お祝いの項目ってたくさんありますよね。
結婚祝いや出産祝いは通説と申しますがポピュラーでお返し等も忘れることなくチェックしますが、案外忘れてしまいがちな入学祝い。
本来は入学祝いにお返しは不要だと言うのですが今の時代、お返しナシではちょっと・・と思う人は気持ちばかりの品物を贈っているようです。
今回はこの入学祝いのお返しを贈る時期や最適な品物についてご紹介します。
1.入学祝いのお返しを贈る時期
お祝いを頂く時期も様々で頻繁に会う人、会えない人等でも頂く時期が違います。
早々お正月に併せて頂き面喰らった人もいるのではないでしょうか。
まず、なかなか会えない人で新年のご挨拶と同時に併せて入学祝いを頂いた場合や、4月より早くお祝いを頂いたら入学式も済ませていないのに
お返しを贈っては違和感が残りますから、入学式を終えてから4月上旬~4月中旬くらいにお返しするのがベターです。
お返しの品と一緒に入学式の様子を少し書き綴って同封すると気が利いた人だと株が上がります。
2.熨斗の書き方
熨斗の表書きは上側が「内祝」や「入学内祝い」と記入し、下側は子供の名前を記入します。
中高生の場合なら一般的な書き方で問題ありませんが、小学校ならまだお子さんは小さいですから可愛らしい熨斗を選択し下側の名前は名前のみ、
ひらがなで書くと可愛らしくなります。
熨斗の中に似顔絵を1枚入れるとか工夫すると喜ばれます。
中高生の場合なら熨斗の中に学校生活の目標や近況を書いた手紙を入れると感激されるかもしれません。
人想いの子供と印象がつけられる事間違いなし。
親は促してみましょう。
ただし、似顔絵や手紙の強制は禁物。
あくまでお子さんが進んで書く時にして下さい。
3.入学祝いのお返しに贈る品物は?
お返しの品物は本当に悩みの種ですよね。
でも冷静に真心込めて頂いた人の人柄やご趣味を思い出して決めて下さい。
基本的に頂いた物やお金の半額程度~三分の一位の金額の物をセレクトします。
無難なのはカタログギフトや商品券・ビール券・お米券のようです。
あって困りませんものね。
その人を想って決めるなら例えば読書愛好家なら図書カード○千円分とか美容が趣味の方ならその時のトレンドのクレンジングギフトとか、
お酒好きのご両親ならお酒のギフト等人によって品物を替えても良いですし、公平にカタログギフトなどでまとめても良いと思います。
地域によりますが、品物+お赤飯をつけるところも存在します。
品物と子供の晴れ姿の写真と添え書きを入れても喜ばれます。
4.入学祝いのお返しに贈って失礼なものは?
恥をかかない為にも知っておいて下さい。
贈ってはいけない品物があるんです。
それは1.現金2.肌着3.腰から下に身につけるもの4.高価な品物です。
目上の方に現金は失礼です。
肌着や靴下など直接身につけるものは「より勤勉に」との意味合いがあり履物は「踏み付ける」というイメージがあります。
こちらも目上には失礼にあたります。
高価な品物はなにか下心があるかと疑われますのでやめましょう。
最低限のマナーを覚えておいて下さい。
5.お礼状の文例紹介
お手紙って前から苦手なの・・何を書けばいいのかしら・・と考えてしまうママやパパに添え書きの文例をご紹介します。
ニュアンスは下記の記載要領で良いと思います。
頭を悩めていたら参考にどうぞ。
①この度は入学お祝いをありがとうございました。
頂戴したお勉強机で早くも座り引き出しを眺め早くお勉強がしたいと申しております。
自分の机という認識が早くも出来、愛着が湧いているようでございます。
○○にとりまして、学校生活はなにもかも新鮮な様子でございます。
遅ればせながらお礼の品をお送り致しました。
ご笑納頂けましたら有り難く存じます。
②この度は入学お祝いをありがとうございました。
頂戴しましたランドセルを背負って毎日元気に登校しております。
○○にとりまして、学校生活は上級生もテストも掃除もなにもかも新鮮な様子でございます。
遅ればせながらお礼の品をお送り致しました。
ご笑納頂けましたら有り難く存じます。
6.一番喜んでもらうことは?
祖父母の家が近ければ品物もそうですが、子供の晴れ姿を見せに行き直接子供の口からお礼を言うことが一番喜ばれる方法です。
祖父母の立場ですと、勉強机やランドセルなど高価な品物や現金を頂くこともあります。
ランドセルなら背負って見せに行かれますね。
記念撮影もしたらバッチリです。
孫の元気な姿を見るのは祖父母にとって一番の宝物でしょう。
遠方の親戚にも電話で直接子供からの声を届けて下さい。
応用として入学祝いを頂いたらお返しの品物と子供の添え書き、そして直接会いに行きお礼を言い子供さんから祖父母にお返しを渡して貰う。
この方法が一番スマートかもしれません。
いかがでしたか?優しく温かく見守ってくださる親戚の皆様やご家族に感謝の気持ちを込めて失礼のないようにお返しもスマートに送れたら良いですよね。
親がノートに管理しているだけではなく、ちゃんとお子様にも○○さんから頂いたのよと教えてあげると子供の物やお金への有難みも違ってくることでしょう。