おねしょは子供だけかと思いきや、最近は30代くらいの若い人からお年寄りまで、おねしょに悩んでいる人がたくさんいるのです。
恥ずかしいという気持ちから誰にも言えずに悩んでしまっていると思いますが、大人のおねしょの対応策もありますのでうまく使ってほしいです。
大人のおねしょで悩んだ時に読んでほしい、大人のおねしょの原因と対応策をご紹介します。
1.大人のおねしょには2通りあります
大人のおねしょは一次性と二次性の2通りがあります。
一次性のおねしょとは、子供がなかなかおねしょがなくならず、小学生になってもまだおねしょをしていて、
そこから大人になってもおねしょをしている状態のことで一次性の夜尿症といいます。
子供が何か月もおねしょをしていなかったのにまたおねしょをするようになった場合もあてはまります。
二次性とはおねしょを幼児期にしなくなったのに再び大人になっておねしょをするようになった二次性夜尿症で、大人のおねしょのほとんどは二次性です。
しかし、一次性二次性ともに本人は大変つらい思いをしていると思います。
まずはこの夜尿症になった原因を突き止めることが改善へとつながります。
2.大人のおねしょの原因はなに?
大人のおねしょの原因はストレスや疲労、または身体的な異常のどちらかが原因である場合がほとんどですが、
出産後の女性や育児をしている女性にも結構多くみられるのです。
そしてこれらの原因の中でも特にストレスが一番大きな原因とされています。
大人になればなるほど仕事や人間関係、プライベートでストレス疲労が蓄積されやすいです。
ストレスや疲労がたまると、自律神経がみだれてしまい、抗利尿ホルモンと呼ばれるホルモンが増加して、尿を調節するバランスが崩れてしまいます。
そうするとおねしょをしてしまうことが出てきます。
また、体の機能の異常が出てくるとおねしょをすることがあります。
特に尿道近くの筋肉が衰えたり、膀胱の近くの骨盤や、膀胱そのものに異常があることはおねしょの原因となります。
この場合は夜だけでなく昼でも朝でも、どんな時でもおねしょする可能性がでてきてしまいます。
また、出産後の女性もおねしょをしてしまう場合があります。
骨盤がゆるんだり、筋肉がゆるんだり、骨盤が損傷したりすることが妊娠出産でおこりますので、そうするとおねしょや尿漏れすることがあります。
また、慣れない育児や授乳による睡眠不足からストレス疲労を起こして自律神経が乱れて尿に関する機能に乱れが生じてしまうと
おねしょにつながる場合もあります。
3.大人のおねしょを治す対策
大人のおねしょはまず、原因を掴むことです。
もしもストレスというのならば、そのストレスをとることからはじめましょう。
すぐにはストレスは取れないと思いますので、合わせておこなうこととしては、おしっこで塗れてしまったときにアラームで知らせる方法です。
夜尿症の人はおしっこが出てしまっても気づかずに朝を迎える人がけっこういます。
下着が濡れたことをお知らせしてくれるアラーム装置を付けることで、尿を止めることができますから、
続けていくうちにおねしょがなくなる効果が期待できます。
また、就寝2時間前には水分を取らないようにする、体が冷えないような工夫をしてから寝るなど就寝前の工夫も必要です。
4.おむつはためらわずに使いましょう
大人になってもおむつなんて恥ずかしい。
そう思うと漏らしてしまうかもと思っていてもなかなかおむつを履く勇気が出ませんよね。
しかし、そうなると今日もおねしょで下着だけでなく、布団も汚してしまうかもしれない、汚してはいけないというプレッシャーがかかるので、
余計なストレスもかかってしまいます。
また、おねしょが心配で眠れなくなり、寝不足からストレスにもつながってしまいます。
大人のおねしょの原因の大半はストレスなので、おねしょ以外のストレスに加えて、おねしょしてしまうかもというストレスまでもが加わると、
なかなかストレス疲労は取れません。
ここは思い切って使ってしまいましょう。
だれも見ていませんから。
おむつにおしっこをしなくなったら、自信がでますのですこしづつ外していけばいいだけです。
恥ずかしいことではありませんという意識を回りも本人も持つことが大切です。
5.専門医に相談してみても良いでしょう
なかなか治らない大人のおねしょは、長引く前に専門医に一度観て頂いたら良いでしょう。
ホルモンバランスを良くする薬やカウンセリングなどさまざまな角度からアドバイスしていただけます。
しかしながら、ただ漠然と薬を出すお医者様に当たらないように、相談にしっかり乗ってくれて薬も必要な時に
必要な分だけしか出さない信頼できる先生に相談する事が大切です。
大人のおねしょはその対処法や原因はそれぞれかなり個人差があります。
しかしながら、ストレスをなくすことが一番の解決方法と言われていますから、あらゆる方法でストレスを取り去る努力をしてみてください。
恥ずかしいことではありませんし、悩んでいる方はたくさんいらっしゃいますから、
その人にもアドバイスできるようになることを目標にしたりして頑張りましょう。