妊娠は家族にとっても大きな喜びであり、妊婦さんには優しく接してあげたいものですよね。
一方で妊婦様と呼ばれ煙たがられている人もいます。
今回は妊婦様と呼ばれてしまう人の特徴についてご紹介します。
1.妊婦は優しくされて当然だと思っている
満員電車の中でお腹の大きな妊婦さんを見かけたら、席を譲るといった行動を取る人も多いでしょう。
お腹の大きな妊婦さんは周りの人から見ても赤ちゃんがいるのは一目瞭然ですから、満員電車でたっているのはさぞ疲れるだろうという気遣いで皆さん席を譲るんですよね。
けれども、そういった行為を当たり前のものとして感じている妊婦さんも中にはいます。
目の前で席を譲られて、無言でスッと涼しい顔をして席に着く妊婦さんは「自分は妊婦なのだから席を譲ってもらって当然」といった考えを持った人なのでしょう。
しかしながら、席を譲られた時にはひと言「ありがとうございます」といった感謝の気持ちがあって然るべきですし、それは妊婦であっても妊婦でなくても人として当たり前の事です。
また、レジで会計をした後に重い買い物カゴを店員に持ってもらったりする事も妊婦さんであればよくある事ですが、例え袋詰めテーブルまでの短い距離であっても、相手が店員であっても「助かります」「ありがとうございます」といったひと言があるのとないのとでは大違いです。
店側として妊婦さんの買い物カゴをもてなければいけないといったルールがあるわけではないのですから、そこは店員さんの行為としてありがたく、感謝の気持ちを伝えておくのが人としての礼儀でしょう。
2.自分から妊婦である事をアピールし過ぎる
まだ妊娠の初期でそれほどお腹が大きくなっていない妊婦さんであれば、外から見ても体型だけで「妊婦」だと判断する事は難しいですよね。
けれども、妊娠の初期というのはつわりの時期とも重なりますし体調が優れない妊婦さんはとても多いと言えます。
そういった状態でどうしても外出しなければいけない用事があれば、体調が悪くても外に出なければいけませんよね。
周りの人から見てもすぐに妊婦だと分かる体型であれば、電車の中で席を譲ってもらったり人ごみの中で介助してもらったりといったような親切を受ける事があるかも知れませんが、体型から妊婦だと判断できない場合、多くの人は仮に妊婦かどうか迷ったとしても「ただ単にふくよかな人なのかな」と思ってしまうのが普通でしょう。
だからと言って自分から「私妊婦なんですけど」と周りの人にあえて知らせることで、電車の中で席を譲ってもらったり、行列で多くの人が待っている中、自分の順番を早めてもらったりする「妊婦様」がいるのも事実です。
妊婦でなくても体調の悪い人はいますし、子供や高齢者であれば優しくされて叱るべきですよね。
それなのに、妊娠をきっかけにそういった感覚が麻痺してしまう残念な妊婦さんもいるというわけです。
3.仕事や家事を妊娠を理由にサボり過ぎている
「重たい荷物は持たないように」とか「大きなストレスは体に毒だからのんびりと過ごしてね」等など、妊婦さんが産婦人科医からアドバイスされる事というのは体をいたわる事が多いですよね。
当然、お腹の赤ちゃんと妊婦さんを守る立場にある医師のアドバイスですから、それは聞き入れておいた方が良いでしょう。
しかしながら、そういったアドバイスをされたからと言ってその日から全ての労働を拒否するというのは少々考えものです。
会社勤めをしている妊婦さんは、会社にとっては一戦力としてみなされているわけですから就業時間内はしっかりと仕事をしてもらわなければなりません。
にもかかわらず、医者に無理をしないように言われたからといって急に仕事を休んだり、仕事中に何度も休憩を挟んでいるようでは周りの人の迷惑になってしまいます。
やむをえない事情があれば体調を最優先するべきですが、仕事を休んだり休憩を多く取ったりしなければ行けない状態であればせめて他の人に仕事を引き継いでおくとか、段取り良く仕事を進めて困らない状態にしておくといった配慮が必要なはずです。
また、家庭においても掃除や選択などの家事を一切放棄するとなると他の家族にも大きな負担になってしまいます。
体に無理の無い範囲で、簡単な家事はしっかりとやっておくべきでしょう。
妊娠してハイになる事も
妊娠を待ち望んでいた女性や、初めての妊娠で、気分的にハイテンションになってしまう妊婦さんは沢山います。
不妊治療の結果妊娠が判明し、思わずハイテンションになってそれまで一緒に不妊治療を行なっていた友達に喜びいっぱいの妊娠報告をメールするといった行為もある意味妊婦様の特徴の1つと言えるでしょう。
妊娠した事で、相手の立場がどういったものであるかということを考える配慮が足りていない状態です。
どんなに妊娠が嬉しくても、自分と同じ気持ちで友達も祝ってくれているとは限りませんよね。
妊娠や出産は女性にとってかけがえのないビッグイベントです。
周りの人から嫌な顔をされないように、穏やかに妊娠期間を過ごす為にも少し謙虚なくらいで過ごす事を心がけておく方が、出産後、自分の味方になってくれる人は多いはずですよ。