近頃では、共働きが増えてきて、お互いに忙しいため結婚しても披露宴などの式を挙げずに、
市役所で籍だけ入れると言うシンプルな形を取る夫婦が増えています。
それに、結婚しても、お互いに仕事を休むことも無く、自然体なので、いつの間に結婚したの?と
驚かれるなんてこともあるようです。
このような夫婦の場合には、お互いの給料を出し合って、財布を別々にしていることも多く、
上手くいっているケースもあれば、中にはケンカが耐えないケースもあるようです。
結婚しても妻が仕事を続けていく場合に、家計管理を上手く行う方法をご紹介します。
1.お互いに決まった金額を出し合って生活をする
お互いに毎月決まった金額を出し合い、それを生活費に当てると言う共働き夫婦がいます。
このような場合、問題も無く過ごしている間は良いのですが、どちらかが、病気などで仕事が出来なくなると、
お金を出すことが難しくなり、結果的に揉める原因にもなります。
それに、女性の場合には、出産する可能性もありますので、子どもが生まれた際には、
生活費をどうするかを決めておかなくてはいけません。
妻が無収入になった場合でも、妻にお金を要求する夫なら、結婚生活も考えたほうが良いでしょう。
2.夫のほうが妻よりも多めにお金を負担する
共働きの世帯では、上記のようなことを踏まえて、夫のほうが多めにお金を負担する、
もしくは妻が働けない場合には、夫が生活費を出すなどと最初に決めてある場合もあります。
このように最初に決めておくと、お金のことで揉める原因も少なくなります。
しかし、このような共働き世帯の場合、夫も自分が多めにお金を負担することに納得していれば良いですが、
あくまでも妻に自分と同等のお金の負担を求める夫の場合には、ネチネチと小言を言われたり、
いっそのこと、子どもを持たないと言う選択を妻に迫ることもあります。
それに、妻が子どもを欲しがっているのに、夫が子どもはいなくても良いと考えるなら、夫婦生活にも問題が生じてきます。
最近では、子どもを授かるために、不妊治療をしたりする夫婦もいますが、子どもがいらないと考える夫なら、
不妊治療に掛かる費用は出さないと言う場合もあります。
そのため、結婚するならば、子どもを生むかどうかなどの将来的なビジョンも考えておく必要があります。
3.妻が全てのお金を管理する
しかし、いくら共働きでも、やはり生活に掛かるお金は、妻が主導権を握っていることが多いようです。
そのため、ほとんどの共働きの家庭では、妻が収入を管理して、夫はお小遣いをもらうようになっているのではないでしょうか。
この形がもっとも無難であり、妻がきちんと管理していれば、貯金も充分に出来るようになっています。
また、妻が出産した後なども、夫の収入だけで生活をしていくことが出来るかどうかを知ることも出来ますし、
何かあれば、家計からお金を出すことも出来ます。
しかし、妻が浪費家、もしくは家計のやりくりが上手く無い場合には、貯金どころか、出て行くお金が増えてしまい、
夫が気がつかないうちに、家計が火の車になると言う恐れもあります。
きちんと通帳記入をしたり、生活にどれぐらいお金が掛かるのか、家計簿などをつけるのも、家計管理には良いでしょう。
4.夫が家計のお金を管理する
妻が家計を管理する場合もあれば、夫が妻の代わりに、お金の管理をすることもあるようです。
しっかりしている夫の場合、妻よりも生活費を把握しており、貯金も毎月しているなんて人もいます。
けれども、ギャンブル好きや、趣味にお金を掛ける夫の場合には、家計の管理を任せるのは要注意です。
特にギャンブルは、本人が知らない間に、依存症になっていることもあり、
持っているお金を全てつぎ込んでしまうと言う人も中にはいます。
最悪のケースとしては、結婚してから、夫のギャンブル癖を知ってしまい、
家計を任せていたため、自分の貯金や収入まで使われてしまう恐れもあります。
もし、夫にギャンブル依存症の兆候があると感じたら、家計を任せるのはあまりオススメしません。
また、共働きの家庭は、夫、もしくは妻だけが働く一馬力の家庭よりも、収入面では余裕があると思われがちです。
けれど、夫婦二人で20万を越えない収入の家庭もあり、生活が苦しいため、
仕方無く共働きを選択しているケースもあります。
妻も仕事を続けると決めたなら、最初に生活に掛かるお金を二人で把握しておき、
あらかじめ必要な分だけを封筒などに入れて用意しておくと、無駄遣いを控えることも出来ます。
なお、夫婦二人で出し合う生活費などのお金については、言い出しづらくても、
二人で結婚前にきちんと話し合いをしておくと良いかも知れません。
それに、どちらかに金銭的な問題がある場合には、
夫婦でお互いに支えあうことも、結婚生活には大事なことです。
この思いやりの気持ちが無ければ、やはり結婚生活は難しくなるでしょう。