頭皮が臭う原因と臭くなるための対処方法

きちんと洗っているのに頭が臭うと思うことはありませんか。

それは頭皮トラブルにより臭いが発生しているのかもしれません。

今回はこの頭皮が臭う原因とその対処法をご紹介します。

1.きちんと洗髪

頭皮が臭う原因は、頭皮の汚れがきちんと落ちていないというのがまず代表的な原因です。

真夏はもちろんですが、季節を問わず頭髪の中は意外と汗をかいているものです。

その上頭髪に覆われていますので、かいた汗が流れ落ちにくく、頭皮にとどまり、蒸れます。

汗で蒸れた状態がどういった状況を招くのかは想像に難くありませんね。

そう、臭くなります。

そういった状況をきちんと解決しないままですと臭ってくるわけです。

体は汗をかいたら、汗臭くなるのを防ぐため、シャワーを浴びます。

浴びられない状態の時は、デオドラントペーパーなどでケアしたりしますよね。

頭皮も体と同じ皮膚です。

汗をかいたらきちんと取り除かないといけないのです。

体と違い、頭髪があるのでチョチョっとデオドラントペーパーというわけにはいかないので、やはり洗髪が大切になってきます。

2.洗髪の質

しかし、きちんと洗髪してればいいというわけでもありません。

重要なのは洗髪の質です。

せっかく洗髪しても、ささっと形だけ洗ったのでは効果はありません。

頭皮には、たくさんの毛髪があり、毛穴が密集しています。

頭皮も他と同様に皮膚ですので代謝により古い皮膚から新しい皮膚に生まれ変わるサイクルを繰り返しています。

そうした古い皮膚や、かいた汗、皮脂などは、毛根に溜まり、それが臭いの原因となります。

したがって洗髪できちんと頭皮の汗や皮脂、古くなった皮膚を洗い流す必要があります。

そのためにはきちんと泡立てたシャンプーの泡をしっかり頭皮の中にまで行き届かせ、指の腹で優しく、

しっかり地肌の汚れを揉み出すイメージで、マッサージするように洗うことがポイントです。

整髪料やワックスをつける人は、そういったものも頭皮についているので、きちんと取りましょう。

メイクをしたらクレンジングするのと同じです。

顔などと違い、頭髪で覆われた頭皮は見えにくいですが、毛穴にはたくさん汚れがたまっています。

しっかり取り除きましょう。

3.きちんと洗い流す

そしてシャンプーの後は、取り除いた汚れをきちんと洗い流すことが重要です。

しっかり揉み出して取った汚れも、きちんと流すことを怠るとせっかく毛根や頭皮から汚れを取り出しても、頭髪に付着し、残る事になります。

また、キレイにするために使ったシャンプーのカスも残ることになり、臭いの原因をさらに増やすことになってしまいます。

きちんと歯磨きしているのに虫歯になるという原因も同じ原理です。

十分すぎるほどキレイなお湯で洗い、何も残さないということが大切です。

4..リンスやコンディショナーは毛先に

リンスやコンディショナー、トリートメントなどもシャンプーのように頭皮に揉み込んではいませんか?

リンスやコンディショナーには、髪をコートする成分が入っています。

使用後に髪の毛の手触りがスルスルするのはこのためです。

これらは髪を保護する目的としていて、シャンプーのように頭皮に大量につくことを想定していません。

したがって、頭皮につくと、頭皮もコーティングされていることになります。

そのこと自体に致命的な悪影響はなく、前述の通り毎回きちんとしっかりシャンプーにより汚れを落としていれば問題はないのですが、

雑な洗髪が続くことで少しずつ汚れとして蓄積されていきます。

シャンプーは頭皮を洗うために開発されているため、しっかりすすぐことによって落ちますがリンスなどはコーティング成分が入っているため、

シャンプーに比べて落ちにくい性質もあり、頭皮に蓄積されていきやすくなります。

リンスなどの仕上げ材は、できる限り頭皮に付かぬよう使用しましょう。

5.きちんと乾かす

夏場など暑い時期や、髪の長い人は特に、長い時間ドライヤーを使うのは苦痛ですね。

ついつい自然乾燥してしまったり、生乾きのまま寝てしまったりしますがこれは非常に頭皮の臭いの原因となります。

室内で干した洗濯物は、なんとなく臭う…そんな経験はありませんか?室内には目に見えない雑菌がいます。

また、洗濯物には洗濯で落ちきれなかった雑菌もいます。

菌はジメジメと湿った環境が大好きなので湿った洗濯物の中でとどまり繁殖します。

髪も濡れたままの状態で放置すると、室内で干した洗濯物と同じ状況になります。

頭髪の中は体温によって暖かくなり、ジメジメしていて暖かいという菌にとって最高の状態になります。

そして放置することにより、雑菌臭という臭いの元となります。

そのまま寝てしまったりした場合は、使っている枕にまで臭いや雑菌が移り、寝具までなんとなく臭くなります。

面倒に感じることもありますが、きちんとドライヤーで乾燥させることも臭いを防ぐ予防法の一つです。

髪の長い人は地肌付近の髪だけでも乾燥させて、頭皮は乾いた状態にしてください。

最後にきちんと洗ったつもりでも、汚れは残ってしまっている場合もあります。

頭髪の汚れは、臭いだけでなく、かゆみやフケ、脱毛の原因にもなります。

健やかな髪や頭皮は日頃のケアの積み重ねです。

臭いが気になる場合はそのどこかがおろそかになっている可能性があります。

また、シャンプーをスカルプケア用のものに変えてみたり、頭皮専用の洗髪ブラシなどを試してみるのも良いです。

なんとなくルーティーンになっているいつものケアを見直してみましょう。

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