赤ちゃんの首すわりが始まる時期、練習方法

赤ちゃんが生まれて1番最初に言われる成長の段階が首がすわるという成長です。

よく親や出産経験のある友人から言われる首がすわるとは何か、いつ頃から始まるのかご紹介します。

1.首がすわるってどういうこと?首すわりの時期

生まれたばかりの赤ちゃんは自分で首を動かすことができません。

首はくねくねしていて、頭の重さを支える筋肉が発達していないのです。

よく新生児を抱くときには、首と頭を片手でしっかりと支えるように指導されると思います。

それは、首が据わっていないために必要なことです。

首が据わり始める時期は3か月~5か月頃と一般的には言われています。

もちろん、赤ちゃんの成長には個人差がありこの限りではありません。

赤ちゃんの目が見えて、目で動く人やものなどを追うようになったら、次は首が据わる成長へと進んでいくので、ひとつの目安になるかもしれません。

2.首がすわっているのか、どう判断するのか

一般的には3つの条件がそろってできていれば首が据わったと判断できると言われています。

1つ目は、うつぶせ寝にしたときに、赤ちゃん自身が首をしっかりを持ち上げて顔をあげることができるかどうかです。

2つ目は、赤ちゃんを仰向けに寝かせ両手をもって起こすように引っ張ってあげた時に、一緒に首が持ち上がってくるかどうかです。

3つ目は、赤ちゃんを縦抱きにしたときに、首をまっすぐに保てるかどうかです。

いずれも新生児から2か月くらいの赤ちゃんに行うのは非常に危険な行為なので、無理をして行うのはやめたほうが良いでしょう。

1つ目の目安は比較的行いやすく、できなければ頭を起こしてこないというだけなので、危険性は低いと思われます。

検診などで小児科の先生が首のすわりを確認するときは、1つ目の方法でされる場合が多いようです。

3.首がすわるようになるには?練習方法はあるの?

先ほどの1つ目のうつぶせの体勢が、じつは首すわりのための練習にもなります。

1ヵ月を過ぎたころから、うつぶせの体勢を少しずつ練習することは、首や背中、胸の筋肉をする効果もあり、赤ちゃんの成長にとてもいいことです。

ただし、気を付けなければならないことは、赤ちゃんをうつぶせにしているときには絶対に目を離さないということです。

顔を横に向けてきちんと呼吸ができる状態になっているか常に確認してあげましょう。

機嫌のいいときを選んで、遊び感覚でうつぶせ姿勢にさせます。

最初は5秒~10秒くらい様子を見てみましょう。

嫌がって泣いてしまう子もいると思いますので、嫌がったらやめましょう。

しかし不思議なもので嫌がっていても、必死に頭を持ち上げようとするのです。

最初はできなくても何日かすると少しずつ持ち上がるようになっていき、首が据わっていくのです。

それから縦抱きでの授乳も首すわりに良い効果をもたらすそうです。

ただ、新生児の頃から横抱きで授乳しているとやりづらくなってしまうので、うまく大勢をとれる方は試してみてください。

いずれも、慌ててトレーニングのように行う必要はありませんが、少しの時間毎日行うことは、

赤ちゃんの心と体の刺激にもなってとても良い効果も生むし、親子のコミュニケーションの時間もとれて、

いいことがたくさんあるのは間違いないと思います。

4.首が据わるといいことはあるの?

赤ちゃんの首が据わるとお母さんのお世話は一気に楽になっていきます。

抱っこ紐を使って抱っこもおんぶもできるようになります。

首が据わらないと、スリングや横抱きをしなければならず、何をするにも不便なことが多いです。

それをおんぶができるようになるだけで一気にいろいろなことができるようになります。

家事などもそれまでとは比べ物にならないほどスムーズになるし、抱っこをするときも非常に楽になります。

頭を自分で支えることができているので、首を支えてあげる必要がなくなり、頭への衝撃などの心配が大幅に軽減されます。

首が据わることで赤ちゃんの視界も広がるので、たくさんの景色を自分で見て、頭を使っていろいろ考えるようになります。

そういった意味でも首がすわると赤ちゃんの世界は大きく広がっていくことがわかります。

以上のように首がすわるという成長は、赤ちゃんにとって自分から自発的に行動していくための、第一歩の成長段階でもあります。

それまでは、常に首を支えてもらいながら抱かれ、布団に横になっているばかりで天井を見つめる日々だったのが、

首を動かし、自分で向きたい方向を向けるようになる、さらには自分の目線の高さから物事を見ることができるようになるのです。

それを考えるととても重要で大切な成長過程だと言えると思います。

今回首すわりの練習方法などを紹介しましたが、大切なことはそれを親子で楽しみながら、少しずつ日々の成長を感じ、

やがてできるようになるということです。

それには個人差がつきものだということを常に忘れないでいてほしいと思います。

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