おしゃぶりは赤ちゃんのトレードマークと言ってもいい程、真っ先に思い付く赤ちゃんグッズのアイテムです
愚図った時や寝かし付けに便利なため、手放せないママも多いはずです。
一方、おしゃぶりを嫌う赤ちゃんもいたり、歯並びの事が気になりおしゃぶりを与えていないママもいるかもしれません。
今回は、おしゃぶりを使用する時期や、おしゃぶりのメリット・デメリットについてご紹介します。
1.おしゃぶりを始める時期は?
おしゃぶりは新生児期から使用する事が出来ます。
生後1ヶ月の間、赤ちゃんは時間に関係なく、度々お腹を空かして目を覚まします。
その度に泣いて起こされるので、ママもパパも体力的にきつい時期でもありますね。
そんな時に活躍するのがおしゃぶりです。
乳児期に使用する物より小さめの作りで、新生児期の物が売られています。
母乳やミルクを飲んでも機嫌悪い時、口寂しそうにしている時に加えさせてあげると、赤ちゃんによっては喜んでくれる場合があります。
しかし、これは全ての赤ちゃんに当てはまる事ではなく、おしゃぶりを嫌う赤ちゃんも多いものです。
2.おしゃぶりを使用するピークは?
赤ちゃんがおしゃぶりを必要とするピークは、大体2ヶ月〜4ヶ月頃と言われています。
これは赤ちゃんのおっぱいを吸いたいという欲求がこの時期がピークになるからです。
生後5〜6ヶ月頃からその欲求が徐々に減って行き、離乳食が始まる頃には自分で食べ物を食べたいという意識に変わっていきます。
しかし、おしゃぶりが習慣になっている赤ちゃんは、この時期が過ぎても眠い時や不安な時など、安心感を求めておしゃぶりを欲しがります。
赤ちゃんの精神安定剤のような物なので、ある程度はおしゃぶりを続けても構いませんが、
あまり長い期間使い続けると歯並びや言葉の発達に影響が出てくるので、時期を見て卒業するようにしましょう。
3.おしゃぶりのメリット
おしゃぶりは赤ちゃんの口元に刺激を与え、吸うという行為を通してリラックス出来るホルモンの分泌を促します。
赤ちゃんの不安やストレスを軽減してくれるので、愚図ったり泣き止まない時に活躍してくれます。
人ごみの中に出かけたり、乗り物の中などは案外赤ちゃんにストレスを与えます。
そういう時もおしゃぶりは非常に有効です。
完全母乳の赤ちゃんの場合、おっぱいを吸っている事が精神の安定をはかるので、おしゃぶりを必要としない赤ちゃんが多いようです。
しかし、愚図る度におっぱいを欲しがります。
人前でおっぱいを出すわけにもいかず、ママは身動きが取り辛く大変かもしれませんね。
赤ちゃんは言葉を口に出す事ができないため、このような本能的な行動で自身の精神の安定をはかります。
生後間もないうちからおしゃぶりを使用する事は、その後の精神の発達に大きく影響するとも言われています。
寝かし付けがスムーズにいくので、パパやママのストレスも軽減され、育児に余裕が生まれるというメリットもあります。
また、乳幼児の突然死リスクを軽減したり、赤ちゃんの鼻呼吸を促す効果もあると言われています。
おしゃぶりを嫌う赤ちゃんもいますが、赤ちゃんが気にいるおしゃぶりを色々試してみると良いかもしれません。
4.おしゃぶりのデメリット
おしゃぶりは赤ちゃんの精神安定剤となり、育児をする上でもママやパパのストレスを軽減してくれる物ですが、
やはりいくつかのデメリットもあります。
歯並びや噛み合わせが悪くなるといった事はよく耳にするデメリットですね。
その他にも、月齢が進むと赤ちゃんはおもちゃなど、手にした物を何でも口に運びます。
赤ちゃんが手を口に持っていく行為は、手と口の発育を促し脳に刺激を与えます。
赤ちゃんの発育には必要不可欠な行為です。
おしゃぶりをしているとこういった行為が出来なくなる可能性があると言われています。
また、寝かし付けの度におしゃぶりを使用していると、赤ちゃんはおしゃぶり無しでは寝られなくなってしまいます。
赤ちゃんが自然に眠る事が出来るよう、寝る直前のおしゃぶりの使用は避けた方が良いでしょう。
その他にも、おしゃぶりを使用しない場合、赤ちゃんが愚図ったり泣き止まない時は抱っこしてあやしてあげるものですが、
おしゃぶりを与える事でその時間が省かれてしまいます。
これは、親の負担が減るかもしれませんが、赤ちゃんとのコミュニケーションが減ってしまうという事でもあります。
こういった事を考えると、おしゃぶりは使用頻度や使い方を考える必要があります。
5.おしゃぶり卒業のタイミングは?
おしゃぶりを使用する時に一番気を付けないといけないのが「おしゃぶり依存症」です。
おしゃぶりが欠かせなくなると乳児期を過ぎても止められない場合があります。
おしゃぶりを使用するのは大体1歳くらいを目安にしましょう。
また、依存症以外にも歯並びや歯の噛み合わせが悪くなる可能性があるので、
赤ちゃんが自然におしゃぶりを放すタイミングを見計らって止めるようにしましょう。
最初はおしゃぶりを探し泣いてしまうかもしれませんが、それも一時の事です。
1歳頃になれば、離乳食も進んで活発に遊べるようになります。
おしゃぶりの代わりに、赤ちゃんの気を引く物を色々と与えてあげて、おしゃぶり卒業を目指しましょう。
いかがでしたか?おしゃぶり使用にはメリット・デメリットが色々とあります。
使用する時期や時間、使い方を間違えると依存症を招いてしまうので気を付けましょう。
おしゃぶりを使用する時間は1日3時間を目安にして、使用する回数も月齢と共に減らしていくようにしましょう。
また、おしゃぶりにも色々な種類が出ているので、赤ちゃんの口に合ったものを色々試してみる事をオススメします。