こたつで寝ると脱水症状や脳梗塞の原因に!電気代はかなり経済的!

暑かった夏が過ぎたと思えば、もう朝晩は肌寒いような季節がやってきました。

こたつが恋しくなる冬ももうすぐそこまで来ているのかもしれません。

冬はやっぱりこたつが気持ちいいですよね。

しかしこたつのあまりの気持ちよさに負けて、眠ってしまうのは実はとっても危険なことです。

どんな危険が潜んでいるのか見てみましょう。

1.脱水症状を起こすことがある

冬は寒いから汗をかかないと思っていませんか?実は人間は夏でも冬でも1日に1リットルは汗をかくと言われているのです。

さらに体温が1℃上昇すると汗の量も多くなっていくのです。

つまり、こたつに入ったまま長い時間眠ってしまうことでこたつ内の気温とともに人間の体温も上昇することになり、汗の量はかなり増えてしまいます。

それで知らないうちに自宅のこたつで寝ていながら、脱水症状を起こしてしまう危険性があるのです。

脱水症状といっても、侮ってはいけません。

最悪命を落とす場合もあるのです。

こたつでうたた寝をしがちな人は、是非前もって水分をたっぷりとっておくことをオススメします。

2.腰痛や全身の痛み

こたつという狭い空間で、長い時間同じ姿勢で眠ってしまっていると、腰痛を始め、全身の痛みにつながることがありますから注意が必要です。

これはこたつ内に寝そべっているときはもちろんですが、座椅子に寄りかかったり、こたつのテーブル部分につっぷして眠っていても同じこと。

限られたスペースで不自然な体勢で長い時間過ごしてしまうことは腰にも足にもよくありませんし、肩こりにもつながります。

せっかく休みたくて寝たはずが、かえって体が疲れて動けなくなっては、本末転倒です。

あのこたつの癒し空間に魅せられて、眠りたくなるのは分かりますが、目覚ましなどを利用し、1時間程度で切り上げるのが賢明です。

3.脳梗塞の危険も

こたつで脱水症状が起きると、実は血管からも水分が失われ、どろどろになるのです。

どろどろになった血液のなかでは、普段怪我をしたときなどに血を止める血小板が作動してしまい、血栓が作られやすくなってしまうのです。

この血栓が脳まで行けば、脳梗塞になりますし、心臓に飛べば心筋梗塞になってしまいます。

どれも死にいたる恐ろしい病気です。

まさかあんなに庶民的で身近なこたつという電化製品が命に繋がる病気の原因になるなんて、恐ろしいです。

普段から高血圧だったり、過去に血栓が出来たことがあるような人は特に注意しましょう。

こたつの温度は低めに設定し、寝るのはベッドか布団の中にしましょうね。

4.こたつで寝ると風邪を引く?

人間は寝るときは体をリラックスさせる服好感神経の働きが優位になるため、体温が低下していくのですが、

こたつの中はとても暖かく、こたつの外は寒い状況にあるので、体の上半分と下半分での温度差がはっきりと出てくることにより、

体温調整がうまくいかず、体内のバランスが崩れてしまうのです。

これに伴って、自律神経全体の働きも乱れてくるため、免疫力が低下してしまうのです。

これで風邪を引きやすくなってしまうと言われています。

また、それだけでなく、こたつで体に汗をかいているのに、こたつから出ている部分の気温はとても低いので、

体が冷えてしまい風邪をひくということもあります。

とにかく、こたつで寝ると風邪を引くというのは本当のようですね。

5.粘膜を乾燥させてしまう

上記のように、汗をかくと、汗が気化され、身体を冷やることになります。

つまり、体温が下がっていきます。

これに伴い、体内の水分量が減っていき、口の中や鼻の粘膜が乾燥してきます。

粘膜にとって何より怖いのは乾燥です。

乾燥した粘膜は風邪やインフルエンザウィルスのような菌に抵抗力を失ってしまいます。

こたつを活用するのは冬。

奇しくも風邪やインフルエンザ、ロタやノロなどのウィルスの流行する時期と重なります。

こたつで寝て乾燥した粘膜のせいで、これらの病気にかかってしまうなんて悲しいですね。

こたつに入るときは部屋を加湿しておくなど、粘膜が乾燥しないように注意しておきましょう。

6.こたつにかかる電気代は?

こたつで寝てしまうということは、長時間電気を使い続けることになります。

ではその電気代はどのくらいなのでしょうか。

一説によりますと、1時間にかかる電気代を他の暖房器具と比べてみると、こたつはとても経済的なのだそう。

特にこたつの下にも布団を敷き、こたつのかけ布団もしっかりかけておくと、さらに6%の省エネにも繋がるとか。

エアコンや、ガスストーブなど部屋全体をあたためてくれるものよりも、こたつが安いのは納得できますね。

しかし、もっと経済的なのが、お布団やベッドの中に入れるだけの湯たんぽ。

これなら時間とともに冷えていくので火災の心配もなし。

しっかりとした湯たんぽなら、一晩しっかり足元をぽかぽかにしていてくれます。

こたつより体もしっかり休まるし、一石二鳥ですね。

いかがでしたでしょうか。

日本人なら大好きなこたつですが、実は結構危険なものなんですね。

ただ、こたつで眠らないように注意したり、つけっぱなしにしないようにさえすれば、とても便利な電化製品のひとつです。

日本人の伝統的な冬スタイル「こたつでみかん」という至福の時は、やはり外せない冬の風物詩です。

使い方を間違えず、今年もこたつの冬を楽しみましょう。

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