数年前から話題となり、今では社会的認知も向上した年の差恋愛。
同姓からは「羨ましい」と言われて鼻が高い思いをする事ができる年の差恋愛ですから、
せっかく仲良くなったパートナーとは長くお付き合いしたいですね。
ここでは年の差恋愛のコツについてまとめたいと思います。
1.年長者のリードが鍵
年の差恋愛で最も大切な事の1つが、年長者のリードです。
多くの場合、年下側は年長者に対しておおらかさであったり経験の豊富さからくる安心や安定感を求めています。
息子なら自分の母、娘なら自分の父に対して、年齢が上がって素直に甘えることができなくなった心を
埋めてくれる相手を求めている事が多いです。
当然、年長者に比べてかなり若者ですから短絡的に感情をぶつけてきたり、
思慮の浅い行動をとって思いもよらない失敗をする事もあります。
そんな時に年長者が心の豊かさを持って許せる心があるか否かは、歳の差恋愛をする上で最大級の要素ですし、
むしろ、気付かないフリをしてミスをカバーしてあげるくらいの気遣いがあって初めて対等といえる程の心構えを持ちたいものです。
2.相手方のご両親と仲良くすること
年の差恋愛というのは当人たちにとっては楽しい事かもしれませんが、周囲の人、
特にご両親については普通の恋愛より心配が多いことでもあります。
例えば年下側のご両親からすれば、我が子の恋人が自分に近い年齢であったり、自分より年上であったりするわけです。
もしかしたら婚姻者で我が子と不倫関係になっている可能性も想像するわけです。
どのように迎えてよいのか困ってしまう事は想像に易いです。
そんな時はやはり、年長者の方には積極的にパートナーのご両親と仲良くして
人間関係を円滑にしておく事が、不安やトラブルを回避することにつながります。
3.年下の側は上手にワガママを言うこと
年上側ばかりでなく、年下側にも注意すべき事はあります。
甘やかしてもらえる事が多い年の差恋愛にあって、自分の方が若いからといって無制限に甘えてしまえば、
年の差のせいで怒りにくいパートナーに知らない間に大きな負担をかけることになります。
年の差があるとはいえ恋愛関係は男女平等という気持ちを、年下側が持ってあげる事も大切なコツの1つです。
相手が自分より大きく年上であるという事は、社会的責任を自分より大きく背負っている事が多いので、
解ってあげられない苦しみを抱えている可能性があります。
その上でおおらかに優しく包んでくれている可能性があります。
だから年下側のコツとしては、甘えながらも相手の負担を考慮して、
上手に甘えられるパートナーになってあげる事が大切です。
4.相手も自分も年の差恋愛を本当に望んでいること
自分よりはるかに若いパートナーを見つけること、自分よりはるかに年上の頼れるパートナーを見つけることは
周囲の人から羨ましがられる事が多いものです。
だから、自分がパートナーに対して対等な関係を望んでいるにも関わらず、
見栄を張るために年の差恋愛をしているのだとしたら、これは上手くいかない可能性が高いです。
年の差恋愛をして上手くいってる人たちというのは、本当に「親の様に甘やかしてくれる相手」と
「子供や孫の様に可愛らしく甘えてくれる相手」を求めている者同士のカップルが多いです。
年の差を乗り越えてしまうほどパートナーに対して求めるものが明確な者同士の恋愛なわけです。
5.一時的な遊び心かどうかの見極め
大人にとって若者の活き活きとした姿は魅力的に映るものですし、若者にとって大人の世界というのは憧れの対象ですが、
本当に自分が年の差があるパートナーを求めているのか、一時的な遊び心ではないのかという確認は大切です。
自分の心というのは解りにくいものですから、日記などをつけてこまめに自分の心を見直して、
遊びの恋愛ではないという確認をする事も大切です。
6.金銭的負担の役割分け
年齢差のある恋愛である以上、ある程度の「おごってあげて当然」「おごってもらえて当然」という関係はあるのですが、
あまり当然になり過ぎると気づかない間にお金のやりとりのせいで言いたいことが言い合えない関係になってしまう事があります。
そこで、年長者の側は年下にもお勘定の下二桁くらいは払うタイミングを作ってあげ、
年下の側も小銭入れくらいは持ち歩く習慣をつけておけば、お金に関してもギクシャクしない関係が作れます。
最後に
昔から年の差恋愛というのは存在していましたが恋愛の形としては少数派であり、
昨今になってようやく一般的に馴染んできた感があります。
年の差恋愛というのは異なる世代間による未知の領域の共有であり、
それが上手くいくためには相手の価値観や倫理観を認め合う必要があります。
互いの違いを認め合って上手に甘え、上手に甘やかす関係を築く事が年の差恋愛の明確なハードルであり、
明確だからこそ周りに羨ましく映るのかもしれませんね。