赤ちゃんにゲップをさせる2つの方法!窒息には要注意!

低月齢の赤ちゃんはミルクやオッパイを飲み終わった後、

背中をとんとんとんと叩いてゲップをさせてあげましょう。

と良く言われますが、実際にやってみるとなかなかうまくいかないことも多いモノです。

なぜ、ゲップをさせなければいけないのか、どうやったらうまくゲップをさせられるのか、

ゲップが出ない時はどうすればいいのかご紹介します。

1.ゲップをさせる理由

低月齢の赤ちゃんは胃の形が単純で、ちょっとした刺激で吐き戻してしまいます。

とくに、ミルクや母乳と一緒に空気を飲みこんでいると吐き戻すことが多いです。

なので、ゲップをさせてミルクや母乳と一緒に飲んだ空気を吐かせてやることが必要です。

吐いたミルクや母乳が喉に詰まってしまうと窒息の危険性があるので注意しましょう。

哺乳瓶の中には空気を飲みこみにくいと謳うデザインのものもありますが、

まったく空気を飲みこんでいないわけではないので、空気を飲みこみにくいと言われている哺乳瓶を使って

ミルクや母乳を与えたあとでもゲップをさせるようにしてあげてください。

しかし、ゲップが上手な赤ちゃんもいればヘタな赤ちゃんもいます。

ゲップをしてもミルクや母乳をよく吐いてしまう子もいれば、

ゲップをあまりしなくてもそんなにミルクや母乳を吐かない子もいます。

個人差があるのであまり心配し過ぎる必要はありません。

赤ちゃんは成長するにしたがって、ゲップが上手になるし、あまり吐かなくもなります。

2.赤ちゃんの頭を肩に預けてゲップをさせる方法

赤ちゃんのゲップのさせ方はいくつか方法がありますが、やりやすい方法でかまいません。

一番オーソドックスなのは赤ちゃんの頭をママやパパの肩や頭から出るくらいに抱き上げます。

それから赤ちゃんの身体を少し前に傾けます。

そして、背中の下から上にさすったり、軽くとんとんとんと叩いてあげます。

この時、力を入れる必要はありません。

ゲップでろ、ゲップでろと語りかけながら優しくさすったり、叩いたりしてあげましょう。

ゲップが出たら赤ちゃんをいっぱい褒めてあげてください。

赤ちゃんがゲップと一緒に少しミルクや母乳を吐くかもしれないので、あらかじめ肩にタオルをかけておくといいでしょう。

3.赤ちゃんを膝の上で抱いてゲップをさせる方法

もう一つの赤ちゃんのゲップのさせ方はママやパパが座った状態で膝に抱っこしてゲップをさせる方法です。

赤ちゃんが小さいうちはこちらの方がやりやすいかもしれません。

赤ちゃんの様子がよく見えるのもこのゲップのさせ方のいいところです。

しかし、ある程度赤ちゃんが手足を動かせるようになるとやりにくくなってしまいます。

やりかたは、椅子に座ったり、正座したママやパパの膝の上に赤ちゃんを座らせるようにして抱きます。

胸を腕で支えてあげて、もたれかからせるようにしてあげてくらさい。

そして、空いている方の手で、先ほどの赤ちゃんの頭を肩に預けてゲップをさせる方法と同様に

背中を下から上にさすったり、軽くとんとんとんと叩いてあげてください。

4.赤ちゃんのゲップの仕方と出ない理由

赤ちゃんのゲップの仕方は小さく何度かゲフッと出したり、盛大に大きなゲップをゲフーと出したりとさまざまです。

ミルクや母乳と一緒に飲んだゲップが全部出きったのか、まだお腹に溜めこんでいるのかは分かりにくいです。

いつまでたってもゲップをしなかったり、赤ちゃんが泣くくらい嫌がっているのなら

ゲップをさせるのを切り上げてしまってかまいません。

もうゲップが出きっているのかもしれないし、あとでオナラで出るかもしれません。

あるいは、もしかしたら、それほど空気を飲んでいなかったかもしれません。

どうやってもゲップが下手な子もいます。

ゲップをさせるのが下手なのかしらと?とあまり悩む必要はありません。

時間が解決してくれます。

5.ゲップが出ない時に注意すること

ゲップが出ないこと自体はたいして問題はありません。

飲みこんだ空気は呼吸やオナラとして出ていくことも多いです。

気を付けなければならないのは、ゲップが出ないことでミルクや母乳を吐いてしまった時、

吐いたものが喉に詰まって窒息してしまうことです。

ゲップが出ない時は赤ちゃんの背中にロール状に丸めたタオルをあてるなどして、

横向きに寝かせてしばらく様子を見ましょう。

横向きに寝かせておくとミルクや母乳を吐いても喉に詰まりにくいです。

また、ミルクや母乳を吐いてしまったからと言って、赤ちゃんが栄養失調になることはありません。

お腹が空いたら泣いて教えてくれるので、その時にまたたっぷりとミルクや母乳を与えてあげましょう。

最初はよく吐いていた赤ちゃんも成長にしたがい、あまり吐かなくなります。

なかなかゲップをしなくて焦ったり、ゲップをさせても吐いてしまって

着替えや洗濯が大変だったりするかもしれませんが、ほんの少しのことです。

ゲップをさせられている時の赤ちゃんの少し潰れて迷惑そうな表情の顔は

とてもかわいいのでしっかりと見ておきましょう。

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