アメリカのセレブの間で火が付いたチアシードですが、そのダイエット効果がテレビなどでも話題になり日本でも注目されています。
チアシードとはメキシコなどの中南米が原産の植物の種です。
見た目も食感もゴマに似ており、黒いものと白いものとがありますが、白い種の方をホワイトチアシードと呼んでいます。
では、そんなチアシードの効果や食べ方、副作用などをご紹介します。
1.チアシードの栄養価
チアシードはその豊富な栄養素から「スーパーフード」とも呼ばれています。
チアシードが持つ栄養素とは、タンパク質、カルシウム、亜鉛、マグネシウム、鉄分、ビタミン、オメガ3脂肪酸、必須アミノ酸8種類、食物繊維です。
その含有量も素晴らしく、水とチアシードさえあれば、生き延びることが出来ると言われるほどです。
ちなみに、一日に必要な栄養素の半分が、大さじ1杯ほどで摂取出来るとされています。
2.チアシードのダイエット効果
チアシードはそのダイエット効果が注目されて人気に火がつきました。
チアシードを水に浸すとおよそ10倍に膨らみ、チアシードの回りがゼリー状になります。
このゼリー状になった部分にダイエット効果があると言われています。
10倍に膨らみゼリー状になったことで、食べた時に満腹感を得ることが出来、腹持ちも良くなります。
結果、大食いやドカ食いを防ぐことが出来るのでダイエットに繋がります。
また、チアシードは豊富な水溶性の食物繊維を含んでいます。
この水溶性食物繊維は人の体では消化出来ない食物繊維であるため、食べた他の物と一緒に対外に排出されます。
油分や糖分も一緒に排出されるため、油っこい食事や甘い物を食べる時には食物繊維を一緒に摂るとダイエット効果があると言われています。
食物繊維は野菜や海草、大豆製品など、他の食材にも含まれていますが、チアシードは熱を入れたりと調理する必要がないので、
より手軽に食物繊維を摂取することが出来ます。
3.ダイエット以外の効果
チアシードの効果はダイエットだけではありません。
心臓病の予防や4血糖値の上昇を緩やかにしてくれるほか、コレステロール値の改善、糖尿病やがんの予防、
高血圧や動脈硬化の予防、炎症抑制作用に脳の活性化など、あらゆる体の不調に対応出来るまさにスーパーフードです。
4.チアシードの効果的な食べ方
チアシードを食べる際の一番のポイントは、チアシードを水に10分程浸けておくことです。
チアシードは水分を吸収するため、乾燥したまま食べてしまうと胃の中の水分を吸収してしまうので注意して下さい。
そしてお湯ではなく必ず水で戻すことも忘れないで下さい。
40度以上の熱湯だとチアシードに含まれる栄養成分が破壊されてしまいます。
チアシードを戻したものは、ヨーグルトに混ぜたりサラダに混ぜたりと、普通の食事の中に取り入れるだけでも十分なダイエット効果がありますが、よりダイエット効果を求めるならスムージーに入れて一食を置き換える方法です。
チアシードだけでも豊富な栄養成分が摂取出来るので、フルーツや野菜のスムージーに混ぜると立派な食事として代用できます。
また、毎日の間食を楽しみにしている人は、今まで食べていたスナック菓子や甘いケーキなどを止めてチアシードでスウィーツを作ってみましょう。
水で戻してゼリー状になったチアシードを利用してプリンやゼリーを簡単に作ることが出来ます。
オススメは豆乳プリンです。
豆乳とはちみつを混ぜた物の中に乾いた状態のチアシードを入れて下さい。
そのまま固まるまで冷蔵庫で冷やせば感性です。
ダイエット中に間食が我慢できない人の、強い味方になってくれるはずです。
また、あの黒いプチプチした見た目が苦手という人も多いかもしれませんが、そういう人はホワイトチアシードを使うと見た目も気になりません。
実は、ホワイトチアシードの方が栄養価が高いとも言われています。
5.一日の摂取量の目安は?
ダイエットや健康効果が優れているからといって食べ過ぎるのも考えものです。
チアシードそのもののカロリーは、100gあたり534キロカロリーと意外に高カロリーです。
これは、150gのご飯2杯、ハンバーガーを2個食べたのと同じくらいになります。
チアシードの一日の摂取量は10g(大さじ1杯)程度で十分です。
6.チアシードを食べる際の注意点
チアシードは食品なので副作用というものはありません。
しかし、豊富に含んだ食物繊維のせいで人によってはお腹が緩くなることがあるかもしれません。
自分にあった量を加減しながら、最初は少量から食べるようにしましょう。
また、チアシードを食べる際は、一緒に水分もしっかり取るようにしましょう。
いくら水に戻してあるとはいえ、水分を吸収しやすいチアシードが腸内の水分を吸収して、便秘になってしまうこともあります。
いかがでしたか?ダイエット効果や健康効果に優れたチアシードは、調理法も簡単なので手軽に毎日の食生活に取り入れることが出来ますね。
しかし、チアシードだけを頼っていてもダイエットは出来ません。
適切な食事量を守って適度な運動をするなど、自分なりに努力をすることも忘れないで下さい。
また、何の食べ物にも言えることですが、食べ過ぎはかえって体に悪影響を及ぼします。
一日の摂取量をきちんと守りましょう。