家庭のガス料金を安くするために実践したい節約術

「ガス代節約のポイント」は日々の細かな努力もそうですが、

器機やガス会社の選択も重要です。

今回は様々な月々のガス代を効果的に下げる方法をご紹介します。

1.ガスの種類は何ですか?

ガスにはプロパンガス(LPガス)と都市ガスがあります、このふたつはガス代の基本料金と計算方法などが違います。

都市ガスは地下の配管を通して天然ガスを供給しています。

プロパンガスはプロパンガス会社がボンベを交換していますから毎月この料金も含まれます。

都市ガスは公共料金ですがLPガスは自由料金です、プロパンガス会社で料金は違い、要は「言い値」です。

2.戸建てですか?集合住宅ですか?

プロパンガスでは毎月のガス使用量に加えガス管や料金メーターなどの初期設備費用を上乗せして請求しています。

そのため導入時の費用はゼロ、つまり毎月のガス料金に設備費用が加算されているわけです、

賃貸マンションでプロパンであればその費用を借り手が月々分担して支払っている事になります。

ですので建てる側は設備投資が少額で住みますから賃貸住宅にはプロパンガスが多いのです、

後で借り手のガス料金に乗せられるわけですから。

都市ガスは設備投資にはお金が掛かりますがそれが済めば後はガスの使用量だけを支払えばよいので

結果的に月々の支払いは都市ガスの方が安くなるのが一般的です。

そういった事情で最近ではプロパンガス放れが進んでいて家を借りる、又建てる際にはオール電化や都市ガスが人気となっています。

3.都市ガス付きかオール電化物件に引越す。もしくはガス会社を変更する

一戸建ての持ち家であればプロパンから都市ガスへの変更が可能です、

料金や設備については自治体のガス事業者へご相談下さい。

賃貸でガス代の為に引越しなんて出来ない方はまず「一般社団法人プロパンガス料金消費者協会」のHPへ

アクセスして適性ガス価格を調べてみて下さい。

高ければ下げる事が可能であったり大家さんに相談しプロパンガス会社を変えてもらう事も出来ます。

場合によっては月々5000円以上~も変わってくることもありますよ。

4.都市ガスでもプロパンガスでも節約できる所は節約してみる

①ガスコンロは目詰まりしてはいませんか?

こまめに掃除をして油汚れなどを取り除いておかないと余計にガスの燃焼に負担がかかってしまいます。

②料理は中火で。

弱火は時間が掛かり、強火では無駄にガスを燃焼させてしまっています。

③お鍋は大きい方が良い。

熱が効率よく伝わります、深い鍋よりフライパンを使用した方がお湯は早く湧きますし

乾麺を茹でる時もフライパンの方がふき溢れがしなくて便利です。

ゆで卵を作るのにもフライパンは早く出来上がるそうです。

④パスタなど一度に茹でて冷凍保存出来るものは冷凍してしまう、パスタって冷凍出来ますね、

スーパーで冷凍食品として売られていますもんね。

食べる時にレンジでチンすればOKですから、こまめに茹でるよりガス代の節約になります、

パスタ以外でも野菜や焼きそばや炒飯などもOKです。

⑤ガスを使わない料理方法でお料理する。

保温調理器具を使って煮物などの長時間ガスを使う料理を時短してみる。

⑥電子レンジを活用する。

カップ一杯のお湯を沸かすならガスよりも電子レンジがお得です。

茹で野菜や下ごしらえに電子レンジを使えばガス代が節約できます。

⑦炊飯器レシピも活用する。

炊飯器で出来るお料理って結構多いんですよ、パンも作る事が出来ますし、蒸し料理も出来ますね。

5.ガス代節約の王道は給湯です

大きく月々のガス代を左右しているのが給湯です。

給湯のスイッチはOFFになっていますか?

常にONのままでは不必要にお湯を出してしまいます(特に冬場)夏場は

お風呂でもそんなに熱いお湯でなくても大丈夫だったりしませんか?

温度設定を下げたり、お風呂のお湯張りの水位を下げても変わってきます。

6.水から沸かすか?給湯からお湯を出すか

これは水から沸かすより給湯からお湯を出した方が熱量がかからず安くなります。

夏場より冬場の方が差が大きく出ます、冬場の氷水のようなお水からお湯を沸かせば時間も相当掛かりますよね。

いかがでしょうか?

ガス代は住んでいる方の人数とか、ひとりひとりの意識でかなり違ってきますね。

ガス代のお話をしましたが全体で家計を見直していくことが大切です。

先も触れましたが、ガスの種類がプロパンで適正価格より高すぎると感じた場合はプロパンガス協会へ相談して下さい。

プロパンガス会社の儲けの部分が大きい可能性もありますし、

築年数がある程度経過した物件でのガスの初期設備費用の償却が済んでいるかどうかの確認なども不動産会社に聞いてみるのもよいかと思います。

基本の料金を見直す事が1番大きなメリットがあります、それは電気料金や通信費、すべての経費の削減になりますね。