梅雨時期や雨の続く日は、どうしても洗濯物が溜まってしまいますよね。
毎日コインランドリーを利用するにも、混雑していて待ち時間があったり、
大量の洗濯物を持ち運ぶのも大変な作業です。
出来れば部屋干しで効率よく乾かすことが出来たら理想的でしょう。
部屋干しをする際に、ちょっとした工夫で乾きを早くすることが出来ます。
ご紹介したいと思います。
1.洗濯物同士に一定の間隔を
大量にある洗濯物を、並べて多くの枚数を一気に干したい気持ちは分かりますが、部屋干しでのデメリットは風がないこと。
そこで部屋干しの際に気を付けたいのが、空気の流れは家の中でもある程度あるものですので、
一枚一枚に間隔をあけて、風の通り道を作ることです。
重ねたように干してしまっては、乾きが遅く、風を受けることが出来ない為に、
生乾きのニオイも発生してしまいます。
部屋干しでのポイントは、いかに短時間で乾かすことが出来るかが重要なため、
空気の通り道を作っていない場合は、乾きに時間を要します。
空気の流れを人工的に作るためにも、換気扇を回しておいたり、
空気清浄機を稼働させているだけでも、ある程度の空気の流れを作ることが出来ます。
この際、出来れば部屋を密室状態にするのではなく、仕切りやドアはなるべく開けて、
開放的にしておくと尚良いでしょう。
2.扇風機を利用してさらに効率アップ
上記のように、部屋干しには空気の流れによって風を通すことが必要です。
梅雨時期や台風が多く発生する夏の時期には、ご家庭で扇風機を使用している機会が多いでしょう。
その扇風機をなるべく洗濯物にあたるように使用すると、かなりの時間短縮が見込まれます。
ただでさえ暑い季節においては、扇風機から送られる風も少し生ぬるい状態ですが、
洗濯物にとってはとても良い風です。
また、外出時など部屋を閉め切ってしまっている状態でも、
なるべくそのまま風をあててあげておくと良いでしょう。
洗濯物から1mくらい距離をおいて使用すると、広範囲に風が行き届くので、
近すぎない位置に設置して稼働しておきましょう。
もちろんエアコンの風でも問題ありませんが、エアコンが苦手という女性も多いので、
扇風機の方が安心できるのではないでしょうか。
3.除湿機を使用する
濡れた洗濯物を室内に干すことによって、室内はかなりの湿度になることが予想されます。
外に干せない状態の時は、屋外も湿度が高いことが予想されますので、
それに加えて洗濯物によってさらにジメジメした環境になってしまいます。
このジメジメした環境は洗濯物にとっては不向きな環境で、また乾くにも相当な時間を要します。
ご家庭に除湿機がある場合は、同時に使用して、余分な空気中の水分を取り除くことが大切です。
除湿機は年中使用するものではない為、ご家庭にない場合もありますが、
ドラッグストアなどで売っている小さい箱タイプの除湿剤でも良いでしょう。
この場合は除湿機に比べると、少し威力が落ちてしまいますが、何もしないよりは効果的です。
除湿機を使用する場合は、なるべく洗濯物の近くに設置するとさらに効率よく湿気を取り除いてくれます。
4.洗濯物はトンネルを作るように
これまで説明させて頂いたように、部屋干しには「風」がとても重要なポイントであることが分かります。
そこで、洗濯物の干し方も重要なポイントになってきます。
洗濯物には、バスタオルからフェイスタオル、衣類や下着といった様々な長さ・大きさがありますが、
この干す順番にも気を付けてみると良いのです。
干し終えた時に、洗濯物でアーチ型の形が出来るような干し方をします。
トンネルをイメージすると良いでしょう。
真ん中部分には短いハンカチや下着、靴下などを。
そこから外側にかけて徐々に長いものを吊るしていきます。
そうすることによって、真ん中部分にトンネル状の空間が出来ます。
これが空気と洗濯物を上手に接触させることが出来る効果的な方法です。
実験調査においても、このアーチ型でトンネルを作ることによって、
工夫をしなかった場合よりおよそ30分程度乾く時間を短縮できるというデータも出ています。
洗濯物の干し方一つでも、乾きの時間に差が出るものです。
5.洗濯機の乾燥機能を使用する
ご家庭にコインランドリーのような乾燥機をお持ちの方はそう多くはないものです。
しかし、ここ数年以内に購入した洗濯機であれば、乾燥機能付きの洗濯機を使用している場合が多いです。
この機能は、すべて完全に乾かすという機能ではなく、ある程度の湿気や水分を飛ばしてくれるため、
干す際に時間短縮が見込まれます。
大抵は30分から2時間程度で乾燥時間を選択することが出来るので、
その時の室内の状況に合わせて使用してみることもおススメです。
あまりに洗濯物が多くてたまっていたり、何日も雨の日が続くようであれば、
短時間で干すことによって、1日に何度か干すことが出来ます。
そのため、大量に洗濯物が溜まっていても、無理なく干すことが出来るでしょう。
また、小さなお子さんなどをお持ちの方は、次の日までにどうしても必要な衣類や帽子などもあるはずです。
生乾きの状態でニオイを気にするよりも、こうした機能を上手く活用することで、
問題なく次の日も快適に使用することも出来るでしょう。
いかがでしたでしょうか?
部屋干しをせざるを得ない場合、こうした少しの工夫で、乾きを早くできて、
嫌な部屋干しのニオイを防ぐことが出来ます。
風や洗濯機の機能、時に扇風機やエアコンを使用しながら、
上手にまた効率よく早く乾かせるように、一度ぜひお試しください。