過保護な母親の子供に悪影響を及ぼす3つの特徴

子供の将来の為に厳しく育てた方が良いのか、優しく育てた方が良いのかは迷うところです。

ただ、子供の教育にとってもあまり過保護すぎるのは悪影響を与えることもあります。

今回はそんな過保護すぎる母親の特徴をご紹介します。

1.我が子を幼い子供のままだと思っている

子供好きな人でなくても、自分の子供というのは目に入れても痛くないほどかわいいと言いますよね。

子供が生まれた瞬間から、自分の事よりも子供の事を優先にして生活してきた親にとっては、子供というのは自分の人生全てをかけて守るべき宝物だといっても過言ではないでしょう。

子供がまだ幼くて1人で何も出来ない間、親はつきっきりで子供の世話をしますよね。

24時間気を抜く事ができず、自分の身だしなみを整えるまもなく1日が過ぎていく感覚は子育てを経験した事のある親ならば誰でも経験した事があるでしょう。

子供が幼い頃は忙しくて時間の感覚もなくなってしまうほどあっという間に日々が過ぎていくものですが、その間に子供というのは自立に向けて少しずつ成長しています。

ところが、親にとってはいつまでたっても子供は子供のままですから、自分が世話をしてやらないと子供ひとりでは何も出来ないという気持ちだけが頭の中を占めてしまって、どんなに子供が自立して自分の事は自分ひとりで出来るような年齢であっても、ついつい「私がしてやらなくては」と思ってしまい、無意識の内に過保護になってしまっているというわけです。

2.いつでも手助けできる用意をしている

特に母親の場合、妊娠中は自分のお腹の中で子供を育てているわけですから、はっきりと「自分は自分、子供は子供」といった境目が出来てくるのは生まれてしばらくたってからではないでしょうか。

「一卵性親子」という言葉があるように、血を分けた親子というのは切っても切れない関係にあり、考え方や行動が意識せずとも似てくるというのは良くある事です。

考え方も似通ったところがありますから、例えば親である自分が困難な状況だったら親は子供に同じような気持ちを味わわせたくないと思うでしょう。

その為には予め子供がそういった状況に遭遇しないように選択肢を幾つか用意しておいたり、もしもそんな状況に子供が置かれてしまった時には一刻も早く子供の元へ行き、手助けしたいと思うでしょう。

思春期を過ぎた子供であれば、そういった親の親心というのは時にありがた迷惑に感じてしまい反発する事も拒否する事もありますが、そういった事を気にもせずいつでも手助けできる状態でスタンバイしているのが過保護な親だと言えるでしょう。

3.自立する道をあえて遮断している

例えば学校で子供同士のケンカがあった時、普通の親であれば「子供同士のケンカに親が入るものじゃない」と理解しているのでその後の解決方法だったり仲直りの仕方というのは子供自身に考えさせて任せるものですよね。

しかしながら、過保護な母親というのは子供がケンカをしたと言う段階ですでに「うちの子供は悪くない」といった考えが生まれ、そこから更にケンカの状況を自分の子供に都合良く理解し、なぜそのような事になったのかを徹底的に調べ上げてその責任を誰かに被せようとします。

担任の先生だったり、子供のケンカ相手に対して責任を被せようとする母親も多く間違っても「自分の子供がケンカの原因を作ったかも知れない」だとか「ケンカはお互い様」と言った考えはまったくというほど生じないでしょう。

普通ならば、ケンカをした原因やその後の仲直りの仕方、相手への接し方などを子供に考えさせ、自分で判断をさせてやるのが親というものです。

子供から相談されたタイミングでアドバイスを与えるのが親の役割であり、それ以上の手助けは子供の自立を遅らせます。

そういった事を分かっていながらも、あえて自立の道を閉ざすような事をしてしまうのが過保護な母親であり、その根底にはいつまでもかわいい子供を自分の元においておきたいといった気持ちがあるからだと言えるでしょう。

過保護は子供の為にならない

必要以上に子供を手助けしすぎる事は子供の成長にとっては良い事とは言えません。

過保護な母親がいつも子供を甘えさせる事で、子供は自分で物事を判断したり悩みを解決したりする事が有りませんから、自分本位な考え方や相手の気持ちを考えられない我侭な大人になってしまいます。

将来子供をそんな大人にさせたくないと思うのならば、出来る限り子供の自立心を損なわないような育て方をしたいものですね。