イヤイヤ期という言葉をご存知でしょうか。
「魔の2歳児」と言われるくらい、2歳前後は何を言っても嫌がったり、すぐ物を投げたりと、手を焼いてしまう時期があります。
その時期を、「イヤイヤ期」とも呼びます。
このイヤイヤ期はいつまで続くのか、そしてどう接したら良いかご紹介します。
1.イヤイヤ期①いつまで続くのか?
2歳前後に訪れるイヤイヤ期は、自我が出てくる成長の一つでもあります。
伝えたい事、やりたい事があるのに、まだあまり言葉で伝えることができないので、表現方法として、
否定する態度を取ったり、物を投げたり、噛んでしまったり、ということをしてしまいます。
大抵のお子さんがなるもので、大体4歳くらいになれば落ち着いてきます。
2.イヤイヤ期②大泣きをしたり癇癪を起している時の対処法
お子さんが大泣きをしたり、癇癪を起して何を言ってもダメな時は、まず、お子さんを優しく抱きしめてあげます。
抱きしめてあげることで、落ち着いてきます。
また、場所を変えたりすると、気分がガラッと変わり、落ち着いてくることもあります。
3.イヤイヤ期③なんでも自分でしたがる時の対処法
洋服の着替えや靴を履くなど、なんでも自分でしたがる時期でもあります。
時間がかかるので、ママとしてはすぐ手伝ってあげたくなってしまいますが、時間が許すのであれば、自分がやりたいようにやらせてあげます。
うまくできない時は、さりげなく手助けしてあげながら、最後まで見守ってあげます。
そして、うまくできたら思いっきり褒めてあげます。
4.イヤイヤ期④家以外の場所で愚図ってしまう時の対処法
お店などで子供が騒いでしまうと、周りの目も気になります。
予想される行動については、事前に対策を取ります。
カートに乗ることが好きなお子さんは、カートに乗せてあげる。またカートに乗せた後におせんべいなどのお菓子を持たせておくなど、
静かにできるようなことを用意しておきます。
ママも、買い物時はできるだけ短い時間で済ませられるように、予め買いたい物をメモをしていくなどの工夫をします。
5.イヤイヤ期⑤何をしても泣き止まず、手がつけられない時の対処法
あまりに泣いて暴れて手が付けられない時は、ついママもイライラしてしまいますが、そういった時は、その様子をビデオ撮影することも一つの方法です。
ママもビデオを撮る、という行動をすることで気持ちが少しは落ち着きますし、
子供が大きくなってからその映像を見せながら「こんな時期もあったのよ」と思い出にもなります。
カメラに興味を持ち、泣き止むこともあります。
また、様子見られるところで少し距離を置き、しばらく放っておくという方法もあります。
すぐ要求を受け入れてあげていてしまうと、泣いたり暴れれば、自分の思い通りになる、と思ってしまうようになります。
6.イヤイヤ期⑥ママへの独占欲が強い時と対処法
上の子やパパと話すだけで嫌がってしまう、ママに対して独占欲の強いお子さんもいます。
そういう時は、上の子のフォローはパパなど他の家族に頼み、思いっきり甘えさせてあげます。
7.イヤイヤ期⑦ママのストレスが溜まった時の対処法
いつも子供と二人きりで、毎日イヤイヤと言われてママのストレスも溜まってしまうような時は、
自治体などが行っている子育て広場などに行ってみるのも一つの方法です。
場所が変わるので、子供の機嫌も変わることもありますし、他のママさん達と話すことで、ママのストレス解消になります。
また、そういった広場には、保育士さんなどプロの方がいるので、相談してみるのもよい方法です。
他のお子さんと交流することで、例えばおもちゃを独占してしまったりとトラブルが起こることもあるかもしれませんが、
そういった中で社会性を学びますし、大抵のママさん達は、イヤイヤ期の子供の様子は知っているので、アドバイスをもらえたりすることもあります。
このように、イヤイヤ期は大抵のお子さんがなるもので、成長の一環です。
決してわがままということではありません。
そして、大抵は4歳頃になれば落ち着きます。
ですから、ママも「今はこういう時期だけど、いずれは落ち着く」、「成長過程だ」と思い、どうしてもイライラしてしまう時は
上記の対処法を試してみたり、深呼吸をして気持ちを落ち着かせたりしてみます。
7.イヤイヤ期⑦注意点
注意点としては、決して手をあげない、ということです。
手をあげても、何の解決法にもなりませんし、後で後悔するだけです。
ストレスが溜まってしょうがない時は、パパのお休みの時に一時間でも自分の時間をもらい一人で過ごすだけでも、
リフレッシュになり気持ちが落ち着きます。
そして、新たな気持ちでお子さんと向き合うことができますよ。