離婚を考えている時や離婚裁判中、または離婚が成立した直後は離婚できたことの達成感や安心感が先に立つので、
離婚に対しては後悔などと言う気持ちはないと思います。
しかし離婚をしてから時間が経つにつれて、本当にこれで良かったのか?
この選択に間違えはないのか?などと後悔の気持ちが見え隠れする事もあるようです。
離婚してから後悔することについてご紹介します。
1.離婚という偏見
シングルマザーという言葉が浸透した現在でも、世の中はまだまだ離婚した人に対して偏見の目を多く持っている人が多くいるのも事実です。
昭和一桁生まれの人などは未だに結婚をした夫婦は何があっても添い遂げろと言うのが本心です。
なので、片親で子供を育てている人や、離婚をして社会に出てきた女性、バツがつく家庭を守れなかった男性を厳しい目で見がちです。
離婚をしてから時間が経てば、当の本人も偏見の目で見られている事を感じてくることになるのです。
例え、どちらかが一方的に非があり、その事で別れる事になったとしても、世間は本当の理由などは関係がなく、
離婚した事だけに偏見の目を持つ場合が多いのです。
それを感じた時に後悔が生まれます。
2.自分の人生の選択までも否定してしまう
離婚してから時間が経つと、あの離婚は自分自身にも責任があったのではないかと人は迷い、自分を攻める人が多く見られます。
もしかしたら、パートーナーを選んだ自分に見る目が無かったのかもしれない、もしかしたらその前の行動自体に問題があったのかもしれないと、
過去の自分が選択してきた事までもが間違っていたのかもしれないと思ってしまう人も少なくありません。
自分が結婚と言う選択をせずにいたら、このような大変な事にもなっていないし、お互いが虚しい思いもせずに済んだのかもしれないと、
どんどん自分の過去や自分が選んだ道や選択を否定するようになってしまいます。
そんな時に、このような思いや気持ちになってしまったのは、離婚した事が原因だと思う気持ちが強くなり、
離婚したことを後悔する気持ちが生まれてくるのです。
3.言い知れぬ寂しさ
離婚してから時間が経って、自分の生活のリズムが掴めて来た時に、今度は言い知れぬ寂しさや虚しさに襲われる事が多いのが離婚と言うものです。
たまらなく離婚がしたかった人にとっては、念願の離婚成立だったはずなのに、何故か寂しいのです。
離婚をしたくなく一方的に離婚を言い渡たされた人よりも、自分から離婚を言い出した人の方が寂しさや虚しさは後になって訪れるのです。
そんな時は寂しさが先に立ってしまい、この離婚は正しかったのかと?少し後悔する事もあるでしょう。
4.金銭面での不安
女性が離婚をして子供がいる場合は深刻な問題としてやはりお金の事です。
お金の問題は子供がいれば尚更、うやむやに出来ない、今日からも生活を考えないといけない現実問題です。
事実、一人親世帯の貧困率は54.3パーセントと言われていて、社会的なニュースにもなっている問題です。
離婚したはいいけれど、現実問題、お金の事で後悔している人は多く実在しますし、
離婚したシングルマザーの半数以上は金銭面での不安から離婚を後悔したことがあるとも言われています。
5.不安定な精神面
離婚をするとなると、2~3日で肩が着く問題ではありません。
離婚裁判が長引いたり、子供の親権、養育費の事、引越し、引越しに伴い子供の学校の転校や自分の転職や再就職と、やる事がつきません。
離婚がすんなりいかなければいかない程に精神面が安定しなくなります。
離婚裁判中は意外と気が張っている事から自分自身で精神が不安定になっている事さえも気がつかない事も多いそうですが、
ダメージが相当にきているので、離婚してから時間が経つと、一気にほっとした事からも精神が不安定になる時期があると言います。
その精神が不安定な状態が自分だけならまだしも、子供がその様な状態になってしまうと離婚した事さえも後悔すると言われています。
6.思い出の切なさ
先日までは一つの家族として生活していたのに、離婚によって名前や住む場所が変わったりするのも離婚です。
離婚して日が経ち、もう一度自分の人生を考えるられるようになった冷静な自分に戻ると、人は思い出を振り返ろうとするのです。
もう二度と見る事はないと思っていた結婚式の写真、新婚旅行での思い出。
そして結婚前の幸せなあの時間を人は必ず振り返り、思い出し、懐かしむ時が来るのです。
一時はどんなにパートナーを憎んだりしても、人は時が経てば思い出に浸れるものです。
そんな時にはあの時にこうしていれば、ああすれば離婚をする事はなかったのかも知れないと、ふと後悔をするもの人間です。
離婚してから後悔することの解説をしてみました。
出来たら離婚はしない方がいいに決まっていますが、避けられない離婚もあるのもまた現実です。
後悔しない人生をなるべく歩みたいものですね。