子供に関して困ることは様々ではありますが、あまりうれしくない悩みが子供の暴力です。
他の子供とケンカしやすい、家で暴れやすいなどの状況は好ましくありませんよね。
では、どうして子供がケンカをしたりしてしまいやすくなってしまうのでしょうか。
今回は、子供が暴力的になってしまう原因をご紹介していきます。
1.親が甘やかしすぎた
子供が暴力的になってしまう原因としては、親が甘やかしすぎたことがあげられます。
子供の暴力と言っても色々な場面がありますが、多いのが子供同士のケンカです。
相手の子供を殴ったりしてしまう場合もあり、この原因を知りたいと思う人もいるでしょう。
子供同士のケンカの原因の多くは、自分の欲求が叶わなかったから、だといえます。
例えばよくあるのが、おもちゃの奪い合いのシチュエーションです。
自分が使いたいおもちゃを他の人が使っているので、暴力をもって奪う子供もなかにはいるのです。
このような事が起きてしまう原因が、親が甘やかしすぎたことだといえます。
親が甘やかしすぎると、子供にたいして欲しいものを何でもあたえてしまうことでしょう。
すると、子供は自分のほしいものは何でも手に入ると思い込んでしまいます。
しかし、現実はそうはいかず、幼稚園などでは相手の子供は譲ってはくれません。
そのため、暴力をもって自分の欲しいものを手に入れようとしてしまいます。
2.ストレスがたまっている
子供が暴力的になってしまう原因としては、ストレスがたまっていることがあげられます。
ストレスといっても種類は色々ありますが、多いのは親からのストレスでしょう。
必要以上に怒られている、親からの制限や期待が大きすぎる、などの状況は、子供に対して過度のストレスを与えている状態だといえます。
子供は感情をコントロールする力がまだまだ未熟であり、どうしてもうまくいかない事も多くあります。
そのような時期にストレスを与えすぎると、ストレスを上手く発散することができません。
その発散できなくなったストレスが暴力といった形で発散されるようになってしまい、子供が暴力的になってしまう原因を作り出しています。
このように、ストレスがたまっている事で、子供は暴力的になりやすいといえます。
親の期待以外にも、運動不足や栄養が不充分であることも原因として考えられるので、子供のストレスをうまく管理することは大切だといえます。
3.交友関係がうまくいかない
子供が暴力的になる理由として、交友関係の問題があります。
子供の悩みによくあるのが友人関係であり、友達との関係に悩む子供は多くいます。
しかし、自分だけの力で解決することは難しく、子供は何らかのアクションを行うことで、大人たちに助けを求めています。
このような場面で用いられることに多いのが、暴力です。
自分の力ではうまくいかないので、精神的に不安になり、自分を抑えきれなくなります。
友人とケンカをする以外にも、暴れまわる、大声をあげるなども似たようなサインだといえます。
これらの言動は交友関係が問題であることが多く、その不安定さから暴力にはしってしまいます。
子供は精神的に安定が難しい時期であるので、周囲の大人のサポートは必要になることでしょう。
いかがでしたか。
子供が暴力をふるってしまう原因の多くは、自分の思い通りにならないことをどうにかしようとするためです。
まだまだ自分で解決する能力はないので、暴力で解決することしかできない状態だともいえます。
大人たちがすべきことは、子供の状態を安定した状態にさせてあげることです。
本人が欲しがっている物を把握し、叶えるべきところでは叶え、我慢すべきとこでは我慢するといったことを、しっかりと教えてあげる必要があるでしょう。