歯ぎしりが起きる原因はストレス!改善するための治療方法!

「歯ぎしり」ってご存知ですか?

知っている人も知らない人も無意識に「歯ぎしりを」しているって事があるんですね。

無意識に時には意識的に歯をすり合わせたり、また強く噛み締めたりする行為も「歯ぎしり」とよばれます。

ですがこの「歯ぎしり」する行為は医学的には身体に悪影響を及ぼす可能性がある事がわかっています。

1.歯ぎしりの原因

なぜ歯ぎしりするのか?

歯ぎしりは睡眠中に行われて、他人に指摘されるまで自分では気がつきにくい

「無意識の癖」のようなものという認識がされてきましたが。

最近では起きている時でもこの「歯ぎしり」をする事があるといいます。

はたして歯ぎしりは単なる癖なのでしょうか?

「歯ぎしり」という言葉は文字通り「歯を軋ませる(きしませる)」事ですがこの行為の背景、

原因にはストレスがあるというのが、研究結果であきらかになってきました。

「歯ぎしりをしてストレスを発散しているのではないか?」という意見です。

臨床実験に措いて「ストレスが掛かる状況で何かを噛む、歯を食いしばる事で血圧の低下が防げ、

胃に潰瘍が出来るのを防ぐ事ができる」事がわかりました。

言葉の比喩で「歯を食いしばり頑張る」というのがありますがまさに歯を食いしばり

頑張ってストレスに耐えているという状況ですのですね。

2.歯を食いしばって頑張るのは間違い

歯を食いしばって頑張ると血圧が下がってしまう事が避けられ、ストレスが緩和されるなら良いのでは?

と思われそうですが、それは間違いです。

歯ぎしりをする事での一時的なストレス解消は自傷行為に匹敵するというのです。

歯を食いしばる=歯ぎしりをするとどうなるか?

①歯が脆くなって虫歯になりやすくなる。

歯にヒビが入ってします。

②顎関節がダメージを受ける。

固い食べ物が食べられない、食べると顎が疲れると言った症状が起きる。

③筋肉が緊張し続ける事で、肩こりや頭痛などの全身の負担になり疲労する。

ストレス解消の為に人はいろいろな事をします、タバコを吸ったりお酒を飲んだり、

しかしそれらが身体に良いわけではありません、「歯ぎしり」もそうです。

3.無意識から意識へ

まずは自分が歯ぎしりをしているかどうかを確かめてみましょう。

「ギシギシと音を立てている」歯ぎしりもありますが、知らず知らずのうちに噛み締めているという

種類の歯ぎしりがありますから、一度注意して客観的に自分を観察してみて下さい。

最近疲れやすいとか偏頭痛が酷くなってしまっているとか直ぐに肩が凝るとか耳鳴りがするなど、思い当たる点はないでしょうか?

無意識に歯ぎしりを行っている可能性があります。

また、自律神経失調症や、睡眠時無呼吸症候群などの関連性も指摘されています。

歯ぎしりを自覚することはストレスを自覚する事ですのでいろいろな効果があると思います。

4.歯ぎしりは治せるの?

重度の歯ぎしりである場合は歯科医や神経内科などの適切な病院で相談するのが良いでしょう。

重度の歯ぎしりとは毎日毎晩ギシギシと鳴っていて、眠りが浅いとか歯が欠けてきた痛いとかいう症状ですね。

無意識に行ってしまっているこの「歯ぎしり」を治すのは本当に難しいものだと言われます。

喫煙習慣と同じで自分で思った時、止めてみる事が大切ですのですね。

実は私事で恐縮ですのですが私は自分の歯ぎしりで目が覚めます、キシキシと歯ぎしりの音が好きだったんですね。

気がつけば寝ている時などにギューと歯を噛み締めていたりしていました。

でも朝起きると必ずといってよいほど軽い頭痛がしてました。

ですのでこの事を知り歯ぎしりを楽しむのは止めてみました。

(でもまた今朝してましたが・・・)そういえば頭痛と肩こりも徐々に軽減してきた気がしています。

歯ぎしりは特定の遺伝という説もあるようですが私の母もまた凄い歯ぎしりをしておりましたから

ずっと歯科医と耳鼻科へ何年も通院していました、今考えれば歯ぎしりのせいだったかも知れません。

5.いろいろな不調の原因歯ぎしり

子どもが歯が痛いという時、虫歯が考えられますが乳幼児も歯ぎしりをします。

骨格がかわってしまうとさえしている人もいます。

実に歯の不調の70パーセント程がこの「歯ぎしり」「歯の食いしばり」から起きているとも言われます。

歯槽膿漏や神経に害をおよぼしている知覚過敏などもそのひとつです。

また逆に歯ぎしりはストレスが原因で起きまる事がありますから胃の不調を我慢しているとか、

不快に耐えているような状況があるかも知れません。

たかが歯ぎしりとせず、自分を客観視してみる事で歯ぎしりや歯の食いしばりが防げるのではないかと思います。

自分がもしも歯ぎしりしていれば疲れているのかな?

とかこれがストレスになっているのかな?

など状況を探して、緩和させてみるのも良いでしょう。

ストレッチをしたりガムを噛むのも良いかもしれませんし。

寝る前の喫煙や飲酒やカフェインは交感神経を高め、攻撃性を持ち歯ぎしりの原因にもなります。

何事も上手にストレスと向き合っていく、解消法をみつけるのが健康への近道になるのかも知れません。

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