熟年離婚を防ぐために気をつけたい3つの注意点

熟年離婚に至るには長年の夫婦の不一致、不満が知らず知らずの内に重なっていったと考えられます。

「いやいや子供が成人するまで待っていただけですよ」と言われるかもしれませんが、

本当に我慢が限界を超えていたら、子供が未成年であろうと離婚を決意していたはずですし、

そこまで我慢できたのなら、子供が成人した後も、「今更離婚も面倒だし、仮面夫婦でもいいから続けようか…」と思ったはずです。

そうではなく、熟年離婚に至るという事は、知らず知らずに溜まっていった不一致、不満がその時期に爆発したのです。

1.ご飯は勝手に出てこない、衣服は勝手に綺麗にならない

これは妻が専業主婦であろうと、共稼ぎであろうと、男性の中には、「ご飯が自動的に出てくるもの」

「衣服は自動的に綺麗になっているもの」と勘違いしている男性というのがいます。

そんなわけはありません。

特にご飯なんて典型的な例です。

まず買い物です。

冷蔵庫に牛乳が、食パンが勝手に補充されているわけではないのです。

いちいち妻がスーパーに買い物に行って補充しているから常に冷蔵庫は空っぽになっていないだけです。

献立を考えてから、考えながら、まずこの買い物です。

来る日も来る日も買い物です。

そして買い物が終って帰って来ても、一段落する暇もなく、まず冷蔵庫、冷凍庫に品物を納めないといけません。

そしてやっとご飯作りです。

料理も来る日も来る日も続きます。

家族が休みで1日家にいる日なら、1日3食です。

やっと出来上がり食べたと思ったら又次のご飯の準備が始まるのです。

そんな思いで作ったご飯も、夫は機械のように口に流し込むだけ。

それだけならまだしも、時には味付けや焼け具合に文句まで言ってくる時さえあるのです。

そしてやっとご飯の時間が終っても、まだ後片付けが残っています。

家族が食事を終えてくつろいでいても、妻は1人終われないのです。

ご飯作りは典型的な例ですが、家事は全てそうです。

家族、特に夫は「勝手に出来ている」と勘違いしているかもしれませんが、

常に終わりなき戦いをしている妻がいるからこそ「勝手に出来上がっている」だけです。

この不満が積もり積もれば、そうそう簡単には拭い去れないほどの怒りへと変貌していく事でしょう。

2.お金は無限に無い。お金を自由に使いたい

お金の価値観の違いというのも夫婦にとっては重い課題と言えるでしょう。

お金に振り回される人生も寂しいですが、やはりお金は生きていく上で最も大切なツールかもしれません。

その価値観が夫婦であまりにも違っているとそれはかなりのストレスになるでしょう。

妻が経済観念がしっかりしている一方で、夫は浪費家夫婦。

特に妻が家庭のお財布を握っていたら、夫には家庭の経済観念が全く無い状態です。

そうなると、自分の家には無限のお金が転がっているような錯覚を起こす夫さえいます。

安月給のくせに部下や後輩の前では良い格好をして大盤振る舞いで奢ったり、

勝手に、趣味の高い釣竿やゴルフ道具を購入したりする夫がこれです。

妻が何度口を酸っぱくしてお説教しても、全く聞く耳持たず、

挙句の果てには「誰が稼いだお金だと思っているんだ」なんて暴言を吐く事も。

その一方で、妻はある程度パーッとお金を使いたいタイプなのに、夫はとても堅実家。

夫が家庭のお財布を握り、専業主婦より細かく家計簿をつけては、

「今月の電気代高過ぎるけど」なんてネチネチした事を言ってくるタイプ。

妻は華やかな生活が好きだからこそ外に働きにも出ているのに、

そのお給料さえ巻き上げられて夫から渡されるお小遣い制。

好きなブランドの服もバッグも買えない。

「何の為に家事と両立して働きに出ているのか…」と。

3.夫婦の距離感の違い。1人が好きか常に人といたがるか


夫婦の距離感の違いといのも月日が長くなればなるほど多大なるストレスとして蓄積されていくでしょう。

夫婦なんて空気のようなもの。

「日頃はお互いがお互いの好きな事をして、夜ご飯を食べたり、

居間で寛ぐ時にだけ一緒にいたら充分」と考える夫婦独立主義の人もいれば、

「暇さえあれば、常に一緒にいたい」という夫婦べったり主義の人もいます。

この2パターンが夫婦で揃っていたら何の問題も無いのでしょうが、バラバラであった場合、

どちらかが歩み寄らない限り夫婦生活を最後まで続けるのが困難になるでしょう。

特に夫が定年退職した後がまずいのです。

それまでは夫が1日のほとんどを外に出ていなかったから、ベタベタしてくる夫に困っている妻なら、その時間だけでも1人になれた。

その一方でベタベタしたい妻に対して夫がドライなら、仕事で留守なのは仕方無い、

仕事で疲れているから構ってくれなくてもある程度仕方無い、で済ませてこれたのです。

でも、夫がひとたび退職すると、そのクッションが無くなるのです。

つまり夫婦の相違がクローズアップされてしまうのです。

夫婦といえども全く違う人間。

その違いがストレスになるにもごく当たり前の事です。

違いが無い、ストレスなんて皆無という夫婦はこの世の中どこを探してもいないでしょう。

でも、その違い、ストレスを小出しに相手に訴えないと最後は爆発してしまいます。

小出しにすれば溜めて訴えるよりも冷静な態度で臨めるはずです。

「熟年離婚は避けたいわ」と思うなら、是非小出しに自分の訴えを相手にぶつけていって下さい。