換気扇の油汚れの除去は、ベトベトと汚らしく、しかも手間がかかるので嫌がられる仕事ですが、
それ以上に困難な仕事でもあります。
クリーニング専門業者さんに依頼するとプロペラタイプでも、最低5千円程度の出費になります。
そこで、主婦の方でもできる簡単な清掃方法をご紹介したいと思います。
- 1.換気扇が汚れてしまう原因
- 2.油は高温のお湯でサラサラにして落とす
- 3.換気扇を洗う場所
- 4.洗剤は何を使えば良いのか/h3>使用する洗剤については、石鹸がよいとか、重曹がいいとかの生活の知恵をよく聞きますが、 そのようなアルカリ洗剤より圧倒的に強力なのが水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)です。 しかし、危険度が高いので、飲食業などを営んでいる人以外の方にはおススメできません。 プロは業務用の油汚れ専用洗剤を用いますが、高価ですので、これもおススメできません。 実は、高温浸け置き洗浄の場合、投入するのは家庭用台所洗剤で充分通用します。 でも、頑固な油汚れになると必ずしも万全といえません。 そのときは、どうすれば良いのでしょうか。 その答えは次のセクションに書いています。5.モーターやレンジにこびりついた油の落とし方
- 6.換気扇洗浄のコツは程度問題
1.換気扇が汚れてしまう原因
換気扇の主たる汚れは、言うまでもなく、揮発した油(油煙)ですが、
そこにホコリなどが付着し、それが幾層にもなって、落としにくい頑固な油汚れができあがります。
そうなると、モーターの性能が落ちて換気が悪くなったり、カビなどが繁殖して不衛生になったりしてしまいます。
それだけではなく、油煙を吸い込むパワーが低下するので、
吸い込まれてゆく途中でキッチンの周りにも油がこびりつき、汚い、
不潔とうんざりさせられるだけでなく、余計な仕事も増えてしまいます。
そうなることを防ぐためには、調理の5分ほど前に換気扇を回して空気の流れを作っておくことが必要になります。
調理後でも、調理器具やお皿に盛り付けた料理から油煙が立ち上っていますので、
しばらくは換気扇を回しておくことをおススメします。
2.油は高温のお湯でサラサラにして落とす
こびりついた油を落とすための高温処理法は、多くの専門業者さんが用いる基本的な手法です。
なぜなら、油は高温になると液体化してサラサラの落ちやすい状態になるからです。
さらに、温度を高めると洗剤の化学反応が速くなり、油汚れを落とす分子の働きが活発になるからです。
温度は、およそ50度がおススメになります。
プロはキッチンシンクにお湯を張ってそこで浸け置き洗いすることが多いようですが、
シンクが小さくて換気扇が入らないとか、ビニール養生や後の掃除の手間などを考えると
面倒臭くて嫌だと思われる人も少なくないかと思われます。
そのときは、どうすればよいのでしょうか。
3.換気扇を洗う場所
キッチンシンクを使わないときは、ジップロックなどの厚手の袋に換気扇(プロペラ)を入れ、
そこにお湯を注ぎ、さらに洗剤を入れて、15分ほど浸け置きすることをおススメします。
その後、シンクでプロペラについた油をブラシなどでこそぎ落とします。
このブラシは使い捨てになりますので、使い捨てのビニール手袋(5枚組など)と一緒に百円ショップで購入しておきましょう。
これで、おおよその油汚れは落ちます。
ビニールで養生を施したバケツなどでも大丈夫です。
このときは、バケツの中で洗えます。
とにかく、プロペラ(換気扇)を洗浄したあとのギトギト油の除去をせずに
捨てられるように配慮しておくと楽に作業を終えることができます。
なお、目に飛び散ることもありますので、メガネで保護されるのも良いでしょう。
4.洗剤は何を使えば良いのか/h3>使用する洗剤については、石鹸がよいとか、重曹がいいとかの生活の知恵をよく聞きますが、
そのようなアルカリ洗剤より圧倒的に強力なのが水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)です。
しかし、危険度が高いので、飲食業などを営んでいる人以外の方にはおススメできません。
プロは業務用の油汚れ専用洗剤を用いますが、高価ですので、これもおススメできません。
実は、高温浸け置き洗浄の場合、投入するのは家庭用台所洗剤で充分通用します。
でも、頑固な油汚れになると必ずしも万全といえません。
そのときは、どうすれば良いのでしょうか。
その答えは次のセクションに書いています。
5.モーターやレンジにこびりついた油の落とし方
そのようなアルカリ洗剤より圧倒的に強力なのが水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)です。
しかし、危険度が高いので、飲食業などを営んでいる人以外の方にはおススメできません。
プロは業務用の油汚れ専用洗剤を用いますが、高価ですので、これもおススメできません。
実は、高温浸け置き洗浄の場合、投入するのは家庭用台所洗剤で充分通用します。
でも、頑固な油汚れになると必ずしも万全といえません。
そのときは、どうすれば良いのでしょうか。
その答えは次のセクションに書いています。
プロペラは高温のお湯に浸け置きできますが、やっかいなのはモーター周りやレンジフードにこびりついた頑固な油の層です。
お湯に浸けられないので、高温のお湯で油をサラサラにするという裏ワザが使えません。
そのようなときは、ドライヤーを用いましょう。
目安は30秒から1分程度です。
頑固な層になっているときは、プロでもヘラ(内装工事用のスクレーパーや皮すき、
百円ショップで売っています)を使って、力技でこそげ落とすより他はありません。
薄い汚れなら、界面活性剤がこびりつきやすく、後の拭き取りが面倒な台所用洗剤より、
スプレータイプのアルコール除菌剤の方がすすぎや拭き取りが楽になります。
6.換気扇洗浄のコツは程度問題
高温のお湯で油をサラサラにと言っても、所詮、使用するのは安価な台所洗剤やアルコール除菌剤ですので、
プロのように、ツルツルのピカピカになるまで洗浄できるわけではありません。
それに、すぐに油煙でベトついてしまいますので、そこまで神経質にする必要はないかと思います。
換気扇洗浄を気楽にこなすためには、このような考え方も必要ではないでしょうか。
少なくとも、年に1度するかしないかの換気扇洗浄のために、
高い出費をして強力な油汚れ用洗剤を購入するのはコスパが悪すぎます。
それなら、きちんとプロに頼んだ方がいいのではないでしょうか。
「換気扇の掃除」と聞いただけで腰が引けてしまうほど、やっかいな掃除のように思えますが、やってみると意外と簡単です。
最大でも小1時間あれば終えることができるのではないでしょうか。
慣れれば心理的により簡単に思え実際簡単にこなせますので、
定期的に掃除する習慣をつければ、少なくともお風呂掃除よりは楽にこなせるはずです。