いか想像したことありますか?言い換えると「後回しにされた」と感じるのです。
そうすると寂しさや嫉妬心から泣いたり、騒いだり、気を引きたくて大人からしたら余計なことをしてしまうのです。
つまり子どもからのサインといっても過言ではありません。
4.スキンシップが足らない
赤ちゃんは自分で歩けません。
食事もできません。
話すこともできません。
なので、母親が常にだっこしたり体を寄せ合っていますよね。
では上の子には体を寄せ合っていますか?そこまで寄せ合わなくてもできるようになっていることが多いとなかなか機会は減ってしまいますよね。
しかし、お子さんからすると「赤ちゃんばっかりだっこしている」と感じてしまうのです。
なので赤ちゃんが寝たらお子さんを膝に乗せて絵本を読んであげたり、おもちゃを使わずにお子さんをだっこしてグルグルまわったりしてみましょう。
お子さんも喜んで安心してくれます。
5.お兄(姉)ちゃんでしょ
つい同時にとっさのことが起きて、自分に余裕がないとでてしまう「お兄(姉)ちゃんでしょ」これがどれほど残酷な言葉がご存じですか?
お兄(姉)ちゃんだからなんだよぉ。
って言い返したくて泣いてしまったり、癇癪を起します。
よく考えてみましょう。
上の子とはいえまだまだ年齢は小さくないですか?まだまだママのぬくもりを感じたいのです。
それに兄弟を計画したのはお子さんの責任ではありません。
ご両親です。
お子さんのSOSが出ないようにご夫婦で分担してお子さんをそれぞれ守ってあげましょう。
6.家族が増えるってこと
「赤ちゃんが増えるよ」って子供にとってはどんなことなのか?
受ける衝撃から逆算すると、ある日旦那さんが女性をつれてきて「今日からこの人も一緒に住むことになったよ。仲良くしてね」というのと
同じなんだそうです。
こんなことがあったらあなたは何を感じますか?「主人をとられた」「新しい人の方がいいの?」
「なんとか主人に戻ってきてもらわないと」って感じませんか?実はお子さんが感じる衝撃はこれと同じなんだそうです。
そう思うと、フォローしてあげないと。
と改めて感じますよね。
兄弟が増えると嬉しいですが、毎日の生活のちょっとした我慢や、今までのように思いどおりにいかない日常に不満を感じてしまいます。
大人であれば気分転換できますが、お子さんは人生経験が短いので、簡単に気分転換はおろか、状況をうまく把握する能力がまだないのです。
兄弟で何年も過ごしていく中で、少しずつ我慢することを身に着けて成長していくのです。
お母さんも慣れない複数人の子育てで辛いと思いますが、上の子に目を向けることで子育てがグッと楽になることもあります。
また、ご主人のも協力してもらい、夜はたくさんスキンシップをとる遊びをしてもらうことで気持ちも安定してきます。
家族みんなが笑顔で過ごせたら一番理想的ですね。