赤ちゃんの頃から出来る習い事として人気があるのはベビースイミングです。
人気があるのは知っているけど、実際はいつから始められてどんな良いことがあるのでしょう。
今回はベビースイミングの開始時期やその効果についてご紹介します。
1.ベビースイミングはいつから出来る?
ベビースイミングのクラスを開設しているフィットネスクラブでそれぞれ違いがあります。
しかし、大体は生後6ヶ月から入会が出来るところが多いです。
なぜ6ヶ月からなのでしょう?ポイントは「首が座っている」かということです。
そして6ヶ月頃になると手足をバタバタさせ、動きが活発になるからです。
この頃から泳いだり潜ったり出来ると言われています。
泳ぐというより水中で手足をたくさん動かせると言った方がイメージしやすいでしょうか。
潜りについても、掛け声を決めて繰返し練習していると、無意識に息を止めるようになるようです。
2.ベビースイミング効果①スキンシップ
何よりの効果と言えばこれ。
プールに一緒に入るママだったりパパだったり家族との絆を深められる場になります。
そもそもママのお腹の中にいた頃、羊水に包まれていました。
原点が水の中でしたので、人間は水に入るとリラックスが出来ます。
プールに入ってリラックスした時間を一緒に過ごすことで、親子の一体感が生まれます。
肌と肌を触れ合わせることでスキンシップにも繋がります。
お仕事をされているママなども赤ちゃんと同じ時間を楽しみことで絆が深まりますよ。
赤ちゃんはママの笑顔が大好き。
手足をバタバタさせ色々な表情をみせてくれる赤ちゃんを見て、自然と笑顔がこぼれるでしょう。
3.ベビースイミング効果②水と親しむ
水の中はリラックス出来るものですが、3歳くらいになってくるとだんだん恐怖心が生まれます。
「水に潜ると苦しいのかな」「飛び込むのは怖いな」と頭で考えてから行動するようになるのです。
ベビースイミングでなるべく早いうちから水に慣れ、親しむことで恐怖心より水に入るのは楽しい事だと思えます。
ベビースイミングから始めた子と3歳からスイミングを始めた子では水慣れ具合の差は一目瞭然です。
あまり頭でっかちに「泳げるようにしたい」と考えるのではなく、水は気持ちいいよ。
楽しいんだよ。
とママが伝えてあげると良いですね。
4.ベビースイミング効果③生活のリズム
プールの中でたくさん体を動かすことでぐっすりと夜眠れるようになります。
昼と夜のサイクルが出来て、生活のリズムが整っていきます。
まだ赤ちゃんの頃はいっぱい動いて疲れさせたいと思っても出来ることが限られてしまいます。
特にネンネ期の赤ちゃんは難しいですね。
その点プールの中は浮力があるので体もスムーズに動かせたり、水の抵抗で思っている以上に疲れます。
夜泣きで睡眠不足のママ、赤ちゃんがぐっすり寝てくれて夜泣きが減ったら嬉しくありませんか?
5.ベビースイミング効果④脳の発達
プールの中では水圧や水流があります。
水から受ける皮膚への刺激とママと肌を触れ合わせる刺激をダブルで受けることができますが、皮膚感覚の刺激によって知能が発達していきます。
大脳皮質のニューロンが活発に働き神経回路が形成されるからです。
神経系の成長は2歳までに60%、5歳までに80%も終えるのです。
ですからその成長が盛んな時期にたくさん刺激を与えてあげることが出来るプールは脳にも効果があるのです。
乳幼児からスイミングをしている子供たちは知能テストで高い成績を残したという報告もあります。
6.ベビースイミング効果⑤身体が強くなる
風邪を引きやすい、喘息、アトピーの赤ちゃんにもプールはオススメです。
プールの温度は31度くらいに設定されていて、体温よりも低いですよね。
プールに入った瞬間冷たいと感じるものです。
身体は熱を奪われないように体温調整をしようとするので、自律神経が鍛えられます。
自律神経が乱れにくくなることで風邪を引きにくい身体になります。
喘息気味の赤ちゃんも肺にかかる水圧や呼吸を止めて潜ることで呼吸器官が鍛えられますので、喘息の症状を和らげることが出来ます。
アトピーの赤ちゃんも水圧・肌への刺激を受けることで肌を鍛えられるという効果も望めます。
7.ベビースイミング効果⑥社会性が身に付く
ベビースイミングのクラスは3歳に卒業というクラブが多いようです。
2歳頃になると順番を守ったり、お友達にオモチャを貸してあげたりという社会性も教えることが出来ます。
また童謡を歌いながら歩いたり、手遊びなどを入れてくれたりもするので、スイミング以外のことも吸収出来ます。
どこのクラブに通おう?と悩んだら、そんな楽しい雰囲気のあるところをチェックすると良いですね。
さて、良いこと尽くしなのが伝わりましたか?ちなみに赤ちゃんだけでなくママにとっても良いことがあります。
水圧や抵抗の中で身体を動かすとシェイプアップにも繋がりますし、気持ちの面でもリフレッシュが出来ます。
どうしても冬場はプールに行くのが億劫になりがちですが、上がった後にジャグジーで温まったり、採暖室を利用するなどして上手に続けていきましょう。