日本は年間を通して気温が高かったり、低かったり…湿度が高かったり、低かったりといろいろな変化がありますよね。
その中でも冬に風邪を引きやすくなる原因が部屋の乾燥です。
今回は部屋の乾燥を防ぐための対処法についてご紹介します。
1.乾燥が引き起こす体調不良
室内が乾燥すると人間の体にどのようなことが起きるのでしょうか?
秋や冬になると乾燥がしやすくなり、乾燥した環境だとまず咳が出やすくなります。
定期的な咳が続くと、まず喉が赤く腫れてしまいます。
次に咳から頭痛を引き起こし、免疫が弱りきるとそのまま熱が出て風邪につながります。
これでは、いくら手洗い・うがいをしても防ぐことは難しいといえるでしょう。
室内の湿度を保ち、ご自身はもちろん、ご家族の健康を守ってください。
2.乾燥が引き起こす肌トラブル
秋や冬になると、顔や手足の皮膚がかさついたり、手のささくれが増えたりする経験はありませんか?
実は室内が乾燥していると、皮膚内の水分が奪われてしまうのです。
これが続くと、肌の水分量が少なくなり、乾燥を引き起こします。
肌だとわかりにくと思うので、濡れたタオルをイメージしてください。
布の中にたくさんの水分が含まれていますが、部屋が管雄して水分が必要になると布内の水分を奪っていきます。
タオルは水分を奪われることによって、タオルは乾いていきます。
肌もこれと同じ現象が起きているのです。
唇が割れる…肌がカサカサする…様々な肌トラブルを引きおこします。
3.電化製品を導入する
一番効果を感じられるのは、やはり電化製品を使用することです。
近年最も効果的でスイッチひとつで使用できるものとして「加湿器」が人気になっています。
芸能人や女優さんでは、各部屋ごとに1つ置いているという方も少なくないようですね。
水をタンクの中に入れてスイッチをおすと、機械の中で水が細かな粒子になり、霧状にだされます。
うまく空気中に馴染むのであっという間に室内に潤いを与えてくれます。
電気代も1時間あたり数円なのでコスパもよく大人気です。
家電屋さんをみると、アロマオイルを垂らして部屋全体に水分の霧と一緒に香りを広めてくれる女子力高めアイテムも発売されています。
もし本当に悩んでいるかたがいらっしゃれば、ぜひ検討なさってください。
4.濡れタオルを部屋に干す
金をかけたくないという方にオススメなのが、室内に濡れタオルを干すことなんです。
先ほど濡れタオルを乾燥するイメージでご紹介しましたが、まさにタオルの水分を部屋が吸い取ってくれるので、お金をかけずに潤いを与えられます。
もしタオルを干すと見た目が…と感じる場合は、潤い用のおしゃれなタオルを干すとさほど気にならなくなりますよ。
デメリットとしては、加湿器と違って部屋全体に潤いをいきわたらすことが難しいという点です。
なので、もし就寝時であれば自分の顔の近くに干しておくと、喉や顔の潤いに繋がりやすいですね。
5.霧吹きを使う
部屋全体に水分をまくには、霧吹きを使用する方法もあります。
天井の方に向かって歩きながら水分を吹きかけます。
簡単に部屋全体をコストをかけずに潤わせることができます。
しかし、粒子はあらいので、空気中にうまくまざれなかった水分が床の上におちてきます。
水分はゆっくり落ちてくるので、水分を撒きすぎてしまうと、床が滑りやすくなります。
大人はもちろん、お子さんがいらっしゃるご家庭で実践される場合は十分に気を付けてご使用ください。
回数は増えてしまいますが、少量をこまめにまいた方が安全かつ、確実に室内の乾燥対策ができるといえるでしょう。
6.日中室内干しをする
これは好みもありますが、時々あえて室内干しをして、室内に水分をいきわたらせることで、昼間はもちろん夜の乾燥を防ぐことができます。
雨の日は湿気が多く、湿度もあるので晴れている日に行うあえての室内干しが効果的といえます。
しかし、晴れているのに室内干しをするなんて…と抵抗のある方もいらっしゃると思います。
その場合は洗濯ものすべてではなく、バスタオルだけ室内に干すなど、調整して行いましょう。
7.換気循環機能をする
もし自宅に換気循環機能があれば、ぜひ使用してください。
浴室は多湿…でも他は乾燥している…という際に、とても便利な機能なんです。
家全体の湿度を均一にしてくれるのです。
なので、もし機能がついていればぜひ活用してみましょう。
近年では賃貸物件でも、この機能がついているところが増えています。
この機能は使っても電気代が安く、24時間つけたままにすることをメーカーがすすめているケースが多くあります。
実は乾燥が改善されると、人間の体が健康にぐっと近づきます。
種類にもありますが、乾燥はウイルスが活発になりやすい環境ともいわれています。
目に見えないウイルスをやっつけるためにも、適度な水分を部屋与えていくように意識してみましょう。
少し余談ですが、女性は秋・冬の乾燥肌はメイクのりも悪くしてしまいます。
いつものお手入れの他にパックなどを使用し、お肌のスキンケアも念入りにしてあげてくださいね。