別居婚での子育てをこれからしようとしているご家庭では、別居婚しても大丈夫かしら?
子供はなんて思うのかな?一人でどちらかがメインに子育てをしても大丈夫なのかしら?などさまざまな不安や疑問が頭をよぎりますよね。
しかし、現代の世の中では男性だけでなく、女性も重要な責任ある仕事をしていたり、その他にも様々な事情で別居を選択する家庭も少なくありません。
大変なことも多いですが、家族の大切さを実感できたりすることもあります。
別居婚での子育てのメリットデメリットについてご紹介します。
1.別居婚はなぜおこるのか?
別居婚に至る理由はさまざまです。
例えば妻の妊娠中や子供が幼いときに夫である男性が海外の危険地域での仕事になった場合は、小さい子供を連れていくわけにいかず、
妻と子を残し単身赴任になったり、海外危険地域でなくても妻も仕事を持っていて、プロジェクトが終わるまで仕事をやめられないとか、
妻が仕事を続けたい場合なども単身赴任になって別居婚となることが多いです。
また、仕事の都合ではなく、年を取った親の介護の為にどちらかが親御さんのもとへ行くといった別居婚も年齢を重ねると増えていきます。
施設も入居したい待機人数が多くてなかなか入れなかったり、最近は介護施設での暴行事件も多く入所させたくない場合は誰かがいくしかありません。
子供の学校の問題があってもほおっておくわけにはいきませんから夫婦どちらかが介護の為に親御さんと一緒に住むパターンです。
その他にも、家庭内暴力が原因で別居婚になり、子供の為に離婚はしない、または離婚すると何をされるかわからないから
相手と離婚の話し合いがもてなくてづるづるなんていう良くないパターンもあります。
2.別居婚にもメリットはあります
子供が小さいうちは別居婚は精神的にも肉体的にも大変ではありますが、慣れれば生活リズムが整ってくれば生活に関しては問題ないです。
特に、子供と自分だけの料理を作ればいいので、パパッと料理が出来ちゃいます。
旦那様が一緒だとおかずをもう一品足したり、おつまみも作ったりしなければいけなかったりしますから三食の料理はかなり楽になります。
ママが仕事を続けたくて別居婚している場合は、仕事のキャリアがつくことや、お金に余裕ができて生活がぎすぎすしない、
ママもやりたい仕事が続けられて輝くことで子供に良い影響を与えられるということも考えられます。
自分と子供だけの生活環境なので、ある程度自分の趣味嗜好に沿った生活を維持できることもメリットです。
旦那様と一緒に住むと旦那様の趣味嗜好も考慮しての生活になりますから。
3.別居婚のデメリットは?
別居婚は子供にとってはあまり嬉しくないかもしれません。
ママもパパも好きな子供は夫婦と子供みんな一緒に生活をしたいと思っていると思います。
でもそれを口に出して言えなかったりして気をつかう子供になる場合があります。
また、知らないところで特に男性側が浮気をする場合も無きにしも非ずです。
また、別居婚とはいえ、会わないわけではありませんから、週末に、どちらかの家にいくのが単身赴任なんかの場合は交通費がばかになりません。
また住居費や光熱費も膨れ上がります。
家賃はほぼ2倍です。
二重生活を送っているようなものなのでお金がかかります。
夫婦共働きの場合はそれでもマイナスにはあまりなりませんが、主婦と夫と子供の家庭の別居婚はとてもお金がかかり家計を圧迫します。
貯金がまったくできないどころかマイナスな家計になってしまうこともざらです。
いつも一緒にいられないので寂しくなったり、病気になった時の子供のお世話はとても大変です。
夫と妻で助け合って子育てをすることがなかなかできません。
すぐに決めなければいけない事で自分だけでは決められないことについても話し合う時間がなかなかもてません。
家事も育児も仕事も片一方が引き受けているとかなりの負担になってうつ病になってしまう人も少なくありません。
それくらい育児というのは体力と精神力を使うのです。
また、お住まいが地方やお年を召した方が沢山いつ地域では、別居婚には理解できる人があまりいなくて、何か言われたり、
へんな噂を立てられたりすることもあるようです。
4.別居婚はすべき?すべきではない?
別居婚を選択するのはどちらも正解も不正解もありません。
一度選んだら自信をもってこの選択で良かったんだと胸を張って活きていけばよいのです。
たとえ家族みんなで住んでいても愛情が与え合えない家庭よりもお互いに愛情を持ち続けている別居婚家庭のほうが何倍も良い家庭で、
子供も健やかに成長していきます。
また単身赴任の男性の中には別居して今までよりも家族の大事さやありがたさ愛おしさを感じるといった意見も良く聞きます。
これを機に良き夫、良きパパへと成長してくれることも期待できますよね。
別居婚は夫婦で話し合って出した結論なら問題ないです。
回りがどうあれ、自分は自分。
でも愛情の交換はまめに怠らずにしていくことが円満な家庭を築いていく必須要素ですのでお忘れなく。