子育て中の母親の役割は誰よりも子供を愛する存在であること

子育て中の母親の忙しさは想像を大きく上回りますよね。

家事も育児も、人によっては仕事も、全てが同時進行ですから。

自分の事と子供の事とを常に把握しながら生活する母親って、本当に偉大ですよね。

子育ては楽しくもありますが、母親にとっては苦しい瞬間も沢山あります。

偉大な母も時々は、母親って何だろうとか、母親の役目って何だろうと自分に自信を無くしてしまう事だってあります。

子育て中の母親の役割、その軸がブレる事が無ければ、迷っても苦しくても大丈夫です。

1.誰よりも子供を愛する存在でいる

お母さんの役割、そう考えると少し難しく捉えてしまうかも知れませんが、一番大切なのは「誰よりも子供を愛する存在」でいる事です。

特に子供が小さい内は、母親の存在はとても大きくて、子供は何時でも母親に守られている安心感が重要です。

母親がほんの数分外出しただけでも、小さな子は泣いて玄関で待ち続けたりしますよね。

それだけ自分の世界には母親が不可欠で、大きな存在なんです。

子育て中の母親の役割、まず一番は、誰よりも子供を愛する存在でいる事です。

病気で愛する子供の傍に居られない母親だって、子供を思う気持ちは誰にも負けないはずです。

いつも傍で見守って愛せることが一番ですが、近くにいることが全てではなく、誰よりも子供を愛して、その愛を注いであげる事が重要です。

愛されている実感がある事で、子供は自己肯定力をつけるし、物事への取り組み方も積極的になります。

それは、母親に褒めてもらいたい、認めてもらいたいと言う潜在意識があるからです。

失敗も成功も一緒になって受け止めてあげる愛が、誰よりもあれば、それだけでも母親の役割を果たせています。

2.等身大の人間像を見せる

親は人生のお手本なんて言葉もありますが、子育て中に必要なのは良い意味で不完全なお手本です。

母親だって失敗する、努力する、出来たら嬉しい、出来なかったら落ち込む、笑う時もあれば泣く時もある、大喜びだって怒る時だってあります。

そうした人間らしさを間近で見せてあげるのも、隠れた母親の役割です。

思い通りに行く事ばかりではないけれど、努力をすること、時には悪い感情だってあるけれど人として努力をする、母親が人間味をみせることで完璧は無いこと、色々な形の努力や頑張りがある事を可視化してあげることで、子供自身の安心感やお手本になります。

決して指導ばかりでなく「皆だってそうだよ、ほらお母さんだって」と人間像を見せてあげる事で、子供自身が安心するし、感情のコントロールの仕方を学びます。

良いお手本だけでは子供だって窮屈で、失敗した時にとても心細い気持ちになってしまいます。

傍で、不完全でもOK、でも常に前に進む努力をする様を見せてあげましょう。

3.時に敵になってあげること

沢山の愛を注ぐのは、色々な方法があります。

受け止める愛情もあれば、突き放して考えさせる愛情も子育てには必要です。

子供が頑張っているなら、全力で褒めて自信をつけてあげたくなりますよね。

ですが、時には発破をかける事も必要です。

母親って子供にとっては絶対的な存在ですから、極端な言い方ですが一時的に敵になっても直ぐに一番の味方の位置に戻れるんです。

だからこそ、子供が自分の考えを持ち始めた幼少期からは、時に敵になってあげる事も必要です。

「お母さんはこう思うよ」と言う一言って、何気ないようで子供にとっては大きな言葉です。

あなたの考え方は間違っている、と言うのではなくて、母親の「お母さんはこう思うけどな」という言葉だけで「一つの物事でも色々な考え方がある事、あなたの考え方が全てではない」と言う事を、知らしめることができます。

子供は母親のそんな一言で、もう一度考える事を学ぶのです。

見方でいるのは勿論ですが、時に一瞬だけ「敵」になってあげてくださいね。

子供の考え方に柔軟性が生まれるし、相手の気持ちを考えられるようになります。

この行動は実はかなり重要で、子共が小さい内から実行できているかいないかで、子供の特徴が変わります。

人の気持ちや違う考え方を認めることができる子は、感情に柔軟性をもてるようになります。

常に子供をサポートする

子供が小さい内は、本当に手がかかるので大変ですが、そのうちにすっかり大きくなって一端に自分の意志を押し出してくるのが子供です。

母親は良い時も悪い時も、子供の状況を把握しながら時に敵になって、さりげなく物事を教えてあげられる存在です。

いわばサポーターですね。

ついたり離れたり、その時の状況によって飴と鞭を使って子供を精神的に成長させてあげる事、自分が前面に出るのではなく、少し後ろで見守ってあげるのが母親の役割であり、無償の愛でもあります。

母親として完璧かな、なんて考えなくても大丈夫です。

奇麗事ばかりではなく、色々なケースをお手本に見せてあげて、子供が同じような境遇になった時に母親は後ろからサポートしてあげれば十分です。

それが出来ていれば、立派な母親です。

難しく考えずに、人間らしく向上していく事をサポートしてあげてくださいね。

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